第82回(平成28年度第4回)産研テクノサロン

産業科学からイノベーションへ



日時: 2017年2月3日(金) 13:30~18:30  
会場: 大阪・梅田 富国生命ビル4F まちラボ A LinkIconアクセス

     【住所】 〒530-0018 大阪市北区小松原町2-4


【案内資料】
第82回産研テクノサロン案内.pdf

【参加申し込み】(下にあるボタンを押してお申し込みください)



【参加費】

  • 無料(親睦交流会は別途 3000円/人※)  ※産研テクノサロン会員は無料

【主催】 大阪大学 産業科学研究所 
【共催】 一般財団法人 大阪大学産業科学研究協会


【連絡・問合せ先】


【講演概要】

イノベーション・ドライバーズ

  ‐IoT時代をリードする競争力構築の方法‐

SBFコンサルティング     代表取締役 氏家 豊_

 加速度を増すIoT、それと不可分なデータ処理・AIのうねりは、産業社会におけるハードウェア、IT、そしてサービスの本格融合時代の象徴であり帰結です。間違いなく一体化が進む世界市場にあって、この新たな産業トレンドを、真の意味で自社の事業展開に引き付け、それをけん引もするための基盤となる事業競争力戦略、その枠組みとなる方法論がテーマです。「技術力に何を加えれば、よりスムーズかつスマートにイノベーション展開ができるか」の解明でもあります。
 その意味でのイノベーション・ドライバーズは突き詰めると以下の3つと考えます。 これらはお互いに促し合います。<デザイン>企業がどんなもの・ことを社会に提供し提示するかという、技術・製品・サービスの企画デザイン・発信。<データIT>業務データ・情報や問題意識の形成共有、顧客価値の追求、そしてプロダクツの開発普及を支えるIT基盤。<エコシステム>この企画や課題への取り組みを実効ならしめる、社内外でのオープンで自在な事業展開向けのエコシステム形成。

 大学・研究所の研究成果は、基盤研究である分、産業社会への影響力は幅広く、通常の事業会社における研究開発以上に『不連続性』もより内在します。その社会への還元、一部事業化に鑑みれば、そこでの直接間接の相手方である通常事業会社側のオープン展開は、大学等のシーズつまり産業科学から見れば表裏一体の関係に立ちその出口論に直結しましょう。上記3点が、「産業科学とイノベーション」の関係を考える手がかりともなれば幸いです。

次世代パワー半導体のための耐熱実装技術

大阪大学 産業科学研究所      教授 菅沼 克昭_

 電子機器の高機能化、小型・高密度化などを実現するうえで、エレクトロニクス実装技術の確立は不可欠となっています。また、近年では、多くの産業を支える電源システムや電動化が進む自動車の電力制御の低損失化技術として、ワイドバンドギャップパワー半導体に大きな期待が寄せられています。実現に向けては高温耐熱実装技術の確立が必要で、新たな技術革新が求められています。本講演では、ナノテクノロジーとエレクトロニクスの接点は実装にあると提案し、新たな技術分野の開拓を世界に先駆けて進めてきた次世代パワーエレクトロニクス実装材料分野における技術革新について紹介します。

パネルディスカッション「産学共創のハブを目指して」

 大阪大学 産業科学研究所は、創立以来、産業に資する科学研究を推進してきました。科学技術による産業競争力の強化が進められる中、産業科学からのイノベーションが求められています。産研では、材料・情報・生体にわたる研究領域を中心に、全国の5大学の附置研究所とのネットワーク型共同研究拠点を構築してきましたが、新たに『分子技術開発実装センター』を立ち上げ、新産業創成競争力強化に向けた取り組みを進めています。本パネルディスカッションでは、産研が産学共創のハブとなり、オープンイノベーションの一層の推進を図る方策について、議論していただきます。

