第96回(令和2年度第1回)産研テクノサロン

「宝の地図の見つけ方:女性の活躍による研究開発の活性化」 

日時: 2020年10月9日(金) 15:00~17:35  
会場: Web会議システム(CISCO Webex)を利用したオンラインWeb講演会

※参加申し込みをいただいた方々にWeb会議システムのログイン情報を送信させていただきます。参加時には「お名前」と「メールアドレス」の記入をお願い致します。
(Web会議システム中継場所:産研管理棟 講堂)

※大阪大学産業科学研究協会 産研テクノサロン会員特別視聴席:大阪大学 産業科学研究所 管理棟 講堂

  【住所】 〒567-0047 茨木市美穂ヶ丘8-1 (吹田キャンパス内)
(定員最大20名;一般財団法人大阪大学産業科学研究協会 テクノサロン会員でWeb会議システムへの接続が困難な方向けへの聴講席となります。感染症対策のため、会場人数に制約があるため、1企業会員あたり1名までとさせていただきます)

※新型感染症対策のため、講師が中継会場以外の場所からWeb会議で講演を行う場合もございます。

参加申込:

  参加希望の方は以下のボタンをクリックし、参加申込フォームから登録を行ってください。

【プログラム】 

総合司会:大阪大学 産業科学研究所 戦略室 特任教授 井関 隆之
(14:30-15:00 Web会議システム入室開始、テクノサロン会員用特別視聴席受付開始)

15:00-15:10  開会挨拶

                          大阪大学 理事・副学長 工藤 眞由美
大阪大学 産業科学研究所 所長 関野 徹


<講演>
15:10-15:40  研究に引き込まれた平凡な女子薬大生の話

神戸薬科大学 学長 宮田 興子

この度、産研テクノサロンで講演の機会をいただき、久しぶりに研究をしていた頃を振り返った。平凡な女子薬大生が“研究”というものを魅力あるものとして捉えたきっかけは、4年生の卒業研究時、研究室で先生方が研究について楽しく語られ、生きがいをもって研究に従事なさっておられることを見聞きしたときである。それから約40年間、ワクワク感をもって研究という道を切り開き続けた。その間、谷あり、山ありであったが、学生と共に楽しむことができたことはとても幸運であった。

15:40-16:10  素直な思考で複雑さに挑む!

~立体造形技術を駆使した強相関金属酸化物のナノ相転移特性研究~
大阪大学産業科学研究所 准教授 服部  梓

強相関酸化物は相転移により自らの状態を劇的に変え、巨大かつ急峻な変化を示す物質ですが、複雑さから相転移の起源解明が課題として残っています。私はこの一見複雑に見える問題を本質ユニットごとに分割し、それぞれの小さく単純化された問題に愚直に対応することで、強相関金属酸化物のナノ相転移特性を明らかにしてきました。素直で柔軟な発想から生まれた研究成果と、私の研究者ライフを紹介し、ダイバーシティ推進について皆さまとの議論のきっかけとなればと思います。

16:10-16:20  休憩

16:20-16:50  がん微小環境と女性研究者の研究環境:

~今、女性研究者に求められるもの?~
日本女性科学者の会会長・東京工業大学 教授 近藤 科江

微生物病研究所で博士課程・ポスドクを過ごし、共同保育所であった「たけのこ保育園」で2児を育てながら「がん研究」を続けました。当時は、「子育てと仕事の両立」への社会的理解は皆無。「パワハラ、アカハラ、セクハラ」は日常茶飯事。がん微小環境は過酷で厳しく、より悪性度の高いがんが選別される場で、女性研究者の置かれた環境に通じるところがあります。「あくの強い研究者」でないと生き残れなかった当時に比べて、環境は格段に良くなっていますが、ロールモデルは圧倒的に不足しています。最先端研究を行う以上の努力が、若い女性研究者に求められています。

16:50-17:20  研究・臨床・教育・家庭運営

〜hamster wheel上の人生もまた楽し〜
大阪大学 歯学研究科 准教授 久保庭 雅惠

農学部学生時代に出産し、研究職のスタートラインにすら立てなかった時期を経て、3年次編入によりアカデミアに再挑戦するチャンスをくれた歯学部への感謝を込めて、これまでの私の研究者人生について、いくつかの研究成果も交えてお話しさせていただきます。研究も臨床も教育も家庭運営も、、、頑張って、バランスを崩してホイールから転がり落ちることもあるけれど、ホイールを回さなければ味わえない愉楽もある。

