平成21年に産業科学研究所附属材料解析センターと産業科学ナノテクノロジセンター電子顕微鏡室が統合され、「総合解析センター」としてスタートいたしました。総合解析センターは大阪大学産業科学研究所における基礎から応用に至る幅広い「材料研究」の一端を担い、有機、高分子、無機、金属にまたがる各種材料の組成分析や構造解析などを総合的に行うための共通施設として、組成分析系、分光分析系、電子顕微鏡系、状態分析系の4系に別れ専任の教職員により装置類が管理・運用されています。
主な装置類はこのホームページに紹介した通りであり、ここで組成分析、状態分析、構造解析などが能率よく行えるように整備されています。これらの装置を駆使して、本研究所各研究室が合成する材料、物質などの各種分析、解析を行い、これらの有機的結合による総合解析研究を当センターの研究課題としています。各研究室における材料研究の促進を、依頼分析や解析助言などを通じて側面から支援するほか、有機化学、物理有機化学、分析化学などの各分野に研究成果をあげています。