第95回(2019年度第4回)産研テクノサロン

「健康社会への挑戦」 

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日時: 2020年2月14日(金) 13:00~18:30  
会場: 大阪大学 産業科学研究所 管理棟 講堂            

       【住所】 〒567-0047 茨木市美穂ヶ丘8-1 (吹田キャンパス内)

参加申込:

  参加希望の方は以下のボタンをクリックし、登録を行ってください。

【プログラム】 

13:30-13:40   開会挨拶
                           大阪大学 産業科学研究所 所長 菅沼克昭

<講演> 13:40-17:20
             ファシリテーター: 塩野義製薬株式会社 シニアフェロー 坂田恒昭

13:40-14:25  柔軟な生体センサシートの研究開発と社会実装
                           大阪大学 産業科学研究所 教授 関谷毅

本講演では、薄く、柔らかく、伸縮自在なシート状の生体電位センサシステムの研究開発とその社会実装についてご紹介いたします。我々の研究室では、機能性有機材料を高度に集積化する技術を活用し、フレキシブル、ストレッチャブル、プリンタブルエレクトロニクスを実現してきました。この応用として、脳波計、心電計、胎児心電計、埋め込み式医療器を構築し、多くの医師や医療機関と連携し、社会実装を進めています。この一端をご紹介いたします。

14:25-15:10  腸内細菌と健康
                          大阪大学 産業科学研究所 教授 西野邦彦

私達人間は、肉眼で見ることができない数多くの微生物と密接に関わりあいながら生活をしています。常に、ヒトの体表面や体内には数多くの常在細菌がいて、これら細菌がヒトの健康に深く関わっていることが分かってきました。特に、腸内には数百種類以上もの細菌がヒトの体細胞を上回る約100兆個も存在することが知られています。これらの細菌はただそこに存在するだけでなく、細菌同士や宿主とのクロストークを介して、複雑な生態系を構成しています。本講演では、ヒトの健康と関係する腸内細菌に関して得られた知見についてご紹介いたします。

15:10-15:25 休 憩(15分)

15:25-16:25  シリコン製剤による体内水素発生と、酸化ストレス性の各種疾患の防止
                           大阪大学 産業科学研究所 教授 小林 光
                              大阪大学 医学研究科 教授 島田昌一

体内で常時発生する活性酸素、特に酸化力が最も強いヒドロキシルラジカルは、DNA、RNA、脂質等を酸化し、数々の疾患の原因になっています。ヒドロキシルラジカルを消滅させるには、常時還元剤を体内に存在させる方法が有効です。シリコン製剤は、腸内で水と反応して水素が発生するように設計しています。水素発生反応は24時間以上持続し、1gのシリコン製剤から400mL以上の水素が発生します。これは、飽和水素水22L以上に含まれる水素量に相当します。発生した水素のみが吸収され、シリコン製剤自身は吸収されないために副作用はありません。動物実験において、慢性腎臓病、糖尿病、パーキンソン病、アトピー性皮膚炎等の酸化ストレス性の疾患において、大きな予防・治療効果が観測されました。

16:25-17:10  命を大切にし、一人一人が輝く社会を目指して
                 大阪大学 社会ソリューションイニシアティブ長・教授 堂目卓生

大阪大学は、2018年1月に「社会ソリューションイニシアティブ」(SSI)を立ち上げました。SSIは、命を「まもる」、「はぐくむ」、「つなぐ」という基本理念のもと、2050年を視野に持続可能な共生社会の実現を目指し、さまざまな社会課題に取り組むシンクタンクです。大阪大学の人文社会科学系の研究者を中心に、理工系、医歯薬系の研究者の協力を得ながら、また社会のステークホルダーにも参画していただきながら、取組を進めてきました。講演では、SSIの理念と取組、今後の課題を紹介いたします。

<親睦交流会> (会場:サロンドサンケン)
17:30-18:30  情報・意見交換会

【参加申込期限】 2月11日

【定員】 80名 (満席になり次第締め切らせていただきます。)

【参加費】 親睦交流会は 3000円/人※  ※産研テクノサロン会員(産研協会賛助員)は無料

【フライヤー】  第95回産研テクノサロンフライヤー

【お問い合わせ】

大阪大学 産業科学研究所 産学連携室
Tel 06-6879-8448    Email air-office@sanken.osaka-u.ac.jp
https://www.sanken.osaka-u.ac.jp/labs/air/techno_salon/2019FY.html


