装置紹介 - Other -

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フーリエ変換赤外分光光度計 FT-IR

干渉波をコンピュータでフーリエ変換する方式の赤外分光装置で、小型ながら高感度で、安定性、操作性においても使いやすく、ルーチン分析に適した装置です。ATR(全反射)測定装置も付属しておりフィルム状、粉末状試料も測定可能です。中赤外、近赤外、遠赤外に対応しており有機、無機を問わず、広範囲な試料の赤外線吸収スペクトルが得られます。ラピッドスキャン測定やイメージング測定にも拡張でき研究、材料開発用として活用いただけます。

反応解析赤外分光光度計 React IR

最短5秒ごとの連続測定を行うことにより、溶液の中で起こるさまざまな変化を赤外スペクトルとして連続的にモニターすることができます。化学反応中にのみ存在する反応中間体の同定や原料の消失速度、生成物の生成速度をピーク強度の変化から観察することができるため、化学反応機構の解析に役立ちます。

紫外可視近赤外分光光度計 UV

最新の紫外可視近赤外分光高度計が導入され赤外の測定範囲が3200nmまで拡大しました。付属ユニットも従来の積分球、フィルムホルダ、溶液ホルダに加えてペルチェ式ホルダを搭載し、温度可変測定も可能になりました。また積分球の問題点の一つであった微小試料の測定にも新しく導入したアタッチメントを使用することで対応しており、試料の大きさを選ばなくなりました。また融解温度測定、膜厚計算、色彩計算、酵素活性値計算などの測定方法が標準で追加されて幅広い測定に対応しています。

円二色性分散計 J-1500

円二色性分散計(Circular Dichroism spectrometer)はタンパク・核酸などのバイオ分野に適した紫外・可視領域だけではなく、測定波長範囲が真空紫外から近赤外(163nm~950nm)まで対応しています。また最新のクワッドデジタルロックインアンプを採用し、CD/LDなどの同時測定が可能です。

旋光計 P-2300

Naランプと水銀ランプが同時搭載され、偏光子にはグランテイラ-プリズムを使用しています。589、578、546、436、365nmの波長を選択することができます。また各種セルを取り揃えており試料100μlから測定が行えるようになっています。その他空冷ペルチェによる温度制御により高精度な測定が行えます。

高周波誘導結合プラズマ発光分光分析装置 ICP

シーケンシャル分光器を2台搭載し高分解能・高速を両立した最高級ICP発光分光分析装置です。試料にプラズマのエネルギーを与え含まれている成分元素を励起します。その励起された原子が低いエネルギー準位に戻るとき放出される発光線を測定する装置です。溶液中にppbレベルで含まれる極微量元素から組成分析のような高濃度分析まで、高い精度で幅広い分析が可能です。又、多元素を迅速に同時定量分析することが出来ます。

熱分析装置 TG-DTA,DSC8270

熱分析は物質のキャラクタリゼーションに多方面で応用でき、比較的少ないサンプルで、簡単に精度の良い分析情報が得られるのがその理由です。材料研究、高分子、石油製品、生体物質の研究には不可欠な装置です。総合解析センターでは固体材料の評価を行う上でEPMA、PXD等が設置されておりますがさらに熱分析評価を加えることによりさらに充実した材料評価が行えます。今回設置された熱分析装置は株式会社リガク製示差熱天秤Thermo plus EVO II/TG-DTAシリーズ「差動型示差熱天秤TG8120、高温型赤外線加熱TG-DTA」で室温から1500℃まで最高毎分1000℃の昇温速度を有しております。また同時に、同シリーズの高温型示差走査熱量計DSC8270も導入されました。TG-DTA,DSCの同時測定も可能です。

ナノスケールハイブリッド顕微鏡

総合解析センター利用者連絡会で要望の多かったAFMが第二研究棟S-107号室に導入されました。産業科学研究所中谷和彦教授のご厚意により、共同利用促進のために中谷研から解析センターへ移管されました。本装置はデジタルマイクロスコープとAFMが融合した新方式顕微鏡のため、光学顕微鏡像からマウス操作でナノ領域の観察が可能です。AFM観察の位置決めが光学顕微鏡の下でできるので、ナノオーダの場所の特定ができます。また得られたAFMデータから、表面粗さや断面形状の観察が可能です。 “eガイダンス”機能により、初めてでもすぐに観察・解析が可能です。