4月24(月)−27(木)、量子ビームの応用に関する国際会議Q-BASIS 2023 (Quantum Beam Application for Sciences and Industries 2023) をJST未来社会創造事業大規模プロジェクト型「レーザー駆動による量子ビーム加速器の開発と実証」と産研との共催で産研講堂とSANKEN CReAを会場に、完全対面形式で開催しました。4月24日(月)から26日(水)の3日間は講演会とポスターセッションが、27(木)はSPring-8施設見学ツアーが行われました。26日(水)には日米協力による先端加速器フォーラムもジョイントし同時開催されました。 SANKEN CReAでは会議期間中、量子ビーム関連の企業展示も行われ11社の企業が参加しました。会期2日目である25日(火)夜には千里阪急ホテルにて対面立食形式のバンケットも催され、参加者はおよそ110名(米国、イギリス、フランス、ドイツ、チェコ、ロシア、ウクライナ、スペイン、中国、からの参加者およそ30名を含む)と国際色豊かな交流が行われました。 会議全体としては、口頭講演が35件、ポスター発表が30件、講演内容はパワーレーザー開発とその応用、材料科学への応用、医学生物応用、イメージング応用、自由電子レーザー(FEL)への応用、高エネルギー物理学、社会実装への展開、など基礎科学から産業応用まで量子ビーム利用の幅広い分野にわたり、会期中の産研講堂は、常にほぼ満席で活発な議論が交わされました。ポスター発表では若手研究者を中心に各ポスターで熱気に溢れる議論が行われ、コーヒーブレイク中は参加者同士がざっくばらんに情報交換・意見交換を行っていました。Q-BASIS 2024のキックオフミーティングも開催され、次回の開催を宣言し盛況のうちに閉会しました。