第94回(2019年度第3回)産研テクノサロン
「パターン認識技術の新展開」

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日時: 2019年11月15日(金) 13:30~18:30  
会場: 大阪富国生命ビル4階 まちラボ ルームA  
      【住所】 〒530-0018 大阪市北区小松原町2-4

主催: 大阪大学産業科学研究所/一般財団法人大阪大学産業科学研究協会
共催: 人・環境と物質をつなぐイノベーション創出ダイナミック・アライアンス 
     物質・デバイス領域共同研究拠点
     産業科学AIセンター
後援: 一般社団法人 日本電気計測器工業会


【プログラム】

<講演>
13:40-14:25 深層学習と医療応用を目指した光イメージング機器開発
      大阪大学 データビリティフロンティア機構 知能情報基盤部門 特任准教授 新岡 宏彦

深層学習とは何かについて簡単にお話した後、社会人を対象とした教育プロジェクトの紹介を行う。また、AIメディカル研究会という学生サークルの活動について、kaggleなどの機械学習コンペでの成績を紹介する。後半は、自身の研究として、深層学習と光イメージング機器を組み合わせた医療機器開発についてお話する。術中迅速癌診断を目指した深紫外顕微鏡開発および、術中神経細胞認識を目指したCARS(coherent anti-Stokes Raman Scattering)内視鏡について研究結果を報告する。


14:25-15:10 看護・介護現場におけるセンサ行動認識の応用
       九州工業大学 生命体工学研究科 人間知能システム工学専攻 准教授 井上 創造

本講演では、スマートフォンをはじめとするモバイル型センサを用いた行動認識技術および、看護分野や介護分野への応用の展望を紹介する。複雑で長時間の行動について実用的な行動認識は、データセット収集の難しさもあり、まだまだ課題が多い。この課題に対していくつかの解決策を紹介し、病院内の医療データと組み合わせて看護業務量や患者の予後を予測する試みや、介護施設において4ヶ月間センシングして行動認識を試みた結果についても紹介する。

15:10-15:30 休 憩(20分)

15:30-16:15  「読み書き」を読むことで「知る」を知る ~行動解析を用いた未来の学習~
                            大阪府立大学 大学院工学研究科 教授 黄瀬 浩一

文字を読んだり書いたりする行動は、我々が新しい情報を知り、知識を得る上で、基本的であり重要な役割を果たします。本講演では、人が文字を読み書きする行動を様々なセンサで捉えて、その結果を読み解くことによって、人が新しい知識を得る際の量や質を推定する試みについて紹介します。また、そのような情報を得ることによって、これまでにない新しい学習が可能となることを述べます。


16:15-17:00 パターン認識で海を見る ~パターン認識技術の水産業への応用~
                         京都大学 学術情報メディアセンター 准教授 飯山 将晃

パターン認識技術の新たな応用として、水産業を対象とした研究プロジェクト「fishtechによるサステイナブル漁業モデルの構築」の成果を紹介します。漁場を見つけるために重要な海水温の情報を人工衛星画像から推定する技術や、海洋気象データから良い漁場を海洋気象パターンを用いて予測する技術など、画像を用いたパターン認識技術が水産という新しいフィールドでどう活用できるのかについて講演します。

<親睦交流会>
17:15-18:30 情報・意見交換会

*プログラムは都合により内容を変更する場合があります。

【参加申込】

参加を希望される方は下記のボタンから参加申込(登録)を行ってください。

【参加申込期限】 11月12日

【定員】 80名 (満席になり次第締め切らせていただきます。)

【参加費】 親睦交流会は 3000円/人※  ※産研テクノサロン会員(産研協会賛助員)は無料

【フライヤー】 第94回産研テクノサロン.pdf

【お問い合わせ】

大阪大学 産業科学研究所 産学連携室
Tel 06-6879-8448    Email air-office@sanken.osaka-u.ac.jp
https://www.sanken.osaka-u.ac.jp/labs/air/techno_salon/2019FY.html

第93回(2019年度第2回)産研テクノサロン
AI活用で新境地を開く

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日時: 2019年8月2日(金) 13:30~18:30  
会場: 大阪・梅田 富国生命ビル4階 まちラボ ルームA  
     【住所】 〒530-0018 大阪市北区小松原町2-4

