平成24年度第4回 産研テクノサロン
「バイオサイエンスの応用展開」

日時: 2013年2月1日(金) 13:30~18:30
場所: 大阪大学 産業科学研究所 インキュベーション棟 1F講義室 LinkIconアクセス

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プログラム

13:30~13:35  開会挨拶

13:35~14:20 「感染症克服に向けた検査・薬効評価技術」

                      大阪大学 産業科学研究所 感染制御学研究分野 准教授 西野 邦彦

講演概要

抗菌薬で治療することのできない耐性菌が蔓延し、新しい抗菌薬開発が滞っている中で、既存薬の中から有効な薬を選択するための迅速な細菌検査が必要である。しかしながら、薬剤感受性検査は、迅速化の技術がなく遅れている。我々は、既存法で18時間を要する感受性測定を3時間に短縮可能な方法を考案した。微細加工技術により作成した専用のデバイスを用い、顕微鏡判定する本技術は、標準的な顕微鏡があれば、どこでも容易に導入でき、簡易迅速に感受性を検査することが可能である。細菌薬剤感受性を短時間で測定することは、より適切な抗菌薬を用いた感染症の早期治療につながる。本講演では、最新の抗菌薬感受性測定法について紹介する。

14:20~15:05 「タンパク質表面を標的とする阻害剤の創製」

                      大阪大学 産業科学研究所 医薬品化学研究分野 准教授 大神田 淳子 

講演概要

生体の多様な情報伝達系を司るたんぱく質間相互作用(PPIs)は近年新薬の標的として注目されているが、作用面が広く浅いためにdrug-likeな低分子による創薬が極めて難しい。本講演では、たんぱく質の表面に対して複数の相互作用部位を持つ中分子サイズの有機化合物を、低分子モジュールを種々の手法で組み上げて創製する我々のアプローチを紹介する。前半に、K-Rasたんぱく質変異細胞が悪性腫瘍化する一因であるK-Rasたんぱく質間相互作用を対象とした阻害剤設計について、後半に、天然物を基盤とするたんぱく質間相互作用検出プローブの合理設計について概説したい。

 15:05~15:20  休憩

15:20~16:05 「バイオイメージング光源の最新技術」

                      大阪大学 産業科学研究所 生体分子機能科学研究分野 教授 永井 健治

講演概要

我々の研究室では、遺伝子工学技術に基づく生体分子可視化技術を駆使して、細胞の刺激受容と応答に潜む“少数性問題”を明らかにすることを大きな研究テーマに掲げている。個々の分子のふるまいを生きた細胞内で可視化するのみならず、FRETなどを利用した斥候分子を放つことによって、シグナル伝達を可視化し、さらには操作する。このようなアプローチは、今後の生命科学研究の大きな流れとなるはずである。本講演では細胞内の生体分子動態を定性的・定量的に可視化するための蛍光プローブと多色の励起・蛍光波長の観察を可能にする大口径白色光源リアルタイム共焦点顕微鏡、光遺伝学的ツールとの併用を可能にする超高輝度発光プローブなどの紹介を通じて、バイオイメージング光源の最新技術と今後の展望について議論する。

16:05~16:50 「生体分子間相互作用解析による創薬研究開発支援」

                      プライムテック株式会社 ライフサイエンス事業部 研究支援部 瀬口 武史

講演概要

従来の表面プラズモン共鳴(SPR)法などとは異なる、光干渉を応用した新規バイオセンサー技術(BLI法)を用いた、新しい分子間相互作用解析システムを紹介する。本システムはガラスファイバー製のバイオセンサーと96・384 well plateを用いることで、分子間相互作用測定を簡単・高速・正確に行うことができる。従来のような流路系の煩わしさが無く、メンテナンス性にも優れている。本講演ではBLI法の原理からOctetによる測定の実際、医薬品開発への応用までなどを幅広く紹介する。

17:00~18:30  親睦交流会(会場:楠本会館)



【参加申込】  参加申込書にご記入の上、下記までご送付ください。 

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【連絡先・事務局】

大阪大学産業科学研究所 産学連携室
TEL:06-6879-8449  E-mail : air-office@sanken.osaka-u.ac.jp
URL: http://www.sanken.osaka-u.ac.jp/labs/air/techno_salon.html