  •                       《モデレータ》 大阪大学 産業科学研究所 副所長・教授 永井 健治
  •                       《講演》 大阪大学 産業科学研究所   所長・教授 中谷 和彦
  •                       《パネリスト》 SBFコンサルティング 代表取締役 氏家 豊
  •                       ______I&C・ケムテック株式会社 代表取締役 谷口 正俊
  •                       ______株式会社大阪ソーダ 取締役 上席執行役員 古川 喜朗








第81回(平成28年度第3回)産研テクノサロン

進化するセンシング



日時: 2016年11月11日(金) 13:30~18:30  
会場: 大阪・梅田 富国生命ビル4F まちラボ A LinkIconアクセス

     【住所】 〒530-0018 大阪市北区小松原町2-4

【プログラム】

13:30-13:35  開会挨拶


13:35-14:25  車載センサーの最新動向および市場展望
              株式会社矢野経済研究所 自動車産業グループ 主任研究員 池山 智也


14:25-15:15  高強度遠赤外光-テラヘルツ波を用いた分光分析

              大阪大学 産業科学研究所 量子ビーム発生科学研究分野 助教 入澤 明典


15:15-15:30   休憩(15分)

15:30-16:20  呼気診断に期待される高速応答ガスセンサ
              大阪大学 産業科学研究所 先端実装材料研究分野 助教 菅原 徹

15:30-16:20  大学の研究成果の活用方法

                神戸大学大学院 科学技術イノベーション研究科 教授 坂井 貴行



17:20-18:30  親睦交流会 (別会場: まちラボ F)【主催:大阪大学産業科学研究協会】

【案内資料】

第81回産研テクノサロン

【参加申し込み】 (下にあるボタンを押してお申し込みください)

【参加費】

  • 無料(親睦交流会は別途 3000円/人※)  ※産研テクノサロン会員は無料

【主催】 大阪大学 産業科学研究所
【共催】 一般財団法人 大阪大学産業科学研究協会


【連絡・問合せ先】


【講演概要】

車載センサーの最新技術および市場展望

  •      矢野経済研究所 自動車産業グループ 主任研究員 池山 智也

 自動車の各種制御で使われている車載センサーの搭載個数は年々増加しており、車両1台あたりに使われているセンサーの数は80個を超える。弊社の調査結果によると、車載センサーの世界市場規模は2015年在の2兆2543億円から、2020年には3兆1,487億円に拡大すると予測している。
本セミナーでは、車載センサーの最新動向をパワートレイン、シャーシ/セイフティ、ボディ、ADAS(先進運転支援システム)、HV/EVの5分野から考察し、需要分野別の市場概況と技術動向を解説する。

高強度遠赤外光-テラヘルツ波を用いた分光分析

  •      大阪大学 産業科学研究所 量子ビーム発生科学研究分野 助教 入澤 明典

 近年注目されているテラヘルツ波は高周波電波として次世代通信などの利用に期待されているが、一方で光波としてみると遠赤外領域にあたり、x線や紫外線と比べて無害で低エネルギーな光源としての特徴を持つ。しかし、いわゆる「テラヘルツギャップ」と呼ばれ、他の波長帯に比べ光源強度や検出器能力の点で未だ発展途上の領域でもある。テラヘルツ自由電子レーザー(THzFEL)は波長可変の強力な単色パルス放射光源であり、これまでテラヘルツ帯では困難であった時間・空間分解能の高い分光分析から物質の結晶性や結合の制御など新しい技術創成の可能性を持つ。

呼気診断に期待される高速応答半導体式ガスセンサ

  •      大阪大学 産業科学研究所 先端実装材料研究分野 助教 菅原 徹

 呼気などに含まれる揮発性有機化合物(VOC) を検出するナノ構造の半導体結晶を有するガスセンサ素子を、従来の1/10以下の時間で作製できる工法を開発した。半導体式ガスセンサは、ガスが半導体材料の結晶表面につくことで、電気抵抗が下がり、ガスを探知するため、半導体材料の大きな比表面積が必要とされる。従来は、複雑な方法でナノ材料を合成し、それを基板に塗ったあと焼いて製造していたが、本研究では、原料を基板に直接塗って焼くだけで、ガスセンサを作製することに成功した。また、応答特性は、世界トップクラスであり、高性能ガスセンサを短時間かつ低コストで製造できることから、呼気による健康検診への応用が期待される。

