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記者発表会を実施 - 国産生体分子シークエンサー(谷口教授・大城准教授)

2024年10月1日(火)、大阪大学中之島センターにて谷口正輝教授、大城敬人准教授による記者発表を行いました。
当日は、谷口教授からの発表に加え、開発されたプロトタイプ機のモックアップも公開しました。

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この発表は、先月25日にプレスリリースを行った「誕生、国産生体分子シークエンサー ―がん治療の遺伝子検査など、先進医療の持続的な提供に期待―」に関するものです。
国産生体分子シークエンサーは、H.U.グループ中央研究所との共同により開発が行われました。

リリースに掲載の通り、プロトタイプ機の開発成功により、我が国初の国産生体分子シークエンサーの誕生が期待されます。
国産シークエンサーは、多額の国費流出による医療行政の圧迫を抑制し、先進医療の持続的な提供を可能にします。遺伝情報を速く、大量に生み出す生体分子シークエンサーは、医療やAIの分野だけなく、生体分子が関わるあらゆる分野においてもイノベーションを生み出す原点になると期待されます。また、国際競争の激しいバイオ領域において、先端研究開発の推進、感染症の流行やバイオテロといったバイオセキュリティリスクに対して、国内で迅速に対応するための生体分子情報の解析等を加速することが期待される、大きな成果と言えます。
当日は記者の方々からもたくさんのご質問をいただき、本研究への注目度の高さを改めて実感いたしました。

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今後はさらに研究開発を加速させ、数年後の受託検査事業への展開を目指します。

谷口正輝研究室:https://www.sanken.osaka-u.ac.jp/organization/nnc/nnc06.html

(産研 広報室)