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シート型センサデバイスのクラウドファンディングに挑戦(荒木研)

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荒木研では、神戸大学大学院 イノベーション研究科 和泉准教授、本学先導的学際研究機構 丸山特任教授とともに、肌に優しく、薄くて伸縮自在なシート型センサー 「iSHEET-Heart」 の実用化を目指し、クラウドファンディングに挑戦しています。
このセンサーは、プリンテッドエレクトロニクスという最先端の材料技術と情報処理技術を組み合わせた超軽量かつ多機能なシート型センサシステムで、わずか1mmほどの薄さで、人体に貼っても違和感がなく薄くて、伸縮自在であり、装着感がなく、長時間貼付してもかぶれたり痒くなったりしづらい、肌にも優しいシート型センサです。

昨今、いつ起こるか分からない地震や豪雨などを始めとした災害に備えて国や地方公共団体では綿密な計画が立てられていますが、実際の大規模災害時には、傷病者の数が多くなったり、アクセスや情報が寸断されたりすることによって、十分な災害支援ができないということも起こり得ます。特に災害現場に赴く支援チームは、限られたリソースで色々な災害救援活動を行う中、避難所に集まる被災者の容態管理をするための機器も不足しがちで、きめ細やかなフォローアップにも限界があります。

そのような状況を踏まえて、このシート型センサーを少しでも避難所等の現場で役立てられないだろうかと思い、荒木研では、避難所等に持ち込みやすい、薄型・軽量なバイタルセンシングのためのデバイス開発を進めています。今回のクラウドファンディングでは、第一目標「極薄シート型センサ開発」、第二目標「機能&耐久性向上」、第三目標「ソフトウェア開発」を掲げており、将来的には医療機器として承認され、災害救命現場で活用できる未来を目指しています。

◼︎クラウドファンディング期間
3/3(月)10:00 ~ 4/30(水)23:00

詳細はコチラからご確認いただけましたら幸いです。
https://readyfor.jp/projects/HeartSensor2025

(荒木 徹平/産業科学研究所 准教授)