17:20-17:35  オンライン意見交換会、閉会挨拶

【参加申込期限】 10月7日
※締切後、事務局より参加者の皆様にWeb会議室へのアクセス情報をご連絡させていただきます。

【定員】 100名 (満席になり次第締め切らせていただきます。)


【フライヤー】  第96回産研テクノサロンフライヤー(PDF)


【お問い合わせ】

大阪大学 産業科学研究所 戦略室(旧:産学連携室)
Tel: 06-6879-8448 E-Mail: air-office@sanken.osaka-u.ac.jp
https://www.sanken.osaka-u.ac.jp/labs/air/techno_salon/techno_salon.html


第97回(令和2年度第2回)産研テクノサロン(共催イベント)

「5G / 6Gが拓く未来社会
~2030年代の無線通信技術をめぐって~」 

日   時: 開催日時:2020年11月13日 13:00~16:40

講演形式: Web会議システムを利用したオンラインWeb講演会

特別聴講会場(最大40名)[大阪大学産業科学研究協会(産研協会) 産研テクノサロン会員特別視聴席向け]: 大阪大学 産業科学研究所 管理棟 講堂

  【住所】 〒567-0047 茨木市美穂ヶ丘8-1 (吹田キャンパス内)
一般財団法人大阪大学産業科学研究協会 テクノサロン会員でWeb会議システムへの接続が困難な方向けへの聴講席となります)
→特別聴講会場における視聴参加申込は、産研協会事務局(RAIS@sanken.osaka-u.ac.jp)までご連絡願います。

参加申込:

  参加希望の方は以下のボタンをクリックし、参加申込フォームから登録を行ってください。後日、主催者からWeb会議情報が送付されてきます。


【フライヤー】  第97回産研テクノサロンフライヤー(PDF)


【お問い合わせ】

1. 講演会に関するお問い合わせ
大阪大学F3D実装協働研究所
Tel: 06-6879-4295 E-Mail: f3d@sanken.osaka-u.ac.jp

2. 特別聴講席に関するお問い合わせ
(一財)大阪大学産業科学研究協会
Tel: 06-6879-8507 E-Mail: RAIS@sanken.osaka-u.ac.jp
  もしくは
大阪大学 産業科学研究所 戦略室(旧:産学連携室)
Tel: 06-6879-8448 E-Mail: air-office@sanken.osaka-u.ac.jp
https://www.sanken.osaka-u.ac.jp/labs/air/techno_salon/techno_salon.html

第98回(令和2年度第3回)産研テクノサロン

「レーザー・量子ビーム利用のこれから」 

レーザーや量子ビームは基礎科学研究のみならず産業へ広く利用されています。講演を通じて、最先端のレーザーや量子ビームの利用の実例と今後さらに期待される産業への展開をご紹介します。


日時: 2020年12月18日(金) 13:30~16:45 (会議室には13:00から入室可能)  
会場: Web会議システム(CISCO Webex)を利用したオンラインWeb講演会

※参加申し込みをいただいた方々にWeb会議システムのログイン情報を送信させていただきます。参加時には「お名前」と「メールアドレス」の記入をお願い致します。
(Web会議システム中継場所:産研管理棟 講堂)

※大阪大学産業科学研究協会 産研テクノサロン会員特別視聴席:大阪大学 産業科学研究所 管理棟 講堂

【住所】 〒567-0047 茨木市美穂ヶ丘8-1 (吹田キャンパス内)
(定員最大40名;一般財団法人大阪大学産業科学研究協会 テクノサロン会員でWeb会議システムへの接続が困難な方向けへの聴講席となります)

※新型感染症対策のため、講師は全て中継会場以外の場所からWeb会議で講演を行います。

定員:100名 (枠が満員になり次第締め切らせていただきます)
主催:大阪大学 産業科学研究所/大阪大学 男女協働推進センター/人・環境と物質をつなぐイノベーション創出ダイナミック・アライアンス:物質・デバイス領域共同研究拠点/一般財団法人大阪大学産業科学研究協会
共催:大阪大学 産業科学研究所 産業科学AIセンター/大阪大学 産業科学研究所 量子ビーム科学研究施設/科学技術振興機構(JST)未来社会創造事業「レーザー駆動による量子ビームの加速器の開発と実証」/大阪大学 放射線科学基盤機構
後援:一般社団法人 日本電気計測器工業会

参加申込:

