大阪大学 産業科学研究所

ISIR OSAKA UNIVERSITY

人・環境と物質をつなぐイノベーション創出ダイナミック・アライアンス

研究内容

産産業科学研究所(産研)と東北大学多元物質科学研究所(東北大多元研)との間で平成17年度に設置した「新産業創造物質基盤技術研究センター」および翌平成18年度の2研究所間アライアンスプロジェクトに端を発し、平成19年度からは4研究所間で、さらに平成22年度からは5研究所間アライアンスプロジェクトを実施した。これら長年に渡る物質・デバイス研究分野における研究所間連携アライアンスプロジェクトの実績を基盤として、ナノおよび物質・デバイスに関する共同研究をさらに深化させるとともに、異分野間の交流を動的かつ濃密に実施する融合共同研究を飛躍的に展開させる共同研究・実践教育の枠組みを構築し、イノベーションを創出することを指向した新たな取り組みを行う「人・環境と物質をつなぐイノベーション創出ダイナミック・アライアンス」プロジェクトを平成28 年度より開始した。 産研および東北大多元研のほか、北海道大学電子科学研究所(電子研)、科学技術創成研究院化学生命科学研究所(研究院化生研)および九州大学先導物質化学研究所(先導研)の5研究所がネットワークを組むことで、研究所横断型の共同研究を、推進している。

「エレクトロニクス 物質・デバイス」(G1)、「環境エネルギー 物質・デバイス・プロセス」(G2)、および「生命機能 物質・デバイス・システム」(G3)の3グループに形成の上、研究課題を設定し、戦略的で卓越した融合研究を推進することで、人と環境と物質とを繋ぐイノベーション創出を志向したプロジェクトを展開している。

また、本ダイナミック・アライアンスでは、若手人材育成を効果的に推進するために、若手研究者をリーダーとして滞在型の濃密な共同研究を推進するCOREラボの設置や、若手研究交流会、院生等を対象とした次世代若手プログラムの推進、更には技術支援シンポジウムなど研究支援組織のネットワーク活動推進と積極的なプロジェクト等へ関与したのプログラムを積極的に実施している。

"コバレント(濃密な)"および"ダイナミック"を基軸とし、人材・機器・場所のシェアリングを通じた戦略的融合研究実践する上で、本ダイナミック・アライアンスは、「物質・デバイス領域共同研究拠点」と相補的かつ密接なプログラム連携を取りながら展開している。


産研における各研究グループのメンバーは次の通りである。

(G1)「エレクトロニクス 物質・デバイス」研究グループ(12名)
千葉 大地 教授(副リーダー)、家 裕 教授、大岩 顕 教授、古澤 孝弘 教授、櫻井 保志 教授、末永 和知 教授、関谷 毅教授、田中 秀和 教授、吉田 陽一 教授、能木 雅也 教授、鷲尾 隆 教授、白井 光雲 准教授

(G2)「環境エネルギー 物質・デバイス・プロセス」研究グループ(9 名)
田中 慎一郎 准教授(副リーダー)、垣花 眞人 教授、関野 徹 教授、藤塚 守 教授、細貝 知直 教授、山田 裕貴 教授、服部 梓 准教授、誉田 義英 准教授、松本 健俊 准教授

(G3)「生命機能 物質・デバイス・システム」研究グループ(12 名)
西野 邦彦 教授(副リーダー)、黒田 俊一 教授、駒谷 和範 教授、笹井 宏明 教授、鈴木 孝禎 教授、谷口 正輝 教授、永井 健治 教授、沼尾 正行 教授、槇原 靖 教授、八木 康史 教授、鈴木 健之 准教授、堂野 主税 准教授

図・グラフ

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