大学の研究成果の活用方法

  •      神戸大学大学院 科学技術イノベーション研究科 教授 坂井 貴行

我が国の大学が持っている研究成果を産業界に移転し、研究開発成果を円滑に商業化に結びつけることは、新事業の創出を図るうえで極めて重要になっています。大学の研究室では日々、新しい発見や革新的な研究成果が生まれているものの、商業化に結びつくことは、あまり多くありません。一方で産業界は大学の研究成果に期待しながらも、その研究成果を自社で導入するにはリスクが高いと考えています。本発表では、これまでの大学の研究成果の商業化事例から、大学の研究成果創出から商業化に至る各プロセスと商業化手法をご紹介します。また中小企業における大学の研究成果の効果的な活用方法も併せてご報告します。










第80回(平成28年度第2回)産研テクノサロン

自動化の現状と展望



日時: 2016年8月5日(金) 13:30~18:30  
会場: 大阪・梅田 富国生命ビル4F まちラボ A LinkIconアクセス

     【住所】 〒530-0018 大阪市北区小松原町2-4

【プログラム】

13:30-13:35  開会挨拶


13:35-14:25  <基調講演> AIの現状と動向
              大阪大学 産業科学研究所 知能アーキテクチャ―研究分野 教授 沼尾 正行


14:25-15:15  ICTを活用したスマート農業への取組み

              株式会社クボタ 機械研究業務部・企画チーム チーム長 後藤 義昭


15:15-15:30   休憩(15分)

15:30-16:20  自動血球分析装置の歴史と最新技術について 
              シスメックス株式会社 ヘマトロジープロダクトエンジニアリング本部 商品開発部
                                                   主任技師 水上 利洋

15:30-16:20  実験をアシストする新たなロボットシステムの提案
        ~研究現場が抱える課題解決に向けて~

                ヤマト科学株式会社 東京開発部 執行役員 土屋正年


17:20-18:30  親睦交流会 (別会場: まちラボ F)【主催:大阪大学産業科学研究協会】

【案内資料】


【参加申し込み】 (下にあるボタンを押してお申し込みください)

(終了)

【参加費】

  • 無料(親睦交流会は別途 3000円/人※)  ※産研テクノサロン会員は無料



【連絡・問合せ先】





【講演概要】
<基調講演> AIの現状と動向
              大阪大学 産業科学研究所 知能アーキテクチャ―研究分野 教授 沼尾 正行

人工知能技術が長足の進歩を遂げ、チェスの世界チャンピオンに勝ち、将棋、囲碁において人を凌駕しつつあると言われている。自動車の自動運転も実用化が近づいている。人工知能が人を越えるシンギュラリティ(技術的特異点)まで議論されるようになってきた。本講演ではそれらを概観した上で、人工知能のフロンティアとして、小説や音楽などの創造行為と感情の扱いについて論じる。



ICTを活用したスマート農業への取組み
              株式会社クボタ 機械研究業務部・企画チーム チーム長 後藤 義昭

 近年クローズアップされている農業分野でのICT利用について、「ICTを活用したスマート農業への取り組み」と題して、世界の食糧問題と日本農業の課題、そして、その課題解決に貢献できるクボタのICT技術を用いた2つのアプローチを紹介致します。
 1つ目は農業機械と圃場管理をクラウドサーバーで連携させ作業効率アップや高品質、収穫量の増加を目指す営農支援システム、クボタ・スマート・アグリシステム(KSAS)の機能とその効果を。
 2つ目は農業生産の更なる効率アップを目指す農業機械の自動化・無人化で、これについては産官学連携での共同研究事例とクボタ単独での開発事例を紹介致します。