  参加希望の方は以下のボタンをクリックし、参加申込フォームから登録を行ってください。

【プログラム】 

総合司会:大阪大学 産業科学研究所 戦略室 特任教授 井関 隆之
(13:00-15:00 Web会議システム入室開始、テクノサロン会員用特別視聴席受付開始)

13:30-13:40  開会挨拶

科学技術振興機構 未来社会創造事業 プログラムマネージャー
公益財団法人高輝度光科学研究センター 名誉フェロー
熊谷 教孝


<講演>
13:40-14:30  東芝におけるレーザー量子ビーム利用

~ エネルギー・社会インフラ分野での開発実績 ~

東芝エネルギーシステムズ株式会社
 エネルギーシステム技術開発センター 
  落合 誠

東芝エネルギーシステムズは、レーザーを応用したエネルギー・社会インフラ向けの技術開発を推進しており、様々な分野への適用を目指しています。本講演では、東芝がこれまでに開発したレーザー応用技術として、レーザー溶接、レーザピーニング、レーザー超音波検査を取り上げ、実適用事例を交えて紹介します。さらに、レーザー量子ビーム利用に関わる先進技術として、粒子線治療装置の実績紹介も行います。

14:30-15:00  超小型パルスレーザーの現状と産業への応用展開

大阪大学 産業科学研究所 招聘教授
分子科学研究所プログラムマネージャー
佐野 雄二

レーザーは科学技術の発展を支えるKET(Key Enabling Technology)と言われ、製造・医療・計測・セキュリティーなど様々な分野で利用されています。近年その小型化が進み、高出力のパルスレーザーがレーザーポインターの様に使える時代になりつつあります。ここでは、手の平サイズのパルスレーザーを使用した構造物の長寿命化の試みを中心に、レーザーの新しい応用を紹介します。

15:00-15:30  フェムト秒レーザー加工の新しい展開

〜フェムト秒レーザ駆動衝撃波を利用した表面改質〜

大阪大学 大学院 工学研究科教授
大阪大学 産業科学研究所 兼任教授
佐野 智一

フェムト秒レーザーを固体に照射すると、衝撃波が発生し固体内部を伝播します。この衝撃波の影響を受けた領域には、従来の圧縮法では残存しない準安定高密度構造や、特徴的な転位構造が存在します。我々は、フェムト秒レーザー駆動衝撃波のこれらの特徴を利用し、新しいレーザーピーニング技術を開発しました。本講演ではその基礎と応用について発表します。

15:30-16:10  大阪大学産業科学研究所 量子ビーム科学研究施設のこれまでとこれから

大阪大学 産業科学研究所 量子ビーム科学研究施設 准教
誉田 義英
大阪大学 産業科学研究所 量子ビーム物理研究分野 教授
細貝 知直

量子ビーム科学研究施設は 1957年に放射線の利用を目的として設置されました。その後電子 線形加速器の設置が認められて以降は電子ビームの利用研究が主に行われるようになり、 2次ビームとしての FELや陽電子ビームの開発も行われ、更に2002年にはRF電子銃ライナックの設置も認められ、多くの研究者・学生に利用されてきています。本講演では、現在までの経緯 と利用状況・形態について紹介します。そして、これからの量子ビーム施設の新たな研究展開について可能性を提示します。

16:10-16:40  質疑応答 意見交換
※質問につきましては、Web会議システム(CISCO Webex)のチャットメッセージ欄、もしくは挙手ボタンを挙げていただいてご質問や講師との意見交換を実施したいと思います。


16:40-16:45 閉会

【参加申込期限】 12月15日(火)
※締切後、事務局より参加者の皆様にWeb会議室へのアクセス情報をご連絡させていただきます。

【定員】 100名 (満席になり次第締め切らせていただきます。)


【フライヤー】  第98回産研テクノサロンフライヤー


【お問い合わせ】

大阪大学 産業科学研究所 戦略室(旧:産学連携室)
Tel: 06-6879-8448 E-Mail: air-office@sanken.osaka-u.ac.jp
https://www.sanken.osaka-u.ac.jp/labs/air/techno_salon/techno_salon.html


第99回(令和2年度第4回)産研テクノサロン

「タンパク質をぶっ壊せ!!
 ~新しい創薬基盤技術研究~」 

細胞内にある狙ったタンパク質を分解する方法(プロテインノックダウン法)は、新しい創薬戦略として注目を集めています。講演を通じて、プロテインノックダウン法の基礎から応用ならびに創薬としての実用化の可能性についてご紹介します。


