大阪大学 産業科学研究所
「セルロースナノファイバー」で広がる新しい可能性と題し、能木研(https://www.sanken.osaka-u.ac.jp/organization/sec/sec_01/)の春日助教より木材の可能性についての講義を行いました。
座学だけではなく実際に曲木や圧密木材の実験を体験していただき、セルロースナノファイバーの今後の可能性に触れた学生がとても関心を寄せていた姿が印象的でした。
講義風景(関西大倉高校と春日助教)
ラボステイ形式で奈良女子大学附属中等教育学校と西大和学園の高校生が合同で鈴木研(https://www.sanken.osaka-u.ac.jp/organization/thi/thi_04/)の実習に参加しました。
事前に用意した化合物を、画像や3次元構造からどのような化合物かを調べ、くすりのタネとなる高活性な化合物を探し出したり、
100化合物程度の学習用データを用意し、AIでも実施する(ヒト vs AI)といった実習を行いました。
初めての合同でのラボステイでしたが、最初はぎこちなかった会話も最終日には打ち解けた感じに見えました。お互いに良い刺激になったのではないかと思います。
実は、この実習は、まだ終わっていません。11月13日~15日に名古屋大学で開催される第40回メディシナルケミストリーシンポジウム(https://www.mcs2023.jp/)で、本ラボステイでの研究結果を高校生自身がポスター発表します。名古屋での再会と高校生にとって初めての学会発表を楽しみにしています。
講義風景(奈良女子大学附属中等教育学校と西大和学園)
STEAM教育の場として、大学や企業における世界最先端の科学技術や文化に直接触れ、科学や芸術の深遠さとこれからの可能性を実感し、将来の科学者や技術者としての態度を育む目的で来訪、関野研(https://www.sanken.osaka-u.ac.jp/organization/sec/sec_03/)をはじめ、所内にある総合解析センター(https://www.sanken.osaka-u.ac.jp/organization/cac/)を見学されました。
質疑応答では関野研の博士課程の学生も加わり、高校生から「研究で一番気をつけていることは何か」「いつから科学に興味をもったか」などたくさんの質問が飛び交い、非常に和やかな時間となりました。
CHO助教と熊本県立第二高等学校