第70回(平成25年度第4回)産研テクノサロン
「ものづくりを支える基盤技術」

日時: 2014年2月7日(金) 13:30~18:30
場所: 大阪大学 産業科学研究所 インキュベーション棟 1F講義室  LinkIconアクセス

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【プログラム/講演概要】

13:30~13:35 開会挨拶

            大阪大学 産業科学研究所 副所長 小林 光 

13:35~14:05 産学連携への期待

            経済産業省 産業技術環境局 大学連携推進課長 佐藤 文一

14:05~14:45 スマート社会の進化と日本の電子回路工業の復活

            日本電子回路工業会会長 日本メクトロン株式会社代表取締役社長 小林 俊文 

世界の電子回路業界はスマートフォンやタブレットPC、あるいは堅調な自動車業界に支えられて伸長しています。今後もスマートシステムを組み込んだ機器が社会のあらゆる分野で普及し、電子回路はそのコア技術のひとつです。一方、日本の電子回路工業をみれば、台湾・中国メーカーの台頭で苦境に立たされ、縮小傾向です。しかし、中国をはじめ新興国の賃金上昇率は毎年10%を超え、競争環境が変化し始めたことも事実であり、いまこそ「ダントツものづくり」を追求し、日本の電子回路工業の復活を目指す時機です。

14:45~15:25 ものづくりを支える知識科学・技術

            大阪大学 産業科学研究所 准教授 來村 徳信

近年のものづくりではIT技術に基づいて各種データや設計ドキュメントなど、大量のデータが蓄積されていますが、データレベルを越えた「知識」の利活用が課題となっています。本講演では、ものづくりを支援する知識科学・技術のうち、データから知識を抽出するデータマイニング技術などについて簡単に触れたあと、生産現場における技術者間での知識共有/継承を支援する技術と、その実用における効果について述べます。

15:00~15:15 ( 休憩15分 )

15:45~16:25  モノづくりを支えるロボット技術

            川崎重工株式会社 精密機械カンパニー 執行役員 橋本 康彦

産業用ロボットの技術およびその動向について以下の内容で紹介します。
1)簡単な川崎重工の紹介とロボットビジネスの歴史の紹介、2)各産業分野で活躍する産業用ロボッ、ト3)車体ボディー組立で求められるロボットの高密度設置とそれを支える最新ロボット、4)半導体製造装置分野で活躍するクリーン搬送ロボット、5)産業用ロボットを支えるセンサー技術、6)OLP(オフラインロボットプログラミング)技術とロボット、7)次世代技術としての人とロボットの協調共存。

16:25~16:40 次世代産業基盤としての関西圏ナノテクネット

            大阪大学 産業科学研究所 教授  吉田 陽一

大阪大学では、いち早くナノサイエンス・ナノテクノロジー研究に着手し、現在では産研の産業科学ナノテクノロジーセンターと豊中にあるナノサイエンスデザイン教育研究センターが両輪となり、活発な研究・教育活動を進めています。また、全学的なナノサイエンス・ナノテクノロジーアライアンス委員会が組織されており、研究の企画立案、国際・地域貢献 教育の在り方等を議論しています。一方、関西の多くの大学・研究所でも、ナノテクノロジーに関する研究やその実用化が活発に行われています。最近、これらの活動をつなぐネットワークを形成し、産学官のより効率的なナノテクノロジーの推進を図ることが検討され始めました。そこで、この「関西ナノテクネットワーク」の概要を紹介いたします。

17:00~18:30  意見交換・親睦交流会(会場:楠本会館)

【参加申込】  参加申込書にご記入の上、下記までご送付ください。 


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【連絡先・事務局】

大阪大学産業科学研究所 産学連携室
TEL:06-6879-8448  E-mail : air-office@sanken.osaka-u.ac.jp
URL: http://www.sanken.osaka-u.ac.jp/labs/air/techno_salon.html

