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研究・施設

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第1研究部門(情報・量子科学系)

 ネットワーク化した社会では、高度な情報処理技術が不可欠です。第1研究部門では情報科学と量子科学の両分野から成り、知能情報処理原理やアルゴリズムなどソフト面から、高度情報処理や新しいセンシングデバイスなどハード面まで幅広く研究しています。これらの研究は相互に連携し、世界的な成果を目指しています。また、学内外や国内外の大学や企業と積極的に共同研究を行っています。大学院では、幅広い専攻から学生を受け入れ、高度な知識と広い視野を持つ研究者の育成に取り組んでいます。

第2研究部門(材料・ビーム科学系)

 第2研究部門は、材料科学とビーム科学を融合させた領域です。急速な科学技術の進展を支えるために、新たな高次機能を持つ材料の創製が不可欠です。これは、深い知識と革新的な材料制御技術によって実現されます。我々は、高次プロセッシングに基づく材料設計・開発・応用を指針に、情報材料やエネルギー材料などの新機能材料を創造し、社会的要請に応える研究を展開しています。

 また、20世紀に科学技術を支えてきたビーム科学を発展させるため、新しい高輝度・高品質の量子ビームの発生・制御・計測に関する研究や、量子ビーム誘起現象の理解に基づく先端ビーム応用研究を進めています。さらに、環境と調和した社会の実現に向け、自然材料や半導体材料、電子デバイス実装、セラミックスなどの領域と連携し、新機能材料の創出に取り組んでいます。

第3研究部門(生体・分子科学系)

 第3研究部門は、生体科学と分子科学の二つの分野から成り、7つの研究分野で構成されています。生体科学では、生体内薬物送達システムの開発や多剤耐性機構の解明と新規治療薬開発、蛍光および化学発光タンパク質を用いたバイオセンサー開発などの研究を行ってきました。分子科学では、有機合成化学から生体機能の分子化学的解明まで、多岐にわたる研究を展開しています。

 また、各研究分野を深化させると同時に、生体科学と分子科学の融合研究を推進しています。理学研究科、工学研究科、薬学研究科、生命機能研究科からの大学院生を受け入れ、広い視野を持つ研究者の育成にも力を注いでいます。

産業科学ナノテクノロジーセンター

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 産業科学ナノテクノロジーセンターは原子・分子を積み上げ材料を創成するボトム アップナノテクノロジー、材料を極限まで削りナノデバイスを作製するトップダウン ナノテクノロジ-、さらにそれらの融合による産業応用を目指し総合的にナノサイエンス・ナノテクノロジーを推進することを目的として、2002年に設立された研究センターです。

 2021 年度より、ナノテクノロジープラットフォームで培った設備共用を継続すると共に、創出されるマテリアルデータを収集・蓄積し利活用を目指すマテリアル先端リサーチインフラ事業を開始しています。学内・国内・国外の多彩なネットワークを構築して、ナノテクノロジー研究の拠点となることを目標としています。

産業科学AIセンター

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産業科学 AI センターは、産研の各研究領域に特化した AI 研究者の育成と AI 導入プロトコルの開発を行う「現場主導 (ボトムアップ)型 AI 導入」の実践を目的として、2019 年 4 月に設置されました。本センターは、産研の 3 大研究部 門&ナノテクセンターにそれぞれ対応した AI 導入研究分野を設置して、各研究分野に所属する若手研究者に AI 教育を施 し、既存の AI 研究機関と連携して、研究現場主導で AI 導入プロトコルの開発を目指しています。

特別プロジェクト研究部門

 特別プロジェクト研究部門は、所内の優秀な若手研究者の能力と創造性を引き出すため、若手教員からの研究課題を公募し、採択された者には任期付きの教授または准教授として独自の研究領域を率い、研究を推進します。組織力と個性、創造性を融合し、卓越した研究者の育成と研究所全体の推進力向上を図っています。

共同研究部門・協働研究所

物質・デバイス領域共同研究拠点

附属研究施設・センター

 産研には、最先端の研究を支援する環境を提供する附属施設やセンターがあり、全学共同利用施設となっています。また、産業界との緊密な連携を通じて、実践的な教育と革新的な研究を推進し、かつ世界中の優れた研究者との協力を通じて、国際的な課題に取り組みも行っているセンターを設置しています。

共通施設等

 産研の共通施設は、多様な研究活動を支援し、研究者たちが最高水準の設備やリソースを活用できる場を提供しています。専門的なサポート体制も整っており、研究者たちが実験や解析に集中できるようにバックアップを提供しています。一部の施設は学外にも開放しています。