プレゼンテーション情報

【総説】飯嶋先生の「センシング分子の精密整列化技術」が月刊ケミカルエンジニヤリング11月号(Vol. 62 N0.11)<特集>次世代センシング技術の展望に掲載されます。 (更新 2017.10.11)
飯嶋益巳、黒田俊一
「センシング分子の精密整列化技術」
ケミカルエンジニアリング,特集=センシング技術の話題,Vol. 62, No. 11, 2017,2017年11月号,1-7ページ(785-791ページ)


バイオセンシング技術の感度,特異性,ダイナミックレンジ等を向上させるためには,センシング分子(例,抗体,受容体,レクチン,酵素,DNAアプタマー等)と標的物が効率良く結合できるように,プローブ上のセンシング分子をクラスター化しつつ,その配向性をナノレベルで制御して精密整列化できる「足場」技術の開発が重要な鍵となる1).本稿では,抗原検出のためのイムノグロブリン(immunoglobulin(Ig))G固定化技術を例にとり,従来法と比較しながらセンシング分子のクラスター化と整列化によるバイオセンシング技術の高感度化について概説する.特に,筆者らが開発した上記条件を全て満たすユニークな足場分子「バイオナノカプセル」を用いたセンシング分子の精密整列化技術,及び本技術を用いた各種バイオセンシング技術の高感度化について紹介する.