第69回(平成25年度第3回)産研テクノサロン
「期待される産研発ベンチャー」

日時: 2013年11月8日(金) 13:30~18:30
場所: 大阪大学 産業科学研究所 インキュベーション棟 1F講義室  LinkIconアクセス

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【プログラム/講演概要】

13:35~14:00 新産業の発展に期待する

                 経済産業省 近畿経済産業局 地域経済部  次長 森口 悦光

 政府が去る6月に発表した「日本再興戦略~新たな成長戦略」の実現に向けて、26年度概算要求予算のうちベンチャー支援等に係る概要及び近畿経済産業局としての今後の取組の等について紹介します。

14:00~14:30 バイオナノカプセル技術の医療への貢献を目指して

                 株式会社ビークル 代表取締役 郷 保正

 当社はバイオナノカプセルを基礎として薬物送達システムや抗体センサーを開発しています。後者は高感度化を図ることが出来る実用的な優れた技術です。本講演ではこの技術とそれを介した医療技術について紹介します。

14:30~15:00 ロータス金属の実用化展望:基礎研究から量産化まで

                 ロータスアロイ株式会社 取締役開発部長  井手 拓哉 

 ロータス金属はレンコン状の形態を有する金属材料であり、大阪大学をはじめ、これまで様々な研究が行われてきました。我々ロータスアロイ社は、産業科学研究所 金属材料プロセス分野からスピンオフし、大阪大学発ベンチャー企業としてロータス金属の実用化、量産化を目指しています。

15:00~15:15 ( 休憩15分 )

15:15~15:45 株式会社KITの技術と事業活動

                 株式会社KIT 代表取締役 佐賀 達男                

 小林研究室では半導体の表面の様々な現象の解明に取り組んできました。その結果、半導体表面にかかわる多くの研究成果を挙げることができました。KITはその成果であるNAOS(硝酸酸化)、SSCT(化学的転写法)、DEPEL(欠陥消滅型洗浄)、シリコンナノパーティクル形成法の四つの技術を核に、太陽電池産業等の技術・製品開発への貢献を目指します。

15:45~16:15  天然カテキンを遙かに凌ぐ高活性:膜親和性EGCG『CateProtect』

                 株式会社プロテクティア 代表取締役 内田 国克

 当社は、産研・医薬品化学研究分野の開發特任准教授の研究成果である新規カテキン誘導体の実用化を目指して設立されました。天然カテキンを遙かに凌ぐ抗ウイルス・抗菌活性を有する高機能性成分、膜親和性EGCG『CateProtect』をご紹介します。

16:15~16:45 革新的1分子DNAシークエンサーの開発

                 クオンタムバイオシステムズ株式会社 代表取締役 本蔵 俊彦

 FIRST川合プロジェクトでは、1分子技術による超高速・高感度デバイス群の創出を目標としています。その中でも、DNAシークエンサーについては、大学内外の最先端研究・技術を集約し、大学発ベンチャーが主体となって開発を推進しています。

16:45~17:15 産研発ベンチャーに期待する

                 元りそな銀行 社長(現 新日本理化株式会社 会長) 野村 正朗 

17:15~18:30  意見交換・親睦交流会(会場:楠本会館)

【参加申込】  参加申込書にご記入の上、下記までご送付ください。 

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【連絡先・事務局】

大阪大学産業科学研究所 産学連携室
TEL:06-6879-8448  E-mail : air-office@sanken.osaka-u.ac.jp
URL: http://www.sanken.osaka-u.ac.jp/labs/air/techno_salon.html