主催: 大阪大学産業科学研究所/一般財団法人大阪大学産業科学研究協会
共催: 人・環境と物質をつなぐイノベーション創出ダイナミック・アライアンス 
     物質・デバイス領域共同研究拠点
     産業科学AIセンター
後援: 一般社団法人 日本電気計測器工業会


 本イベントでは、「AI活用で新境地を開く」をテーマに、この分野で活躍されている専門家が企業での取り組みや研究、教育における戦略や取り組みを紹介し、皆様に理解を深めていただきます。同時に講演者や参加者と交流を深め、ネットワーク作りに役立てていただくことができます。どなたでもご参加いただけますので、奮ってご参加ください。

【プログラム】

13:30-13:40  開会挨拶
               大阪大学 産業科学研究所 産業科学AIセンター 所長 黒田 俊一
<講演>

13:40-14:20 高齢化・人手不足とAI、IoTによるビジネスモデル動向

               野村総合研究所 研究理事 未来創発センター長 
               コンサルティング事業本部副本部長 桑津 浩太郎

 世界でも例を見ない高齢化、労働人口減少環境下で、社会と産業の生産性を高めるための、AI、IoTの役割はますます高まっている。一方、世界は、米国の「発想」、中国の「社会実装」という2つの潮流を背景に、電子マネーやFintech、無人店舗、士業を中心としたホワイトカラーへのAI導入、人手不足に対処するリモートワーク、自動運転、Human as aServiceなど、新たなビジネスモデルが生み出されつつある。その背景には、新たな都市間競争をめぐるスーパーシティ化や、それにともなう資源、社会基盤としてのデータの扱いも早急な取り組みにも注意する必要がある。日本における新たなビジネスモデルの実装と、その課題を整理する。

14:20-15:00 ダイセルにおける生産革新の取り組みと今後の展望

               株式会社ダイセル
               イノベーション・パーク イノベーション戦略室⻑ 小園 英俊

化学プロセス産業におけるものづくり革新として生産現場を出発点とした「プロダクションイノベーション(生産革新)」について弊社網干工場で開発した「ダイセル式生産革新(ダイセル方式)」を解説する。 さらに、プロセス型生産から組立加工型生産の改革に着手し、AIの活用や、商材の革新への展開について述べる。

14:20-15:00 田辺三菱製薬のAIの取組み ~臨床試験効率化AIにたどりつくまで~

               田辺三菱製薬株式会社
               執行役員 デジタルトランスフォーメーション部長 清水 良

 ひとつの医薬品の創製には数百億~1千億円規模の開発投資と十年前後の長い時間を要します。その中でも、もっともコストがかかる臨床試験の効率化に、田辺三菱製薬と日立製作所の協創によって取り組んだ事例をご紹介します。AIの素人だった当社が手探りで取り組みを開始し、「どこから手をつけるか」の議論を経て、両社の技術とノウハウを掛け合わせた事例を、他業種の方々にもご参考になるようにお話しいたします。

16:00-16:30 Society5.0実現に向けたライフデザイン・イノベーション

               大阪大学 理事・副学長 八木 康史

16:30-17:00 AI戦略について(教育改革を中心に)

               内閣府 審議官 佐藤 文一

 令和元年6月、政府は、「AI戦略2019」を策定した。その柱は、①人材育成、②研究開発、③社会実装、④データ・トラスト・セキュリティの4つである。
 特に、人材育成については、AIの応用基礎分野を年間25万人育成することを目指しており、大学等の高等教育機関への期待が高い。

17:00-17:05  閉会挨拶
               大阪大学 理事・副学長 八木 康史

<親睦交流会>
17:20-18:30  情報・意見交換会



*プログラムは都合により、時間、内容を変更する場合があります。

【参加申込】 満席となりましたので、受付を終了しました。

【参加申込期限】 7月31日

【定員】 60名 (満席になり次第締め切らせていただきます。)


【参加費】 親睦交流会は 3000円/人※  ※産研テクノサロン会員(産研協会賛助員)は無料


【フライヤー】 93_technosalon_1.pdf



【お問い合わせ】

大阪大学 産業科学研究所 産学連携室

Tel 06-6879-8448    Email air-office@sanken.osaka-u.ac.jp

https://www.sanken.osaka-u.ac.jp/labs/air/techno_salon/2019FY.html


第92回(2019年度第1回)産研テクノサロン

 農と食の産業科学

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日時: 2019年6月27日(木) 13:30~18:30  
会場: 大阪・梅田 阪急ターミナルビル14階 (株)島津製作所 関西支社セミナールーム  