日時: 2021年2月5日(金) 13:30~16:20 (会議室には13:00から入室可能)  
会場: Web会議システム(CISCO Webex)を利用したオンラインWeb講演会

※参加申し込みをいただいた方々にWeb会議システムのログイン情報を送信させていただきます。参加時には「お名前」と「メールアドレス」の記入をお願い致します。
(Web会議システム中継場所:産研管理棟 大会議室)

※大阪大学産業科学研究協会 産研テクノサロン会員特別視聴席:大阪大学 産業科学研究所 管理棟 2階 大会議室(1階 講堂から変更となりました)

【住所】 〒567-0047 茨木市美穂ヶ丘8-1 (吹田キャンパス内)
(定員最大40名;一般財団法人大阪大学産業科学研究協会 テクノサロン会員でWeb会議システムへの接続が困難な方向けへの聴講席となります)

※新型感染症対策のため、基本的に講師は全て中継会場以外の場所からWeb会議で講演を行います。

定員:100名 (枠が満員になり次第締め切らせていただきます)
主催:大阪大学 産業科学研究所/大阪大学 男女協働推進センター/人・環境と物質をつなぐイノベーション創出ダイナミック・アライアンス:物質・デバイス領域共同研究拠点/一般財団法人大阪大学産業科学研究協会
共催:大阪大学 産業科学研究所 産業科学AIセンター/新学術領域「ケモユビキチン」
後援:一般社団法人 日本電気計測器工業会

参加申込:

  参加希望の方は以下のボタンをクリックし、参加申込フォームから登録を行ってください。

【プログラム】 

総合司会:大阪大学 産業科学研究所 戦略室 特任教授 井関 隆之
(13:00-15:00 Web会議システム入室開始、テクノサロン会員用特別視聴席受付開始)

13:30-13:35  開会・趣旨説明


<講演>
13:35-14:20  タンパク質分解を誘導する低分子化合物の創製

大阪大学 産業科学研究所 准教授
伊藤 幸裕

低分子医薬品の多くは、アゴニストやアンタゴニスト、酵素阻害薬といった標的タンパク質の機能を制御するものである。一方、タンパク質分解を誘導する低分子化合物は、細胞内からその存在量を減らすことができるため、従来の医薬品化合物とは異なる作用をもたらすことが期待される。本講演では、我々が見出したタンパク質分解誘導化合物の創製経緯からその応用について紹介する。

14:20-15:05  製薬企業における標的蛋白質分解誘導薬への期待と課題

日本たばこ産業株式会社 医薬総合研究所 主任研究員
大阪大学 産業科学研究所 特別研究学生
飯田 哲也

2018年前後から、製薬企業でも低分子創薬のモダリティの拡大化に伴い、標的蛋白質分解誘導薬の検証と実用化に向けた研究開発が活発化している。近年では標的蛋白質分解誘導薬(PROTAC)に加え、分子糊、AUTACs、LYTACsなど、標的蛋白質分解誘導薬の多様化も進行している。本講演では、製薬企業における標的蛋白質分解誘導薬への期待と課題について、公知の情報より紹介する。

15:05-16:05  標的タンパク質を分解するプロテインノックダウン技術

東京大学大学院薬学系研究科 特任教授
内藤 幹彦

標的タンパク質を分解する技術が近年注目されている。我々が開発したSNIPERは標的リガンドとIAPアンタゴニストをつないだキメラ化合物で、細胞内で標的タンパク質をユビキチン化しプロテアソームによる分解を誘導する。また脱ユビキチン化酵素の阻害は一部のタンパク質の分解に有効である。本公演ではSNIPERを中心に標的タンパク質の分解技術について紹介する。

16:05-16:15  質疑応答
※質問につきましては、Web会議システム(CISCO Webex)のチャットメッセージ欄、もしくは挙手ボタンを挙げていただいてご質問や講師との意見交換を実施したいと思います。


16:15-16:20 閉会

【参加申込期限】 2021年2月2日(火)
※締切後、事務局より参加者の皆様にWeb会議室へのアクセス情報をご連絡させていただきます。

【定員】 100名 (満席になり次第締め切らせていただきます。)


【フライヤー】  第99回産研テクノサロンフライヤー


【お問い合わせ】

大阪大学 産業科学研究所 戦略室(旧:産学連携室)
Tel: 06-6879-8448 E-Mail: air-office@sanken.osaka-u.ac.jp
https://www.sanken.osaka-u.ac.jp/labs/air/techno_salon/techno_salon.html