2024年12月23日(月)、関谷毅教授が「第29回 安藤百福賞」において大賞を受賞しました。
この賞は、食科学の振興ならびに新しい食品の創造・開発に貢献する独創的な研究者、開発者およびベンチャー起業家を顕彰するもので、公益財団法人 安藤スポーツ・食文化振興財団が主催しています。
関谷教授は、有機材料の柔らかさを活かしたフレキシブル・ストレッチャブルエレクトロニクスの作製プロセスを開発し、シート型ワイヤレス脳波センサを具現化しました。
この革新的な技術は、小型で軽量・薄型、ワイヤレス、かつ低コストな計測装置が実現され、自然な状態で脳活動などの生体情報を高精度な測定を可能にします。
この関谷教授の研究が、脳活動を含む多様な生体計測技術を基盤に、食の力を引き出し、Well-being社会の実現を目指す研究として高い評価を受け、今回の受賞につながりました。また、この技術を食科学に応用することで、味覚やおいしさの研究、さらには心身の健康を支える食品の研究に新たな可能性をもたらすと期待されています。
表彰式は2025年3月11日、ホテルニューオータニ(東京都千代田区)で開催予定です。
【関連リンク】
公共財団法人 安藤スポーツ・食文化振興財団リリースページ:https://www.ando-zaidan.jp/news/2024-Ando-Momofuku-Prize/
関谷研WEBサイト:https://www.sanken.osaka-u.ac.jp/organization/fir/fir03.html