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文部科学省主催「わたしとみらい、つながるサイエンス展」に出展(大阪・関西万博)

活動成果

大阪大学 産業科学研究所は、2025年8月14日(木)〜19日(火)までの6日間、大阪・関西万博のEXPO メッセ「WASSE」 にて開催された文部科学省主催「わたしとみらい、つながるサイエンス展」に出展し、COI(Center of Innovation)における共同研究成果を実演展示 にて紹介しました。会期中、のべ7万人が来場し、展示会場は連日大きな熱気に包まれました。

 

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本展示は、これまで COI・COI-NEXT プログラムにおいて社会実装へと展開してきた研究テーマ群の中から選出されたものであり、全国25大学が出展しました。その中で COI テーマとして唯一採択されたのが産業科学研究所で、ブースは会場入口近くの「自分とつながる」ゾーンに配置されました。当初は夏休み期間中の中高生を主な対象として想定していましたが、実際には中高年層を含む多様な来場者が訪れ、研究成果に対する社会的関心の裾野の広がりが明確に示されました。

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展示では、imecと産研との共同研究成果であるimec製脳波計(EEG)を用いた2種類の実演を行いました。

・MOOD8
英会話アプリ(進鳳堂との共同研究)使用の前後で、シータ波・アルファ波・ベータ波を測定し、英会話力強化の効果を評価。
※英会話強化は産研と進鳳堂との共同研究

・brain melody S
参加者が知っている曲を聴き、その際のアルファ波を基に快・不快を判定。進化計算 AI にフィードバックし、最も心地よい自動作曲を生成して提供。
※自動作曲は産研と東京都市大、電通大、クリムゾンテクノロジーとの共同研究

いずれの実演も1回あたり10〜15分を要したため待ち時間が長くなりましたが、それにもかかわらず体験を希望する来場者の列が途切れることはなく、6日間で延べ600回を超えるデモを実施しました。行列制限を設けても「1時間待ってでも体験したい」という参加者が後を絶たず、単に自動作曲や英会話評価を試みるだけでなく、「自らの脳波を初めて可視化してみたい」という強い動機に支えられた関心の高さが印象的でした。

これまで本研究所の展示は、主として産学連携や専門分野の技術交流を目的とした場で行われてきましたが、今回は初めて一般来場者を対象とする万博会場での発表となりました。その結果、研究成果の社会的意義を幅広い層に直接伝えることができ、現地の文部科学省展示責任者からも高い評価を得ました。今後も、共同研究の深化と社会実装の加速を通じて、学術的成果を社会へと還元してまいります。

 

会場での技術紹介セッション中継動画はコチラ
https://www.youtube.com/live/iRqJsZfjeco?si=AWAD3_LwMXejSLP1&t=28775

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(戦略室 特任教授 小倉基次