自動血球分析装置の歴史と最新技術について
              シスメックス株式会社 ヘマトロジープロダクトエンジニアリング本部 商品開発部 主任技師 水上 利洋

血液検査は健康診断や各種疾患で実施される最も身近な検査の一つである。病院の血液検査室で行われている血液検査は過去数十年で急速に自動化、省力化、高性能化などの発展を遂げてきた。本講演では、血球分析装置の簡単な歴史と最新の測定原理やネットワークを使ったメンテナンスサポートなどを紹介する。さらに、現在血液検査で最も労力がかかっている顕微鏡による目視検査がAIの発達によりどの程度まで自動化できるかも議論してみたい。



実験をアシストする新たなロボットシステムの提案
        ~研究現場が抱える課題解決に向けて~

                ヤマト科学株式会社 東京開発部 執行役員 土屋正年

 生命科学研究における昨今の解析技術は、高感度センシングと高速演算処理により高い分解能を実現するまでに進歩しているが、解析に用いる検体調製は、繊細な細胞を取り扱う故に未だに人に頼っている。人の動きの特性に起因する作業のタイムラグ、作業間隔の限界が障壁となり、精緻な生命動態を解明できないジレンマに陥っている。弊社は東大との共同研究により、生命現象に関わるエピジェネティックの解析に向けた自動調製ロボットシステムを開発し、調製の課題を克服した。この本開発の成果は、人手不足が深刻な生産現場での分析前処理作業にも活用されつつある。納入事例を紹介し、ロボットシステム化に求められる要件、将来像を提案する。



















第79回(平成28年度第1回)産研テクノサロン

未来を拓くサイエンスⅡ
 -産研教授が語る研究の夢-





日時: 2016年5月13日(金) 13:00~18:30  (ご注意:開催時間が通常より30分早くなっています。)
会場: 大阪・梅田 富国生命ビル4F まちラボAルーム LinkIconアクセス

     【住所】 〒530-0018 大阪市北区小松原町2-4

【プログラム】

13:00-13:05  開会挨拶


13:05-14:15  <基調講演> IT融合 と 経営
              同志社大学 大学院ビジネス研究科  客員教授 領内 修
              (元東京三菱銀行理事、前SCREENホールディングスCFO)

14:15-14:25   休憩(10分)

14:25-15:40  産研教授が語る研究の夢(前半) 
       人とわかり合える音声対話ロボット
              大阪大学産業科学研究所 知識科学研究分野 教授 駒谷 和範
       宇宙で生命の痕跡を探す
              大阪大学産業科学研究所 バイオナノテクノロジー分野 教授 谷口 正輝
       病気と健康と細菌
              大阪大学産業科学研究所 生体分子制御科学研究分野 教授 西野 邦彦
       社会を変えるシリコン:太陽電池から医薬応用まで
              大阪大学産業科学研究所 半導体材料・プロセス研究分野 教授 小林 光
       ビックデータ時代の新材料探索
              大阪大学産業科学研究所 ナノ機能予測研究分野 教授 小口 多美夫


15:40-15:50   休憩(10分)

15:50-17:05  産研教授が語る研究の夢(後半) 
       半導体を超えて~:機能性酸化物ナノ構造デバイス
              大阪大学産業科学研究所 ナノ機能材料デバイス研究分野 教授 田中 秀和
       植物病原菌代謝産物を抗がん剤へ
              大阪大学産業科学研究所 医薬品化学研究分野 教授 加藤 修雄
       何事もアト秒から始まる
              大阪大学産業科学研究所 ナノ極限ファブリケーション研究分野 教授 吉田 陽一
       触媒の原子・分子ダイナミックスを可視化する
              大阪大学産業科学研究所 ナノ構造・機能評価研究分野 教授 竹田 精治
       グローバルスタンダードな低分子で産業を創る
              大阪大学産業科学研究所 精密制御化学研究分野 教授 中谷 和彦

