大阪大学 産業科学研究所

ISIR OSAKA UNIVERSITY

技術室

技術室

概要

技術室は、国立学校設置法施行規則「文部大臣が指定する附置研究所に、当該附置研究所の技術に関する専門的業務を処理させるため、技術室を置く」に基づいた「技術室を置く国立大学の大学附置の研究所を指定する訓令」(昭和52年4月18日)により、昭和57年4月に全国の大学附置研究所に於いて初めて設置された研究支緩のための行政組織である。また、平成10年4月には省令による「技術専門職員」制度が導入され、さらに高度な技術者組織となった。平成16年の国立大学法人大阪大学への移行においても組織・技術室として継承された。 技術室は工作班と計測班から成り、工作班には機械回路工作係とガラス工作係、計測班には計測・情報システム係と分析・データ処理係がある。機械回路工作係では研究用実験装置、器具類の試作、加工、修理などを主業務とし、ガラス工作係では研究用ガラス機器について上と同様の業務を担当している。計測・情報システム係では研究用装置などの運転、計測及び情報ネットワーク支援が主業務であり、分析・データ処理係では物質の分析や分析データの処理などが主業務である。技術専門職員は、各班所属のもとに各人の専門分野における専門的な技術業務を行っている。現在、技術室所属の技術職員は、産業科学ナノテクノロジーセンター(ナノ加工室)、総合解析センター、量子ビーム科学研究施設、試作工場、情報ネットワーク室、広報室にそれぞれ派遣され業務を行っている。また、定年をむかえられた方々は技術補佐員として技術支援継承等の業務を行っている。 以上のように、研究用装置や機器類の試作、運転、計測、ネットワーク保守・管理、ホームページ管理、及び研究用材料の各種分析とそのデータ処理などが技術室所属の技術職員によって流動的に極めて効率よく遂行されており、本研究所における独創的な研究を力強く支援している。また、これら技術職員は、相互に技術研修を行うほか、教員や大学院生等に対して、それぞれ専門とする技術的指導を行い、成果を上げている。さらに、各種安全衛生関連の免許を取得し、研究所内各所における安全衛生活動も積極に行っている。 なお、技術・知識の向上及び研鑽の一環として、技術室報告会を開催し、技術室報告誌を毎年1回発行している。さらに、学内外の技術研究会、研修等にも積極的に参加することに加え、全国規模の技術研究会の企画、主催等も行っている。また、この様な技術室報告会、技術研究会、研修などに関しての最新の情報を広く全国の組織に伝達するために現在、技術室のホームページの体制を整えつつある。
https://www.sanken.osaka-u.ac.jp/labs/tew/

メンバー

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