装置紹介 - MS -

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MALDI-TOF型質量分析装置 MALDI-MS

BRUKER社製のultraflex Ⅲはレーザーとして、smartbeamを用いることにより、感度と分解能が大幅に向上しています。このレーザーは焦点サイズを10μm~80μmの範囲に絞ってコンピューター制御できます。極小のレーザー焦点を試料に当てると、MALDIイメージング実験装置で非常に高いピクセル解像度で組織サンプル領域をスキャンでき、非常に高い感度と分解能が実現されます。広範な質量範囲と高分解能を実現するために開発されたPAN(panoramic) テクノロジーにより、1-500,000の質量範囲と25,000の分解能を示します。

イオントラップ型質量分析装置 FT-MS

リニアイオントラップを搭載している高速・高感度のLTQ XLとOrbitrap を組み合わせた、ハイブリッド電場型フーリエ変換型質量分析計(FT-MS)です。高分解能(100,000)、精度(3ppm)の性能を示し、低分子構造解析はもとより、多段階MS/MSによる複雑なタンパク質の同定が可能です。スキャンスピードの高速化、サイクルタイムの短時間化により、1サンプルあたりの測定時間が数分~5分と非常に短く、イオン化法についてもESI法・APCI法・APPI法が選択でき最高水準で幅広い試料測定が可能です。

クライオスプレーイオン化質量分析装置 CSI-MS

BRUKER社製のmicroTOFⅡ(質量精度:1-2ppm, 質量分解能:16,500,測定可能質量範囲:50-20,000 m/z)に極低温イオン源(CryoSpray)を取り付けることにより、CryoSpray-ESI-TOF-MS測定を行えます。冷却されたイオン化条件下での測定が可能となりました。室温において構造が不安定な化合物、有機金属錯体、超分子複合体や反応中間体などの測定に最適です。

DART質量分析装置 DART-MS

JEOL社製の高分解能飛行時間型質量分析装置に専用のDARTイオン源(Direct Analysisin Real Time)を装着した質量分析装置です。DARTは、試料を大気圧下、接地電位のもとで非接触で迅速に分析可能な新しいイオン源です。AccuTOFとDARTを組み合わせることで精密質量測定に基づく正確な元素組成推定が可能です。気体、液体、固体のすべてに対して応用可能です。特に物質表面にある化学物質に対して、拭き取りや溶媒抽出などの前処理無しで分析することが可能で瞬時に測定を行うことができ、スクリーニングやハイスループット分析に有効です。

FAB質量分析装置FAB-MS(700)

虚像形立体二重収束イオン光学系を持った質量分析装置です。セットアップからイオン源のチューニング、分解能の調整、データ測定、データ処理までを容易にオペレーションすることが可能です。難揮発性試料の高分解能質量測定するFABイオン化法専用装置として使用されています。

FAB質量分析装置FAB-MS(600)

虚像形立体二重収束イオン光学系を持った質量分析装置です。セットアップからイオン源のチューニング、分解能の調整、データ測定、データ処理までを容易にオペレーションすることが可能です。難揮発性試料の高分解能質量測定するFABイオン化法専用装置として使用されています。

ガスクロマトグラフ型質量分析装置 GC-MS

Thermo社製のITQシリーズのITQ1100のGCMS装置(質量測定範囲:10-1100 m/z)で、MSn測定( n=5まで)が可能です。PQD(Pulsed Q Dissociation)が搭載されているため、MSnにおいて従来では得られなかった低質量領域における不検出の問題点が解消されています。また、Full ScanとMS/MSの同時測定が可能です。1回の測定でより多くのスペクトル情報を得ることが可能となりました。