     【住所】 〒530-0012 大阪市北区芝田1丁目1-4

主催: 大阪大学産業科学研究所/一般財団法人大阪大学産業科学研究協会
共催: 人・環境と物質をつなぐイノベーション創出ダイナミック・アライアンス 
     物質・デバイス領域共同研究拠点
     産業科学AIセンター
後援: 一般社団法人 日本電気計測器工業会



本イベントでは、「農と食の産業科学」をテーマに、この分野で活躍されている研究者・専門家が研究や産業に繋がる取り組みを紹介し、皆様に理解を深めていただきます。同時に講演者や参加者と交流を深め、ネットワーク作りに役立てていただくことができます。どなたでもご参加いただけますので、奮ってご参加ください。


【プログラム】
13:30-13:40 開会挨拶
                    大阪大学 産業科学研究所
<講演>

13:40-14:20 農と工、伝統と先端の融合による紙のリノベーション

                    大阪大学 産業科学研究所 准教授 古賀大尚

 近年、マイクロプラスチックや電子ゴミが世界的な問題になっており、低環境負荷で持続生産可能な材料の活用が益々重要になっている。植物セルロース繊維から紙抄き技術によって伝統的に作られる「紙」はその代表格であるが、新機能・用途開拓が長年の課題である。
 我々は、セルロース・紙や紙抄きといった伝統的な農学系材料・技法の長所を活用して、工学分野で注目される先端機能材料を創り出す、異分野間の温故知新融合研究に取り組んでいる。本講演では、ナノセルロースと様々な有機・無機ナノ材料の融合・構造設計技術、および、高効率でリサイクル可能な紙の触媒反応器「ペーパーリアクター」やフレキシブルで生分解性を有する紙の電子デバイス「ペーパーエレクトロニクス」に関する最新研究成果を紹介する。

14:20-15:00 農作物を長期鮮度保持する減菌輸送・流通システム

                    大阪大学 産業科学研究所 特任准教授 川上茂樹

 日本の農業技術のレベルは高く、海外の消費者は輸入品よりも価格が高くても日本産農産物を購入することが可能な市場が形成されつつある。しかしながら、野菜・果物市場にとっては輸送にコストおよび時間がかかる日本の野菜・果物には地理的に不利な状況となっている。そこで、保有する鮮度保持に関する鮮度保持技術、①薬剤を用いない新規殺菌技術、②エチレンを速やかに分解・排出する新規農業資材、③非破壊鮮度評価計測法、などを用いて安全に殺菌し、2週間から4週間の長期鮮度保持が可能とする殺菌輸送に関する共同研究コンソーシアムを大阪大学の学内に構築する。

15:00-15:20  休 憩(20分)

15:20-16:00 食品の多角的な分析評価法の紹介                   

                    株式会社島津製作所 分析計測事業部 平尾美子

 一つの食品の「分析」をするとしても、その食品の「安全性」をみるのか、「機能性」をみるのかによってそのアプローチは異なります。総合分析機器メーカーである島津製作所の分析機器ラインナップにより、多角的に分析した例とその装置を紹介します。


16:00-16:40 遺伝子解析技術の農・食への応用

                    株式会社VisGene 代表取締役 開發邦宏

 当社は2018年4月より、ウイルスやヒトの遺伝子を解析して、感染の有無や疾患リスクを診断する技術と製品の開発を進めております。これらの研究を拡張して、酵母の遺伝育種を絡めた赤色スパークリング日本酒の醸造手法の開発や家畜・魚類の感染をオンサイトでモニタできるシステムを開発し、食や農に貢献することを進めており、その一部をご紹介させていただきます。


<親睦交流会>
17:00-18:30
         情報・意見交換

*プログラムは都合により、時間、内容を変更する場合があります。



【参加申込】

参加ご希望の方は、下記のボタンを押して、参加登録を行ってください。

【定員】 60名 (満席になり次第締め切らせていただきます。)

【参加費】 親睦交流会は 3000円/人※  ※産研テクノサロン会員(産研協会賛助員)は無料

【フライヤー】92_technosalon_1.pdf

【お問い合わせ】

大阪大学 産業科学研究所 産学連携室
Tel 06-6879-8448    Email air-office@sanken.osaka-u.ac.jp
https://www.sanken.osaka-u.ac.jp/labs/air/techno_salon/2019FY.html