研究紹介
独自のナノ細線作製技術とナノギャップ電極によりFe3O4の10 nm領域での相転移を初観察。ナノ空間の抽出により、欠陥密度が低く、マグネタイト本来の優れた転移特性が現れることを実証。
試料をナノメートルサイズまで縮小すると、マクロサイズでは埋没していた性質が顕在化し、ナノメートル領域での特異構造に起因する特性が現れます。3 次元ナノ構造科学研究分野では、3次元ナノ構造創製技術、精密ナノ加工技術といった独自技術を駆使して人工制御した半導体や金属酸化物などの機能性材料のナノ立体超構造体を作製し、ナノスケールの物性の解明、機能の任意制御や増大化を目指しています。また、マクロサイズに比べて圧倒的に優れた機能の抽出と操作を実現するための、精密加工技術、形状・次元性・サイズを精密に制御したナノ立体構造体の作製技術開発を行っています。
機能性材料の3次元ナノ超構造体造形
極限3次元ナノ構造での機能向上
3Dナノ空間での低電力創発材料・デバイス開発