1. SPoD-OnSPAN超解像蛍光顕微鏡
OLYMPUS・IX81倒立顕微鏡/独自開発の光学系
[ SPoD-OnSPAN超解像蛍光顕微鏡 ]
最小限の光毒性で、細胞に優しい超解像観察を行う蛍光顕微鏡. 偏光方向を回転させた照明光を試料に照射して発生する蛍光変調を含む蛍光画像データを取得し,再構成計算によって超解像画像を得る.
オリンパス製IX83倒立顕微鏡と,独自に開発した光学系と再構成計算プログラムから構成される. この顕微鏡では,哺乳類細胞等の長時間超解像観察や実時間超解像観察などを行っている.
2. オールインワン生物発光顕微鏡
東大小澤研・OlYMPUS社・東海ヒット社共同開発 [PDF]
●プレートリーダーやin vivo イメージャーでは難しい1 細胞レベルでの遺伝子発現の観察を実現
● 励起光を必要とせず、光毒性のない定量的な解析が可能
● 電動ステージにより、マルチウェルプレートでの多検体観察を効率化
● 高い遮光性能と培養性能を持ち合わせたボックス型構造により、長時間タイムラプス観察など、安定した実験環境を提供
● 蛍光イメージングとの組み合わせで幅広いアプリケーションに対応
3. 1分子蛍光顕微鏡
Nikon・Ti倒立顕微鏡/独自開発の全反射照明光学系
[ 1分子蛍光顕微鏡 ]
全反射蛍光照明を有する1分子蛍光イメージングのための顕微鏡. 405, 488, 561, 640 nmの4本のレーザーを含む独自開発の照明光学系とニコン製Ti倒立顕微鏡から構成される. この顕微鏡では, 1分子蛍光イメージングに加えて,
1分子イメージングに基づく超解像観察法であるSingle-molecule localization microscopy(SMLM)観察を行っている.
4. 吸収増幅顕微鏡
独自開発
[ 吸収増幅顕微鏡 ]
吸光度がきわめて低い試料でも、その中の吸光度の空間分布を高感度で観察可能な顕微鏡.
独自開発の光学系により,試料中でプローブ光を何度も往復させて吸光度を増幅した後にカメラで撮像することで非常に低い吸光度の検出を実現した.
5. インコヒーレント・ホログラフィー顕微鏡
開発中
[ インコヒーレント・ホログラフィー顕微鏡 ]
デジタルホログラフィー技術で,細胞や組織からの蛍光や生物発光の数フレームの撮影像から3次元像を再構成するための顕微鏡. 現在開発中.
6. 2光子励起蛍光顕微鏡
[ 2光子励起蛍光顕微鏡 ]
細胞や組織の深部を2光子励起で観察するための蛍光顕微鏡. 試料にフォーカスした近赤外レーザー光を照射することで2光子励起を行い,
そのレーザー光を走査させて蛍光を検出することで顕微鏡像を得る. さらにレーザー光のフォーカス面を上下に走査させることで,3次元像が得られる.
7. 次世代マルチビーム高速共焦点蛍光顕微鏡
Nikon/Andor Dragonfly
[ 次世代マルチビーム高速共焦点蛍光顕微鏡 ]
Andor社製の高速共焦点顕微鏡ユニットであるDragonflyとニコン社製Ti2E倒立顕微鏡から構成される顕微鏡システム.
様々な波長のレーザー光からの多焦点を高速に走査し,高感度EMCCDカメラで撮像を行うことで,3次元像のリアルタイム撮影に用いる. さらにSRRF超解像イメージングも行っている.
8. 多点・多色・共焦点蛍光顕微鏡
Nikon/OPTO-LINE
[ 多点・多色・共焦点蛍光顕微鏡 ]
全視野蛍光観察および共焦点観察を行う蛍光顕微鏡.
Nikon社製Ti倒立顕微鏡と,Nipkowディスク方式のオプトライン社製LED共焦点システムMESSIAから構成される.
9. 高速スペクトル共焦点蛍光顕微鏡
Nikon・Eclipse Ti倒立顕微鏡/A1レーザー共焦点システム
[ 高速スペクトル共焦点蛍光顕微鏡 ]
Nikon製の共焦点レーザー顕微鏡. 高速スキャナも搭載されたため, 超高速画像取得や光刺激( 405nm )と蛍光イメージングの同時実行が可能. 顕微鏡上での長時間培養も可能.
Nikon:倒立顕微鏡Ti-E, 高速スペクトル共焦点システム A1R
10. スペクトル共焦点蛍光顕微鏡
OLYMPUS・FV1000共焦点レーザー走査型顕微鏡
[ スペクトル共焦点蛍光顕微鏡 ]
オリンパス社製共焦点レーザー走査型顕微鏡. 通常の共焦点蛍光観察のみならず,観察中に光刺激も可能なツインスキャンシステムを装備する.
また試料の蛍光像に加えて,2 nm以下の分解能で蛍光スペクトルを測定することが可能.
