■ 研究プロジェクト ■

人・環境と物質をつなぐイノベーション創出ダイナミック・アライアンス
 本アライアンスでは、これまでの連携による成果を基礎としつつ、さらに進展・深化させてコバレント(濃密)な共同研究を展開することで、明確なターゲットを指向したイノベーション実現を目指す。このため、研究所横断型の共同研究を3つの領域、「エレクトロニクス(G1)」「環境エネルギー(G2)」「生命機能(G3)」でグループを組織して実効的な研究を実施する。さらに、戦略的で且つ異分野間の交流を動的かつ濃密に実施する卓越した融合研究を推進するために、グループ横断的な横串型共同研究を実施する。一方、次世代の我が国の科学・技術を担う創造性豊かな若手研究者や学生などの人材育成と才能伸長に向けた実践的研究・教育の観点から、新たな取り組みとして、若手研究者がリーダーとなり滞在型の濃密な共同研究を実施する環境を提供する「COREラボ」の設置や、院生の主体的な共同研究を支援する「次世代若手研究」プログラム、更には技術スタッフなどの研究支援組織のネットワーク活動推進などを実施する。これらの活動は5附置研究所からなる運営委員会に加え、推進の実務およびサポートを行うコア連携センターにより実施されると共に、5附置研がネットワーク型の共同利用・共同研究拠点として実施している「物質・デバイス領域共同研究拠点」事業と相補的に連動して推進することで、研究所や機関の壁を超えての幅広い分野の知識・人材および研究設備の共有(シェアリング)から一層深化させたコバレントな共同研究へと展開し、人と環境と物質とを繋ぐイノベーションの創出へと向かう。