大阪大学 産業科学研究所

ISIR OSAKA UNIVERSITY

第2研究部門(材料・ビーム科学系)

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 本研究部門は、材料科学系・ビーム科学系の融合部門である。
 材料科学系は、「自然材料機能化」、「半導体材料・プロセス」「先端ハード材料」「エネルギー・環境材料」の4研究分野から構成される。今後の急速な科学技術の発展を支えるためには、新規な高次機能を持つ材料の創成が不可欠であり、その展開は、諸機能発現機構に関する深く豊かな知見と材料構造制御技術・創製手法の革新的高度化によって達成される。そのために、既存の金属・無機・有機・液体材料研究の枠を超えた高次プロセッシングに基づく材料設計・開発・応用を共通の指針として、新規な構造・機能をもつ情報材料、エネルギー材料、医療材料などを創製し、その構造解析・物性解明と広範な社会的要請にこたえる応用を目指す研究を展開する。
 ビーム科学系は、「励起物性科学」、「量子ビーム物理」、「量子ビーム物質科学」の3研究分野から構成される。20世紀の科学技術を支えてきたビーム科学を更に発展させる為に、新しい高輝度・高品質の量子ビームの発生・制御・計測に関する研究と、量子ビーム誘起現象の正確な理解に基づいた先端ビーム応用研究を推進する。
本研究部門は、産業科学ナノテクノロジーセンター、量子ビーム科学研究施設、産業科学AIセンターと密接な協力関係を持ちながら研究を行う。また、分野・部門間の共同研究のみならず、物質・デバイス領域共同研究拠点の関西地区ハブとして、国公立・私立大学、国公立研究機関、民間企業との連携を強化し、さらには国際的な共同研究にも積極的に取り組む。