大阪大学 産業科学研究所

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研究成果

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「透明な紙」がさらに進化

 産業科学研究所 能木雅也准教授らは、幅15nmのセルロースナノファイバーを使って「透明な紙」を製造する技術を改良し、透明性などの特性を大幅に向上しました。 これまでの紙は、マイクロサイズの太いセルロース繊維を使っているため、繊維同士の隙間で光の乱反射が生じて「白く」見えました。一方、幅15nmという非常に微細な繊維を使って繊維同士の隙間を小さくすると、乱反射がなくなって紙は透明になります。この原理は、能木雅也准教授らが2009年Advanced Materialsに発表していましたが、成膜後に表面平滑化など煩雑なプロセスが必要であり、実用化に大きなハードルがありました。 今回の成果では、成膜プロセスの改良を行って、成膜しただけで透明な紙が簡単にできるようになりました(図1)。製造プロセスを大幅に簡略化したにも関わらず、透明性は10倍以上向上しました(ヘイズ値3%以下)。さらに、もう一つの特徴である低熱膨張性も向上し、5ppm/Kとガラス並みの値を示します。 この研究結果は、折り畳み可能な電子ペーパーや太陽電池など次世代電子デバイスにおいて重要な材料となります。さらに、本材料は樹木というカーボンニュートラルな材料だけを使用しているため、低環境負荷な社会の実現への貢献が期待されます。 本研究成果は、Printable Electronics 2012(2012年2月15-17日、東京ビックサイト)発表しました。また、産経新聞(2月7日 朝刊1面)、よみうりテレビ(2月10日 かんさい情報ネットten!)、CBCラジオ(多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N)にて紹介されました。

図1
図1 幅15nmのセルロースナノファイバーを用いた透明な紙

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竹谷純一教授がNanotech 2012 Award (プロジェクト部門)を受賞

 竹谷純一教授(先進電子デバイス研究分野)が研究代表者のNEDO のプロジェクト「革新的な高性能有機トランジスタを用いた薄型ディスプレイ用マトリックスの開発」に対して、Nanotech 2012 Award( プロジェクト部門)を受賞しました。
 同賞は、nano tech2012(国際総ナノテクノロジー総合展・技術会議)出展者を対象に斬新かつ先駆的な技術を分野ごとで顕彰し、優秀出展者を表彰するものです。 表彰式はnano tech2012 開催期間中の平成24 年2月17日に東京ビックサイトで行われました。

図1
図1

図2
図2

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 産業科学研究所 能木雅也准教授らは、幅15nmのセルロースナノファイバーを使って「透明な紙」を製造する技術を改良し、透明性などの特性を大幅に向上しました。 これまでの紙は、マイクロサイズの太いセルロース繊維を使っているため、繊維同士の隙間で光の乱反射が生じて「白く」見えました。一方、幅15nmという非常に微細な繊維を使って繊維同士の隙間を小さくすると、乱反射がなくなって紙は透明になります。この原理は、能木雅也准教授らが2009年Advanced Materialsに発表していましたが、成膜後に表面平滑化など煩雑なプロセスが必要であり、実用化に大きなハードルがありました。 今回の成果では、成膜プロセスの改良を行って、成膜しただけで透明な紙が簡単にできるようになりました(図1)。製造プロセスを大幅に簡略化したにも関わらず、透明性は10倍以上向上しました(ヘイズ値3%以下)。さらに、もう一つの特徴である低熱膨張性も向上し、5ppm/Kとガラス並みの値を示します。 この研究結果は、折り畳み可能な電子ペーパーや太陽電池など次世代電子デバイスにおいて重要な材料となります。さらに、本材料は樹木というカーボンニュートラルな材料だけを使用しているため、低環境負荷な社会の実現への貢献が期待されます。 本研究成果は、Printable Electronics 2012(2012年2月15-17日、東京ビックサイト)発表しました。また、産経新聞(2月7日 朝刊1面)、よみうりテレビ(2月10日 かんさい情報ネットten!)、CBCラジオ(多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N)にて紹介されました。

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図1 幅15nmのセルロースナノファイバーを用いた透明な紙

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竹谷純一教授がNanotech 2012 Award (プロジェクト部門)を受賞

 竹谷純一教授(先進電子デバイス研究分野)が研究代表者のNEDO のプロジェクト「革新的な高性能有機トランジスタを用いた薄型ディスプレイ用マトリックスの開発」に対して、Nanotech 2012 Award( プロジェクト部門)を受賞しました。
 同賞は、nano tech2012(国際総ナノテクノロジー総合展・技術会議)出展者を対象に斬新かつ先駆的な技術を分野ごとで顕彰し、優秀出展者を表彰するものです。 表彰式はnano tech2012 開催期間中の平成24 年2月17日に東京ビックサイトで行われました。

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