11. オールインワン蛍光顕微鏡
KEYENCE・BZ-X700
[ オールインワン蛍光顕微鏡 ]
キーエンス社製オールインワン顕微鏡BZ-X700. 蛍光観察,明視野観察,そして位相差観察に用いられる. オートフォーカスや,スライドガラス,ガラスボトムディッシュ,
マルチウエルプレート等の様々な試料容器に対応して自動ポジショニング可能な電動ステージ等を装備. 細胞のハイスループットなスクリーニング等に用いる.
12. 生物発光顕微鏡
OLYMPUS LV200
[ 生物発光顕微鏡 ]
オリンパス社製生物発光顕微鏡LV200. 金属シールドによって周囲の照明の影響を受けずに試料の暗状態を実現するとともに,生物発光観察に最適化した明るい光学系を採用したことにより,
分子の局在や遺伝子発現部位を明瞭に観察することが可能. インキュベータ搭載のオールインワンシステム.
13. 生物発光 in vivo イメージングシステム
Lumazone
[ 生物発光 in vivo イメージングシステム ]
日本ローパー社製Lumazone CMS生物発光イメージングシステム. 生体環境の変化を最小限ににすることで 生物個体にストレスを与えずに,
高度な暗状態環境中でin vivoイメージングを行う. 搭載された高感度EM-CCDにより,生物発光を高感度に捉えることが可能.
14. マクロズーム顕微鏡
MVX10 ( Olympus )
マクロズーム顕微鏡
高NA(開口数)達成のために大口径ズームレンズを用いており, 低倍率でより明るく高倍率でも高解像度の像が取得可能.
低倍率での個体や組織全景での観察から高倍率での細胞の詳細観察まで幅広い用途に使用.
15. 蛍光・位相差顕微鏡
[ 蛍光・位相差顕微鏡 ]
ニコン製倒立顕微鏡TS2およびTS100. 培養細胞を無標識でコントラストをつける位相差観察および蛍光タンパク質発現細胞や蛍光標識細胞の蛍光観察を行う.
1. Invitrogen Safe Imager
青色光トランスイルミネーター
[ Invitrogen Safe Imager ]
ゲルからのDNAの切り出しに使用.
2. PCR装置
[ PCR装置 ]
DNAの増幅に使用.
3. DNA シーケンサー
ABI PRISM 310 Genetic Analyzer
[ DNA シーケンサー ]
DNA配列の決定に使用.
4. ルミノ・イメージアナライザー
FUJIFILM LAS-1000plus
[ ルミノ・イメージアナライザー ]
蛍光, 発光サンプルのデジタル画像取得に使用.
5. フレンチプレス
[ フレンチプレス ]
細胞・菌体の破砕に使用.
6. エレクトロポレーター
Bio-rad MicroPulser
[ エレクトロポレーター ]
電気パルスでDNAを細胞に導入するのに使用.
7. バルタン
独自開発 自作蛍光スクリーニング装置
[ バルタン ]
蛍光タンパク質のスクリーニングの際に使用. 積分球を利用して均一な励起光を照射することで, 容易に蛍光タンパク質のスクリーニングを行うことが可能.
8. 高速液体クロマトグラフィーシステム
HITACHI 高速液体クロマトグラフChromaster
[ 高速液体クロマトグラフィーシステム ]
日立ハイテクサイエンス製高速液体クロマトグラフChromaster. 主にゲル濾過,分配,イオン交換の分離モードで分析を行っている.
PEEKおよびテフロンの接液部仕様によってタンパク質の生理活性に対する影響を最小化している. フォトダイオードアレー検出器により分析中にリアルタイムで吸光スペクトルをモニターできる.
1. 分光蛍光光度計
JASCO FP-8300 ストップトフローシステム:SFS
[ 分光蛍光光度計 ]
励起・蛍光スペクトル測定に使用. また高感度測定と広いダイナミックレンジを有しており, 波長走査速度による高速3Dスペクトル測定などにも使用.
2. 蛍光分光光度計
HITACHI F-2500
[ 蛍光分光光度計 ]
励起・蛍光・発光スペクトル測定に使用.
3. 蛍光分光光度計
HITACHI F-7000
[ 蛍光分光光度計 ]
励起・蛍光・発光スペクトル測定に使用.
4. 絶対蛍光量子収率測定装置
[ 絶対蛍光量子収率測定装置 ]
フォトルミネッセンス法によって、発光量子収率の絶対値を瞬時に測定できる装置.
5. 吸光分光光度計
HITACHI U-3900
[ 吸光分光光度計 ]
日立ハイテクサイエンス製紫外可視分光光度計U-3900. タンパク質,DNA,生理物質,光学フィルター等の光吸収の分光特性を高分解能高感度で測定する.
6. マイクロプレートリーダー CORONA
GRATING MICROPLATE READER SH-9000
[ マイクロプレートリーダー CORONA ]
ハイスループットに吸光・蛍光・発光・時間分解蛍光測定を行う.
1. 安全キャビネット
[ 安全キャビネット ]
バイオハザードを封じ込め, 安全な作業環境を実現する設備.
安全キャビネットは内部の試料が外部へ漏れるのを防止のために内部を低圧に保ち, またフィルターを通して清浄化した空気を排出.
2. 粘菌培養
[ 粘菌培養 ]
実験生物の粘菌を培養.