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第二回 産研・工学研究科 定例記者発表を開催

 

 2024年2月27日(火)大阪大学中之島センターにて、本学大学院工学研究科(以下、工学研究科)と合同で、定例記者発表を行いました。
本定例記者発表は、2か月に1回のペースでの定期開催を予定しており、研究成果の積極的な情報発信によるパブリシティの向上を目指しおります。

今回の産研からの登壇者は、本年1月より、産業科学研究所に着任した、山口哲志(やまぐち・さとし)教授で、「細胞を望みの配置に並べて調べられる、光応答性培養基材の開発」についての発表を行いました。光応答性の細胞培養基材を用い、免疫細胞とがん細胞との相互作用を一つずつ観察して治療効果の高い免疫細胞を探すプラットフォーム技術となっており、京都大学医学系研究科の山平真也特定講師らの研究グループとともに開発されました。未知の情報を得ることができる本技術は、がんの治療に最適な人工免疫細胞の開発や品質管理、がん細胞を殺傷するための薬の開発へ応用が期待されます。(発表の概要は こちら

また工学研究科からは貝戸清之准教授より「AI・データサイエンスでひと・インフラを自然災害から守る」をテーマに発表がありました。(発表の概要は こちら

この定例記者発表は、大阪大学の中でも特定の分野に縛られることなく「産業に必要な自然科学の基礎と応用」の研究を実践している産研と、約170の研究室を擁し、工学のあらゆる分野を網羅している工学研究科の両部局でタッグを組み、今後社会課題解決につながる最新の研究成果をより効果的に、リアルタイムで発信しております。メディア関係者の皆様と産研・工学研究科のよい架け橋となれるよう、引き続き情報を発信していきますので、今後ともぜひお気軽にご参加いただけましたら幸甚です。

(広報室)

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左から 貝戸清之准教授、山口哲志教授

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記者発表の様子