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SANKEN
イベントレポート

第4回産研女性サミットを開催しました。

2022年11月1日に、産研の女性所員が所内でより一層活躍できる環境の構築に向けて、産研所属の全女性所員を対象にして、立場の垣根を超えた忌憚のない意見を交換するための第4回産研女性サミットが開催されました。今回は大阪大学吹田キャンパス内たけのこ保育園園長の帯野千登勢先生を講師としてお迎えし、ダイバーシティ・インクルージョンの取り組みをお話しいただきました。感染症対策のため、ハイブリット開催で、所外からの参加者を含む139名の申込みがありました。  最初に、2020年12月に発足した「産研協働推進チーム」の紹介と産研のダイバーシティ推進についての関野徹所長のご挨拶、産研協働推進チームの活動報告から始まり、大阪大学副学長で大阪大学ダイバーシティ&インクルージョンセンターの島岡まなセンター長から2021年9月の「大阪大学ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)推進宣言」に基づく本学の多様な個性が輝くキャンパスを目指して活動のご紹介を含むご挨拶を頂戴しました。  講師の帯野先生より「育児と仕事の両立を考える ~学内保育園ってどんなとこ?~」と題した講演をいただきました。3名からスタートした自主運営時代から、2008年に学内保育園として活動をして現在に至るまでのご苦労、工夫と発展などの具体的なお話という、非常に貴重な内容を伺うことが出来ました。学内の3つの、まきば、たけのこ、まちかね保育園は、大阪大学が目指す、多様性(ダイバーシティ)が個人のアイデンティティとして当たり前に包摂(インクルージョン)される環境を作り、多様な人材が能力を存分に発揮することにより研究・教育の質を高め、また、多様性を包摂する「生きがいを育む社会の創造」に寄与する、という目的の強力な担い手の一つとして、安心・安全な保育を提供してくださっており、帯野先生の子供たちの個々のそれぞれの違いを活かす環境づくりに取り組まれている姿勢、またそれを実行し活かしていく個人個人の葛藤と挑戦に感銘を受けました。帯野先生のご講演にあたり、山田 裕貴 教授、たけのこ保育園OB会 会長で東京工業大学の近藤 科江 教授からもメッセージをいただき、保育園の存在が本学の研究、技術力の向上、仕事と育児・介護等との両立、次世代育成の推進にも過去から現在に至って役立っていることを実感しました。  最後に産研協働推進チーム長の服部梓准教授からの「So Good SANKEN!のために小さな行動を起こしていきましょう。」と閉会の挨拶があり、サミットは幕を閉じました。  事後アンケートでは、参加者の皆さまの前向きな意見や思いをたくさん頂戴しました。産研協働推進チームは、全所員がそれぞれの個性を武器として、失敗を恐れず新たな自分に向かってわくわくしながらチャレンジし続けることができる環境を目指して、男女協働推進だけでなく、広範にわたる、ダイバーシティ&インクルージョンの推進活動を進めています。ランチサミットにかかわらず色々な活動を主導、支援していきます。所員皆様の積極的な参加、応援をお願いします!
関野徹所長と島岡まなDICセンター長
帯野千登勢先生と服部梓産研男女協働推進チーム長
オンサイト集合写真