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SANKEN
イベントレポート

第26回産研国際シンポジウム報告

令和5年1月11日(水)および12日(木)の二日間The 26th SANKEN International Symposiumが開催されました。本シンポジウムはThe 21st SANKEN Nanotechnology International Symposium、The 10th Kansai Nanoscience and nanotechnology International Symposium、The 18th Handai Nanoscience and nanotechnology International Symposium、The 4th AIRC-SANKEN International Symposiumが共催でした。今回のシンポジウムは、3年ぶりの対面形式での開催となりました。ただし、一部の基調講演と招待講演にはハイブリッド形式を取り入れました。ポスターセッションも対面形式で開催し、学生あるいは若手研究者による優秀なポスター発表に賞を授与するなど、より多くの方に参加していただき、交流を深めてもらうための試みを行いました。今年度のシンポジウムは”GREEN TRANSFORMATION For a Sustainable Society”のテーマのもとで行われました。本シンポジウムの基調講演は、Ifan E. L. STEPHENS 先生 (インペリアル・カレッジ・ロンドン)、楊井 伸浩 先生 (九州大学)、Xiaodong CHEN 先生(南洋理工大学)、若林 整 先生(東工大)、下田 吉之 先生(大阪大学)、佐治木 弘尚 先生(岐阜薬科大学)、Jianyu HUANG先生(Yanshan大学)、Arkady KRASHENINNIKOV先生(アールト大学)の各氏よりそれぞれ40分から1時間の講演をしていただきました。また、招待講演として、長谷川 丈二 先生(名古屋大学)、大嶋 孝志 先生(九州大学)、水船 秀哉 先生(スペラファーマ株式会社)より講演をしていただきました。産研からは、片山 祐 先生、荒木 徹平 先生、永井 健治 先生、南谷 英美 先生より最新の研究紹介をしていただきました。口頭発表は合計15件となり、いずれの発表も、情報、量子科学、材料、ビーム、生体、分子、ナノテクノロジーの分野での最先端の内容を紹介するもので、活発な質疑応答が行われました。口頭発表の参加者は会場とオンラインを含め最大131名でした。また、ポスター発表は学生若手研究者職員により40件の発表が行われました。なお、招待講演者およびシニア教員の投票により、8名の方にポスター賞が授与されました。 Covid19の影響から、今回はレセプションや懇親会を開くことができず、ポスター会場での飲食も制限されました。本来であれば、対面でのシンポジウムではこういった親睦の場が重要な情報交換の機会であるので、来年度以降には状況が改善していることを祈ります。最後に、講演およびポスター発表をしていただいた先生方と若手研究者の皆様、シンポジウムの運営を支えていただいた教職員や事務職員、戦略室、広報室、技術室の方々に深くお礼を申し上げます。
集合写真
会場の様子
ポスターセッション