第68回(平成25年度第2回)産研テクノサロン
「グリーンテクノロジー再考」

日時: 2013年8月2日(金) 13:30~18:45
場所: 大阪大学 産業科学研究所 インキュベーション棟 1F講義室  LinkIconアクセス

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【プログラム/講演概要】

13:30~13:35 開会挨拶

13:35~14:15 分子・界面設計からの高効率人工光合成・有機太陽電池への取り組み

               京都大学大学院 工学研究科          教授 今堀 博

 近年、人工光合成・太陽エネルギー変換への関心が高まっている。いずれも光による電荷分離が中核となり、人工光合成では光による水からの電子引き抜き(水の酸化)および二酸化炭素の還元が重要である。太陽エネルギー変換における有機太陽電池開発においては、新奇な増感色素・p型・n型有機材料の設計・合成が高効率化の鍵となる。天然の光合成に学ぶ新たな有機材料の開発を進めることにより、高性能な人工光合成・有機太陽電池創製の可能性を紹介する。また、新概念の分子構造・手法について言及し、今後の展開可能性についても論ずる。

14:15~14:55 人工光合成への無機化合物からの取り組み

               パナソニック株式会社 先端技術研究所  主幹研究員 四橋 聡史

 二酸化炭素を水と光で再資源化する「人工光合成」を無機の半導体で実現したのでこれを報告する。この反応では電子の高いエネルギー励起が必要なため、通常の酸化物光触媒での実現は困難であったが、我々は窒化物半導体を適用することでこの反応の実現を可能にした。窒化物半導体の積層薄膜構造による工夫と、二酸化炭素の変換に関わる金属電極の考察により性能の向上が図られてきた。当日は、原理の実証からこれまでの性能向上の取り組みを説明し、デモンストレーションへのトライの様子などを、将来の展望などを交えながら紹介する。

14:55~15:10 ( 休憩15分 )

15:10~15:50 光エネルギー変換系におけるナノ光触媒

               大阪大学 産業科学研究所           教授 真嶋 哲朗 

 光エネルギー変換系の実用化には、ナノスケールの不均一界面で起こっている分子間相互作用や化学反応過程を理解し、構成要素の構造を最適化する必要がある。ナノサイズの触媒(ナノ触媒)上で起こる光エネルギー変換過程を、単一粒子および単一分子レベルで分光観測し、従来のバルク試料の測定では得られない反応の空間的・時間的不均一性に関する知見を獲得し、不均一界面反応における新しい化学的概念を創出し、また、超高活性なナノ触媒の有する構造的特徴や反応の特異性を見出し、太陽光を最大限に活用できる環境やエコに配慮した光エネルギー変換系のナノ触媒の設計指針を提案することを目的にした、我々の研究を紹介する。

15:50~16:30 バイオマスだけで低炭素社会は築けない
       ―持続可能な社会は努力目標ではなく到達目標である―

              一般財団法人 生産開発科学研究所 資源再生研究室 室長 奥 彬               
                          (京都工芸繊維大学 名誉教授)  

 環境へのストレス緩和を目的として化石からバイオマスへの資源転換が始まったが、再生可能なバイオマスといえども有限量。それに世界の石油消費量はすでに利用可能なバイオマス量の数倍に達し、資源転換してもCO2削減はともかく資源ストレスは増大して根本的解決策にはならない。最善は資源消費総量を大幅削減すること。多様なバイオマス資源の利用も大切だが、資源環境負荷が大幅緩和されなければ手をつけない方が賢い。資源消費の総量削減など世界の産業経済界は考えてもいないが、それを乗り越えないと未来はない。資源の転換よりも削減、資源循環の徹底した実施で省より削、節約と吾唯足知の精神を育てる社会ネットワークが必要。
 資源は有限だから繰り返し利用する。バイオマス産物の焼却処理や生分解処理、資源の再利用を阻む化学技術、深海へのCO2投棄技術、リニア新幹線の建設などそこには物理的な量を削減しても経済を活力化する発想がない。産業と生活の質を物量やエネルギー量、速さで測るかぎり、科学技術は持続可能な社会への背反を強めてゆく。科学技術者はいったいどこまで未来への責任を考えているのか忌憚なく語ってみたい。

