概要

レーザー航跡場加速では高強度のレーザーパルスとプラズマの相互作用で生成される超高強度電場で粒子を加速するため、レーザーの集光点にレーザー航跡場の励起に最適な状態でガスを局在化させることが非常に重要な課題です。通常はラバルノズルと呼ばれる特殊な形状の超音速ノズルと高速パルスバルブを用いてガスジェットをレーザー集光点付近にパルスで噴射します。よく定義されたレーザー航跡場加速実験のためには、パルスガスジェットの密度、分布形状、それらの時間変化の挙動を詳細に計測し、ノズル形状、印加圧力、噴射タイミングを最適化する必要があります。このため、レーザーバックライト法、レーザー干渉計、シュリーレン撮影法などの光学計測の手法を用いてパルスガスジェットを評価します。真空容器内に設置されたパルスガスジェット装置を制御するガス圧コントローラー、パルスガスバルブ駆動装置、光学計測のための、レーザー光源、精密光学ステージ類、高速ゲートカメラから構成されるパルスガスジェット標的計測/評価システムを構築しました。これがガスジェットラボです。ガスジェットラボは、日々、改良が加えられ、進化し続けています

ウェーブフリー超音速ガスジェットのイメージ(レーザーバックライト法)

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