この度、公益社団法人日本農芸化学会が新設した「第1回農芸化学女性研究者賞」に、生体分子反応科学研究分野（黒田研）の飯嶋益巳特任准教授が第1号として受賞されました。同賞は、顕著な研究をなし、これからも高い研究成果をあげて農芸化学研究の発展と社会貢献に寄与しうる同会女性正会員に授与されるもので、飯嶋特任准教授の「バイオセンサー表層におけるセンシング分子のナノレベル精密整列化に関する研究」に対して贈られました。授賞式は日本農芸化学会2017年度大会会期中の3月17日、ウェスティン都ホテル京都で行われ、また、受賞講演が3月18日、京都女子大学で行われました。
受賞コメント：
この度は、大変名誉ある賞を頂き、身に余る光栄に存じます。本研究は、バイオセンサー表面における抗体及び受容体のクラスター化と精密整列化を達成できる新しい足場分子を開発し、バイオセンシング技術の高感度化、低コスト化を実現しました。今後は、同技術を様々なセンシング分子に応用し、幅広いバイオセンシング技術の飛躍的な機能向上を図ることで、農芸化学・医療分野等の生命科学領域全般の更なる発展に貢献していきたいと思います。
●飯嶋 益巳特任准教授の関連リンク：
・生体分子反応科学研究分野（黒田研）
・黒田研究室サイト