8月22日、開成学園の理化学部に所属する学生さんたちが、産研を訪問しました。今回の訪問は、学生たちが最先端の科学技術や研究内容に触れる貴重な機会となりました。
最初に、研究所全体の概要が紹介され、学生たちは産研の役割や意義について学びました。その後、細貝知直教授によるレーザ駆動電子加速器とその応用に関する最新の研究が紹介され、学生たちはその原理や応用範囲について理解を深めました。
続いて、関野研究室に移動し、セラミックスを中心とした次世代型材料の研究についての説明が行われました。学生たちは、これからの社会で重要となる新素材の可能性について学んだ後、研究室の見学を通じて実際の研究の現場を目の当たりにしました。
その後、総合解析センターにて中学生はSEM(走査電子顕微鏡)の操作を体験しました。実際に顕微鏡を操作することで、微細構造の観察に対する理解を深めることができました。一方、高校生はNMR(核磁気共鳴装置)やXRD(X線回折装置)などの先端的な分析装置の仕組みを学び、これらの機器が科学研究においてどのように活用されているかを理解しました。
最後に、細貝研究室を訪れ、ロボットアームに搭載した超小型パワーレーザーの仕組みやその応用について学びました。ロボット技術と超小型パワーレーザーを組み合わせた最先端の技術に触れたことで、学生たちは未来の科学技術への興味を一層深めることができました。
今回の訪問を通じて、学生たちは最先端の研究や技術に触れる貴重な経験を得ることができました。この経験が彼らの今後の学びや進路選択において大いに役立つことを期待しています。
(広報室)

量子ビーム科学研究施設の見学、細貝教授による説明

関野研究室の見学

SEMを操作する中学生(総合解析センター)

NMRの説明(総合解析センター)