平成24年度第3回 産研テクノサロン (終了)
「機能性材料による新たな価値の創造」

日時: 2012年11月2日(金) 13:30~18:30
場所: 大阪大学 産業科学研究所 インキュベーション棟 1F講義室  LinkIconアクセス

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プログラム

13:30~13:35  開会挨拶

13:35~14:35 「機能性酸化物の特性とその革新的デバイス応用」

                      大阪大学 産業科学研究所 ナノ機能材料デバイス研究分野 教授 田中 秀和

講演概要

 遷移金属酸化物は強い電子相関により電子スピンが強く結合している強相関電子系であり、高温強磁性、超巨大磁気抵抗、室温巨大金属ー絶縁体転移などを発現する物質群が存在し、微弱なエネルギーにより大きな変化を自ら生じる為、新奇省エネルギーエレクトロニクス応用が期待される。加えて大気中で極めて安定であるその化学的特性は優れた環境調和材料としても非常に有望である。 同物質系を中心とした機能性酸化物の3次元的ナノ構造化によるナノエレクトロニクス・スピントロニクスデバイス創製の取り組みを紹介する。

14:35~15:35 「ペーパー触媒の開発と環境・エネルギー分野への応用」

                      九州大学 農学研究院 生物資源化学分野 准教授 北岡 卓也 

講演概要

 紙は、樹木繊維の水懸濁液を脱水・圧搾・乾燥しただけの平凡な素材であり、2000年間も変わらぬ古典的技法でつくられている。ところが視点を変えると、紙は構造体触媒分野で注目のμmオーダーの貫通孔を持つ繊維ネットワーク積層体でもある。また、意外なことに市販の紙の多くは無機填料との複合材料で、繊維そのものが無機物質であっても容易に紙(ペーパー)形状に抄ける。この構造的・製造的特徴に着目し、無機触媒と無機繊維からなる多孔質でフレキシブルな「ペーパー触媒」を開発した。さらに、ペーパー独自の空隙構造を触媒反応場とすることで、新たな機能と価値創出の可能性を見出した。本講演では、ローテクの紙抄き技術でつくるハイテク機能材料「ペーパー触媒」の開発と応用について紹介する。

 15:35~15:45  休憩

15:45~16:45 「高機能樹脂によるマテリアル・システム・ソリューションへの展開」

                      日立化成工業株式会社
                      執行役 営業統括部長 兼 機能材料事業本部機能材料営業統括部 統括部長 渡辺 伊津夫

講演概要

 日立化成工業は、1912年(明治45年)に日立製作所において始まった油性ワニス研究を創業とし、1962年に同社から化学部門が独立して設立されました。創業以来、多様な技術を融合・深耕することによって、「接着」、「絶縁」、「導電」などの材料技術と、「配合」、「塗工」、「表面処理」などのプロセス技術や評価技術を強化し、当社の技術の源泉であるポリマテクノロジー技術に遡って優位性、差別化を発揮する新製品開発と、お客様の価値創造に貢献する当社のビジネスモデル「マテリアル・システム・ソリューション」に徹し、顧客にソリューションを提供する新製品開発を推進しています。
当該講演では、高機能樹脂材料によるマテリアル・システム・ソリューションへの展開例として、電子材料の研究開発事例とともに今後の展開についてご紹介します。


17:00~18:30  親睦交流会(会場:楠本会館)



【参加申込】  参加申込書にご記入の上、下記までご送付ください。 

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【連絡先・事務局】

大阪大学産業科学研究所 産学連携室
TEL:06-6879-8449  E-mail : air-office@sanken.osaka-u.ac.jp
URL: http://www.sanken.osaka-u.ac.jp/labs/air/techno_salon.html

平成24年度第2回 産研テクノサロン (終了)
「大学発知財の活用を探る」

日時: 2012年8月3日(金) 13:30~18:30
場所: 大阪大学 産業科学研究所 インキュベーション棟 1F講義室  LinkIconアクセス

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【プログラム/講演概要】

13:30~13:35 開会挨拶

13:35~14:10 特許活用の促進

               経済産業省 近畿経済産業局 特許室 室長 宮本 一也

14:10~15:50 知財紹介 (各15分)

