Graduate's Voice

鈴木 和志

Cancer systems biology and immune engineering, Yele University

Q1.今のお仕事はどんなことですか?

 現在は、米国エール大学というところで研究員をしております。難治性ガンの新たな治療法の開発を目指して研究を行なっております。

Q2.永井研究室で学び、社会に出てから役に立っていること、今の仕事に活かされていることは何ですか?

 永井研究室で学んだ基礎生物学は今の研究で大いに役立っていますが、それ以上に英語でプレゼン、ディスカッションする基礎を身につけたことは非常に役に立っています。永井研究室では週一度、研究の進捗について英語でディスカッションを行なっていました。若年の学生さんであっても発言しやすい雰囲気があり、最初は英語がダメダメであった私も徐々に英語でディスカッションが出来るようになっていきました。また、このディスカッションに付随して、会議の内容を議事録として残すことも、持ち回りで行なっていました。これは会議の内容を振り返り、研究の方向性を見つめ直すことに繋がり、また英語で上手く説明できなかった所を反省する良い復習の場になりました。

Q3.後輩たちへのメッセージ

 私は永井研で英語の基礎を身につけたおかげで、長年の夢であった米国留学を成し遂げることができました。ですが、いくら永井研に所属したとしても、その能力は黙っていて与えられる物ではありません。毎回のディスカッションに真剣に取り組み、議事録を書いているときに復習し、次のディスカッションで改善した言い方で発言してみる、このサイクルを5年間繰り返しました。もし、私が受動的な姿勢でディスカッションに臨んでいたら、5年後の英語力には大きな差が生じていたと思います。気張らずに!でも真剣に!研究と英語に向き合うなら、永井研究室は最善の環境になると思います!