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受賞 - 2024年度 日本薬学会医薬化学部会賞(鈴木孝禎教授、伊藤幸裕准教授)

2024年11月22日、鈴木孝禎教授(大阪大学産業科学研究所)を代表研究者とした研究チームが、2024年度の日本薬学会医薬化学部会賞を受賞いたしました。

この賞は、創薬の発展に寄与するブレークスルーを達成した研究者に贈られるもので、受賞対象は以下の通りです:

・医薬品として上市に至らずとも、原則として新規な化学構造を有する薬物もしくは生物活性化合物に関する独創的な研究
・新規な技術・方法(化学合成、発酵、製剤、分析、薬物動態、毒性試験、病態モデルの構築、スクリーニング法、作用機序の解明など)等で創薬研究に寄与する独創的な研究

鈴木教授らの研究チームは、同日京都テルサで開催された「第41回メディシナルケミストリーシンポジウム」にて受賞講演を行い、表彰盾が授与されました。

受賞した研究成果は、「リシン脱メチル化酵素を標的とするタンパク質複合体解離誘導剤の創製~アカデミア基礎研究から臨床開発へ」です。

代表研究者:鈴木 孝禎(大阪大学産業科学研究所)
共同研究者:宮田 直樹(名古屋市立大学大学院薬学研究科)、伊藤 幸裕(大阪大学産業科学研究所)、小笠原 大介(The Scripps Research Institute)、飯田 哲也(大阪大学大学院薬学研究科附属創薬センター構造展開ユニット)

 

◼︎受賞コメント(鈴木孝禎教授)

日本薬学会医薬化学部会賞は、基本的には、企業の優れた医薬化学研究グループに対して贈られる賞なのですが、今回は、我々のアカデミアグループに対して本賞が与えられ、異例の受賞となりました。我々の医薬化学研究の独創性、革新性が認められ、光栄に思います。本受賞がアカデミア創薬をエンカレッジする良い機会になることを願っています。

News20241129_Suzuki

鈴木研究室:https://www.sanken.osaka-u.ac.jp/organization/thi/thi04.html
医薬化学部会部会賞(日本薬学会医学化学部会HP):https://medchem.pharm.or.jp/award/