16:30~17:15  研究室・施設見学会

・励起分子化学研究分野(真嶋研究室)
・量子ビーム科学研究施設

17:15~18:45  意見交換・親睦交流会(会場:楠本会館)

【参加申込】  参加申込書にご記入の上、下記までご送付ください。 

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【連絡先・事務局】

大阪大学産業科学研究所 産学連携室
TEL:06-6879-8448  E-mail : air-office@sanken.osaka-u.ac.jp
URL: http://www.sanken.osaka-u.ac.jp/labs/air/techno_salon.html

第67回(平成25年度第1回)産研テクノサロン
「産学交流から産業発展を目指す」

日時: 2013年5月17日(金) 13:30~18:30
場所: 大阪大学 産業科学研究所 インキュベーション棟 1F講義室  LinkIconアクセス

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【プログラム/講演概要】

13:30~13:35 開会挨拶

13:35~14:20 産業に生かす科学-出口を見据えた基礎研究の推進

               大阪大学 産業科学研究所      所長 八木 康史

 産業科学研究所は、 「出口を見据えた基礎研究」を研究スローガンとして、社会の要請を的確に把握し、国民の期待に応える新しい科学の創出を目指している。また、私共は、北大電子研、東北大多元研、 東工大資源研、九大先導研と共にネットワーク型研究拠点を形成し、ナノサイエンス、ライフサイエンス分野に新しい風を起こす役割を担っている。本講演では、産研の現状と今後の方向性について述べる。

14:20~15:05 カーエレクトロニクスの進化と自動車の安全

               株式会社デンソー 技術開発センター 技術系人づくり推進室 担当部長 手操 能彦

 近年、自動車の先進安全技術は飛躍的に進化を遂げている。これは、エレクトロニクス、情報、通信技術の進化の結果である。講演では自動車の安全を支える様々な安全技術を紹介し、これに使われるセンサ、電子システムについてその動作原理、設計思想を解説する。まずは、従来の安全技術である衝突安全、予防安全技術について紹介し、センサ、システムの進化、設計思想、実装について解説する。次いで、最近進化が著しい先進安全技術を紹介、レーダ等のレンジセンサ、画像センサを解説してから、通常運転時に働く運転支援システムについて解説する。

15:05~15:20 ( 休憩15分 )

15:20~16:05 市場・技術のパラダイムシフトと半導体製造装置

         株式会社荏原製作所 取締役専務執行役員 精密・電子カンパニー プレジデント 
                                       真空工業会会長  辻村  学

 IC、FPD、PV、LEDなど半導体技術に関連する分野は、現在またもや市場及び技術の大きな岐路に立っています。微細化終焉・大口径化逡巡に揺れているIC、大基盤化終焉・TV不振で不況に喘ぐFPD、FITの谷間から抜け出せないPV、大規模照明を待つLEDなどなど。そして関連する我が国の製造装置業界の競争力の実態は?我が国の製造装置業界は今‘危機’なのか?そして、如何にして我が国の製造装置の競争力を安定化させるか?が盛んに議論されています。これらに対する回答は全て市場と技術を俯瞰し、パラダイム変化を掴むことから得られます。既に技術のパラダイムシフトは予見されており、後はそれを理解し、あらゆるシンクタンクを動員して解決するだけです。それを皆さんで共有しましょう。

16:05~17:00  研究室・施設見学会

             複合知能メディア研究室
             ナノテクノロジー設備供用拠点
             総合解析センター

17:10~18:30  産学交流意見交換・親睦交流会(会場:楠本会館)



【参加申込】  参加申込書にご記入の上、下記までご送付ください。 

LinkIcon参加申込書H25-1.txt

【連絡先・事務局】

大阪大学産業科学研究所 産学連携室
TEL:06-6879-8448  E-mail : air-office@sanken.osaka-u.ac.jp
URL: http://www.sanken.osaka-u.ac.jp/labs/air/techno_salon.html