産研では独自に多様な教職員へのキャリア支援を検討しており、2023年10月から産研の若手研究者を対象とする「産研メンター制度」を開始しております。
2024年度も、より多くの教職員が本メンター制度についてさらに理解を深め、積極的に制度を活用頂くことにより、またすでに活用頂いている方々にとっては、これまで以上にご自身のキャリア形成に役立つ情報を得て頂くことを目的として、5月14日において講演会を開催しました(開催場所:SANKEN CReA)。
当日は、黒田俊一所長からの挨拶の後、まず本学キャリアセンター副センター長・准教授の家島明彦先生から「産研メンター制度の概要説明 (制度概要と意義)」と題したご講演を頂きました。次に、本学工学研究科で実施されたメンター制度に携わった愛知淑徳大学文学部教授の渡辺かよ子先生から「メンター制度の効果と可能性:理論的基礎と実践的知見」と題した講演を頂きました。最後に、工学研究科の大学院生時代にメンティとして工学研究科メンター制度の利用実績がある本学工学研究科環境エネルギー工学専攻 准教授の中久保 豊彦先生より、「環境システム学分野での私のキャリア形成」と題した講演を頂きました。
講演終了後の質疑応答では、メンタリングとカウンセリングの違いは何か、よきメンターとは何か、またよきメンターになるために必要とされる資質とは何か、さらに、具体的にメンター候補者を検討する際の助言、メンター制度を通じて得たネットワークの重要性等について、講師の先生方の知見、ご経験等を交えながら様々なご意見およびご助言を頂き、参加者が多くのことを学んだ大変よい機会となりました。
家島先生のご講演
渡辺先生のご講演
中久保先生のご講演