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大阪大学産業科学研究所と株式会社タツノオトシゴ【日本伝統文化×脳科学】産学共同研究プロジェクトスタート

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「豊かな社会を、脳で」をビジョンに掲げる株式会社タツノオトシゴ(本社:沖縄県那覇市、代表取締役社長 小倉進太郎、以下「タツノオトシゴ」)は、「着物・浴衣」の着用と着用時の活動が心身へ与える影響について、脳科学視点から新たな価値を創出して日本伝統文化の普及を目指すことを目的に、内閣府移行認可 民族衣裳文化普及協会(所在地:東京都中央区)のご協力のもと、大阪大学 産業科学研究所(所在地:大阪府吹田市)と【日本伝統文化×脳科学】産学共同研究プロジェクトを開始いたします。

 

プロジェクトの目的

本プロジェクトでは、日本伝統文化である着物・浴衣の魅力を脳科学視点の検証を通して普及し、SDGs4が示す「質の高い教育をみんなに」の実現に貢献することを目的とします。

この目的のため、本件産学共同研究プロジェクトでは、「着物・浴衣」の着用と着用時の活動が、集中力等の心身へ与える影響といった実証実験の実施と、それらで得られたブレインテック等のデータを分析し、日本伝統文化の三次機能の解明に挑みます。

日本の伝統文化であり、民族衣装である着物・浴衣は、豊富な色彩や素材の組み合わせ、独特な着付けのプロセスといった日本固有の極めて貴重な文化です。私たちの3大生活要素「衣食住」の衣の豊かさに貢献し、インバウンド経済においても地域経済の振興や地域性を表現するツールになり得ると期待されています。そのため、「着物・浴衣と心身の調整に関する脳科学研究」をすることで、日本の伝統文化である着物・浴衣の新たな機能的価値の発掘を目指します。

<大阪大学産業科学研究所の取組み>
1 生体信号の解析・評価と実証実験枠組みのアドバイス・サポート
2 日本伝統文化三次機能活用の共同メソッド構築と提言
3 共同研究成果脳波計のimecとの連携社会実装推進

<内閣府移行認可 一般財団法人民族衣裳文化普及協会の取組み>
1 日本伝統文化「着物・浴衣」の、実証実験に必要な体系的知識・情報の教授
2 実証実験に必要な着物・浴衣の提供と着付け等のサポート
3 日本伝統文化三次機能活用の共同メソッド構築

<タツノオトシゴの取組み>
1 生体信号解析に関連する多角的なデータ収集・解析
2 日本伝統文化三次機能活用の共同メソッド構築
3 日本伝統文化の新たな教育的機能的価値「教育・発信・広報」の社会実装

 

ブレインテック・脳波解析でわかること

脳波解析ソフト・ハードウェアを活用することで、α波、β波、θ波を中心とした脳波を取得し、集中力、ストレス、リラックス等の心身の状態を、簡易的に且つ即時的に、可視化・定量化した解析データを得ることができます。その脳波解析データを活用して、企業のサービスの価値(良し悪し)と、個人の嗜好、能力、感情の傾向を新規的に検証すること等が可能になります。

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参考URL

◾️株式会社タツノオトシゴ
https://seahorse-brain.com/

テクノロジーの進歩により可能となった「脳波解析という新視点を基にした新基準を普及させることで、人と企業と社会を豊かにする」というビジョンを掲げる沖縄初のブレインテック企業。
特許取得済みの脳波解析ソフトウェア・ハードウェアを用いて脳波を測定した、自社だけのオリジナルデータを保有。得られた解析データに基づき、脳トレパーソナルスクール「Dr.FOCUS」、脳波の観点から時事問題や人が抱える悩みについて解説するWEBメディア「脳学」、脳波解析PRコンサルティング「脳波でPR」、産学官研究等の運営を行う。



◾️内閣府移行認可 一般財団法人民族衣裳文化普及協会
https://www.wagokoro.com/

昭和52年に現文部科学大臣の許可を受け財団法人として設立、昭和58年に名古屋市よりきもの文化教室を開講。現在では関東・中部・関西・北信越・東北・九州、ボストン・香港と拡大を続けている。
平成26年4月に長年に渡るきもの文化普及活動の功績が認められ、新公益法人制度改革三法に基づき、所管が文部科学省より内閣府大臣官房公益法人行政担当(府・益・担第960号)への移行が内閣総理大臣より認可。ハワイ、パリ、ワシントン、ラトビア、上海万博等での国際文化交流事業、文化功労者表彰式の開催、NHK「よみがえる源氏物語絵巻」シリーズへの協力、など創設以来、公益法人としての責任のもと日本の民族衣裳である「きもの」と「日本の心・おもてなし」を一人でも多くの方に普及する活動を国内外に於いて積極的に行っている。

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