大阪大学 産業科学研究所

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2021.02.04
創発的研究支援事業:RNA標的のケモインフォマティクス(村田 亜沙子 准教授)

研究テーマ:RNA標的のケモインフォマティクス

研究の概要

RNAの機能不全が種々の疾患に関わることが解明されたことから、RNAは次世代の創薬標的として注目されています。しかし、RNAを標的とした低分子創薬は殆ど進んでいません。その理由として、RNAに結合する低分子化合物とその分子設計指針の少なさが挙げられます。本研究は、「低分子化合物−RNAペア(低分子化合物とそれが結合するRNA)」の網羅的探索法を開発し、「低分子化合物−RNAペア」のビッグデータAI解析により、RNA標的薬の設計指針を獲得します。

図1

図1:本研究提案の構想

研究に対する思い

本創発研究では、生命科学の実験技術とデータ科学的アプローチを組みわせることで、「低分子化合物-RNA」相互作用を予測するモデルを構築します。このモデルにより、RNA標的低分子創薬研究を加速させます。AI導入型RNA標的創薬研究を実現し、新たな研究領域を開拓します。

コンタクト

大阪大学 産業科学研究所
第3研究部門・精密制御化学研究分野
准教授・村田 亜沙子(Asako Murata, Associate Professor, PhD.)

https://www.sanken.osaka-u.ac.jp/labs/rbc/