カーボンナノチューブを用いた高感度バイオセンサー

高速で簡便な生体物質の高感度検出を目指して、単層カーボンナノチューブを用いた以下のような2種類のバイオセンサーの開発を行っています。

1. ポテンショメトリック・バイオセンサー
直径が1〜2 nmの単層カーボンナノチューブをチャネルとして利用した電界効果トランジスタを作製し、生体分子の吸着による電荷の変化を検出する方法です。例として、DNAの検出を行った模式図を示します。

2. アンペロメトリック・バイオセンサー
単層カーボンナノチューブを作用電極として利用し、生体物質が酸化、還元される際に行われる電子のやり取りを電流の変化として検出する方法です。その概念図を以下に示します。