研究紹介
強力極超短時間パルス放射線発生装置(Lバンドライナック)。パルス幅ナノ秒から最短20ピコ秒の高い電荷量をもつ高エネルギー電子線を発生
THz領域の自由電子レーザーの発振。 数10ミクロンの波長域から100μmを超える波長域の光を高強度ビームで発生
量子ビーム科学研究施設は現在主に2台の電子線形加速器とコバルト60ガンマ線照射装置があり、これらは大阪大学内外との共同利用に提供されています。ガンマ線や電子ビーム、これに付随して発生する放射線を用いて、時間分解放射線化学反応を基礎とした材料開発や生体への影響評価等、幅広い領域で研究を行っています。近年小型高エネルギー電子ビーム源の開発や電子ビームによる体内創薬を目指す、量子ビーム創薬プラットフォームの構築を進めており、高強度レーザー等の利用も含め、多様な基礎研究の実践並びに人材育成を含む最先端のイノベーションを創出する場を提供できるように努めています。
2019年4月 - 現在 | 大阪大学 産業科学研究所 教授 |
2018年1月 - 現在 | 特定国立研究開発法人理化学研究所 放射光科学総合研究センター チームリーダー |
2014年11月 - 2019年3月 | 大阪大学 大学院工学研究科 戦略支援部 准教授 |
2009年5月 - 2014年10月 | 大阪大学 光科学センター 特任准教授 |
2006年6月 - 2009年3月 | ウシオ電気 株式会社, 顧問 |
2006年6月 - 2009年3月 | 東京工業大学 大学院総合理工学研究科 特任准教授 |
2003年4月 - 2006年5月 | 東京大学 大学院工学系研究科 原子力専攻 助手 |
2001年5月 - 2003年3月 | 東京大学 大学院原子力施設 研究機関研究員 |
1997年10月 - 2001年3月 | 日本原子力研究所 関西研究所 光科学センター 博士研究員 |
量子ビーム利用技術開発
自由電子レーザーを用いた物質科学の研究
フェムト秒・アト秒パルスラジオリシスシステムの開発
電子線過渡吸収分光による有機材料、生体における量子ビーム誘起反応の解明
過渡振動分光による量子ビーム誘起反応の解明