ランチをとりながらのセミナーでは、Spectris社からは同社の技術、装置の紹介や持続可能な社会への取り組みをテーマに、坂本研からはX線回折装置によるナノ粒子の結晶構造の解析およびナノ粒子を用いた赤外光エネルギー変換技術による環境・エネルギー問題への解決への取り組みをテーマに発表を行いました。その後は質疑応答へと続き、坂本研で開発の進む透明な熱線遮蔽素材や透明太陽電池に関してCO2削減の効果や実用化の時期について活発な質問がなされ、産業科学研究所の先端技術に深い興味を持たれていたようでした。
一通り議論が終わった後は、坂本研究室の見学を行い、坂本研で開発中の熱線遮蔽フィルムの実物の紹介を行いました。加えて、研究室で運用しているマルバーン・パナリティカル社製の卓上XRD(Aeris)の使い心地や、ユーザー目線での改善の余地など様々な意見が交わされました。今回のようにSpectris社および関連企業の役員の方々がそろって訪日することはめったになく、産業科学研究所を紹介する非常に良い機会となりました。これを機会に、ますます親交を深めていきたく思っております。
(坂本研究室)



