小学4年~6年生を対象とした毎年恒例の技術室主催「ものづくり教室」を、8月7日と8日に開催いたしました。今回は「プログラミングでライントレーサを走らせよう!」というテーマで、描かれた黒い線に沿って走るライントレーサを製作しました。マイコンボードのmicro:bitを用いて、プログラミングで制御・走行させます。
当日は、各日20名の小学生にご参加いただきました。黒田所長より産業科学研究所についてご紹介いただき、参加者の皆様に産研について知ってもらいました。その後、電子回路のはんだ付け工作を行いました。はんだ付けを経験したことのある子供たちは少なかったため、苦労していましたが、アンケートでは「難しかったけど楽しかった」「初体験で面白かった」など、充実した体験ができたようです。
iPadでのプログラミングには、実際に経験のある子も多く、スムーズに進めることができました。音を鳴らしたり、LEDで好きな形を表示させたりと楽しんでいました。また、ライントレーサの原理についての説明を行い、プログラミングでどのように線に沿って走るかを学んでもらいました。
車体のタイヤやホルダーは技術室スタッフが3Dプリンタで設計・製作したもので、まだ一般にはなじみのない3Dプリンタのデモを行い、その動作を参加した小学生と保護者の皆様に見学していただきました。
最後に、電子回路やモーター、シャーシ、タイヤなどの部品を組み上げてライントレーサを完成させ、実際にコースを走らせました。全員がしっかりと動作させることができ、複雑なものを自分で作れたことにとても喜んでいました。
アンケートでは、子供たちから「とても楽しかった」という声や、保護者の方から「貴重な体験ができてありがたい」といったたくさんの高評価をいただきました。これからも、この「ものづくり教室」を通じて工作や科学の楽しさを伝えていければと思っています。
(技術室)


プログラミングの様子

はんだづけの様子

完成したライントレーサを走らせている様子