17:20-18:30  親睦交流会 (別会場: まちラボ Fルーム)【主催:大阪大学産業科学研究協会】

【案内資料】


【参加申し込み】

【参加費】

  • 無料(親睦交流会は別途 3000円/人※)  ※産研テクノサロン会員は無料



【連絡・問合せ先】

【講演概要】
<基調講演>
IT融合と経営
                 同志社大学 大学院ビジネス研究科  客員教授 領内 修
                 (元東京三菱銀行理事、前SCREENホールディングスCFO)

 本講演の内容は、一昨年来 各地で講演してきた『ビットコインと初音ミク』に観る10年後の近未来 の続編 と言うべきものです。昨年来、人工知能に代表されるIT世界は、大きな変化が起こっており、本講演では様々な分野から それを見つめ直し皆さんと『IT融合と経営』と題して IT世界と経営 との懸け橋としたいと思います。
 数年前より、私は『仮想現実が現実を超える』と言ってきましたが、銀行経営者の危機意識が顕著にそれを表し始めました。仮想通貨ビットコインはリーマンショックの反省から生まれましたが、2年前の交換所破綻から、日本は同通貨を毛嫌いしました。一方、世界の主要国は、この通貨をどう生かすか で検討を重ね、その根底技術のブロックチェインは コピー不可技術として認識され、大銀行の高級システム運用をあざ笑うかのように普及し、ようやく日本も仮想通貨発行検討の機運が出始めました。これが、既存銀行の大変革となる「フィンテック」に繋がります。
 ゲーム世界の囲碁では予想より10年早く、最強棋士にソフトが勝ち 大いに話題となっています。新たな学習効果の人工知能が生まれ、米運輸省は、自動運転車搭載の人工知能を人間同様「運転手」と認定する報道もありました。法律が予想しない世界激変が起こっています。これらの流れや変化は、アナログからデジタル、インターネット、VR、AIとここ30年の圧倒的な半導体素子の進歩進化が支えてきたもので、今後も一層の発展を遂げるでしょう。
 我々は今、誰もがスマホ等で、瞬時に世界とデータのやり取りをし、時間・場所を越えて「何時でも 何処でも 誰にでもつながる」世界を入手中です。その変化は「モノのインターネット」IoTとして、各国家を挙げて推進中です。更に、3Dプリンターに代表される 情報出口機械 を獲得した事で、データ次第でモノを個人が製造する時代になり、社会そのものが変化する 時代が目前です。この変化は、未体験・無経験の世界の出現であり、どんな社会になるのか 不安でもありますが、第4次産業革命と称する次世代を皆さんと見つめたいと思います。

産研教授が語る研究の夢

 本講演では産研の教授陣が現在行っている研究がどのようなことをねらいとして、どのようなことに役立っていくのか その夢をやさしく語っていただきます。
 前回の産研テクノサロンに続く第二弾として、10名の産研教授が登場します。

大阪大学 産業科学研究所 教授

  • 人とわかり合える音声対話ロボット            駒谷 和範
  • 宇宙で生命の痕跡を探す                 谷口 正輝
  • 病気と健康と細菌                    西野 邦彦
  • 社会を変えるシリコン:太陽電池から医薬応用まで     小林 光
  • ビックデータ時代の新材料探索              小口 多美夫
  • 半導体を超えて~:機能性酸化物ナノ構造デバイス     田中 秀和
  • 植物病原菌代謝産物を抗がん剤へ             加藤 修雄
  • 何事もアト秒から始まる                 吉田 陽一
  • 触媒の原子・分子ダイナミックスを可視化する       竹田 精治
  • グローバルスタンダードな低分子で産業を創る       中谷 和彦