■時区間データの多次元分析手法

多事象の複雑なデータを多次元分析し、有用な知識発見を支援するデータベースシステム

  •             大阪大学 産業科学研究所 助教 猪口明博

■マルチエージェントシステム

変化する環境においてマルチエージェントが短時間に準最適解を見出す方法

  •             大阪大学 産業科学研究所 准教授 栗原聡

■生物に学ぶ情報処理

生物の挙動を模擬し、ノイズに埋もれた信号を複雑な回路を用いずに抽出する手法

  •             大阪大学 産業科学研究所 助教 神吉輝夫

■内視鏡の新技術

疾患の見落とし防止を容易にする視認性のよい全方位画像を提供する内視鏡技術

  •             大阪大学 産業科学研究所 所長・教授 八木康史

■新原理太陽電池

pn接合を利用しない新原理に基づき、広帯域波長光に対応する太陽電池

  •             大阪大学 産業科学研究所 助教 江村修一

■インフルエンザウイルスゲノムの迅速・目視診断技術

インフルエンザウイルスゲノムを直接捕獲し10分以内に目視検出。薬剤耐性ウイルス検出と適切な治療薬の提供を目指して。

  •             大阪大学 産業科学研究所 助教 開發邦宏

16:00~17:00 個別相談会

 発表のあった個々の知財について、内容の確認や質問、活用についてなど個別にご相談いただく時間です。個別のブースと部屋を利用することができます。

17:15~18:30  産学交流意見交換・親睦交流会(会場:楠本会館)

【参加申込】  参加申込書にご記入の上、下記までご送付ください。 

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【連絡先・事務局】

大阪大学産業科学研究所 産学連携室
TEL:06-6879-8449  E-mail : air-office@sanken.osaka-u.ac.jp
URL: http://www.sanken.osaka-u.ac.jp/labs/air/techno_salon.html

平成24年度第1回 産研テクノサロン (終了)
「産業の新たな発展に向けて」

日時: 2012年5月17日(木) 13:30~18:30
場所: 大阪大学 産業科学研究所 インキュベーション棟 1F講義室  LinkIconアクセス

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【プログラム/講演概要】

13:30~13:35 開会挨拶

13:35~14:35 産業科学研究所の現状と目指す方向

               大阪大学産業科学研究所      所長 八木 康史

 産業科学研究所は、「情報」、「生体」、「材料」をキーワードとする理工学総合研究所です。産研の良さは、3領域の基盤研究に加え、異分野融合による新分野開拓にあります。現在、北大電子研、東北大多元研、 東工大資源研、阪大産研、九大先導研によるネットワーク型研究拠点の中核として、ナノサイエンス、ライフサイエンス分野に新しい風を起こす役割を担っています。本講演では、産研の現状と今後の方向性について述べる。 

14:35~15:35 電子産業の現状と展望

               経済産業省 情報電子標準化推進室 室長 藤原 達也

 我が国の電子情報産業の現状を俯瞰し、その課題を抽出するとともに、今後グローバルな市場の中で我が国の電子情報産業を発展させていくために何をしていくべきかを、経済産業省の行っている施策を中心に展望する。特に最近の研究開発の考え方、国際標準化活動等の事例、並びに新しい産業創出やイノベーションの発現のために期待される、大学や研究型独立行政法人の活動や各セクションの連携活動などの現状に留意する。

15:35~15:50 ( 休憩15分 )

15:50~16:50 生物顕微鏡を中心としたイメージングの現状と将来展望

             株式会社 ニコンインステック
             バイオサイエンス営業本部アプリケーション技術部
                         ゼネラルマネジャー 及川 義朗

 イメージング技術は幅広い分野で活用され日々技術進歩している。本講演ではまず光学をベースにしたイメージング機器という観点で弊社の製品群を紹介することにより光学イメージング機器の全体の現状を俯瞰する。次に生物顕微鏡に焦点を絞り生物顕微鏡の歴史を簡単に振り返った上で、近年盛んに行なわれているGFPを中心とした蛍光タンパク質を用いたイメージング手法の紹介、また近年注目度の増している動物を生きたまま観察する二光子励起顕微鏡や、光学解像限界を超えた超解像顕微鏡などを紹介し、今後の光学イメージング機器の方向性を議論したい。

17:10~18:30  産学交流意見交換・親睦交流会(会場:楠本会館)

【参加申込】  参加申込書にご記入の上、下記までご送付ください。 

【連絡先・事務局】

大阪大学産業科学研究所 産学連携室
TEL:06-6879-8449  E-mail : air-office@sanken.osaka-u.ac.jp
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