共通施設
技術室
技術室は工作班と計測班から成り、工作班には機械加工係と装置開発係、計測班には機器分析係と情報・広報係があります。機械加工係では研究用実験装置、器具類の試作、加工、修理などの業務を行い、装置開発係では電気・電子回路の実装および制御プログラムの構築により装置開発を担当 しています。機器分析係 では物質の分析やデータ処理、装置の管理や保守の業務を行っており、情報・広報 係では情報システム及びコンピュータネットワーク保守・管理、所内外への情報発信、その他データ科学に関する技術的支援を行っています。 技術専門職員は、各班所属のもとに各人の専門分野における専門的な技術業務を行っています。現在、技術室所属の技術職員は、産業科学ナノテクノロジーセンター(ナノ加工室)、総合解析センター、量子ビーム科学研究施設、試作工場、情報ネットワーク室、広報室、AIセンターにそれぞれ派遣され業務を行っています。 以上のように、研究用装置や機器類の試作、運転、計測、ネットワーク保守・管理、ホームページ管理、及び研究用材料の各種分析とそのデータ処理などが技術室所属の技術職員によって流動的に極めて効率よく遂行されており、本研究所における独創的な研究を力強く支援しています。また、これら技術職員は、相互に技術研修を行うほか、教員や大学院生等に対して、それぞれ専門とする技術的指導を行い、成果を上げています。さらに、各種安全衛生関連の免許を取得し、研究所内各所における安全衛生活動も積極に行っています。
https://www.sanken.osaka-u.ac.jp/labs/tew/
施設管理室
施設管理室は、産業科学研究所のオープンラボラトリー(以下「オープンラボ」)
及び研究分野基準スペースの円滑な管理並びに産業科学研究所の施設の円滑な管理のため、次の各号に掲げる業務を行っています。
(1) オープンラボの整備に関すること。
(2) オープンラボの維持管理に関すること。
(3) オープンラボの利用申請等に関すること。
(4) 研究分野基準スペースの管理に関すること。
(5) 産業科学研究所施設委員会が企画立案する施設の運用計画の補助に関すること。
(6) その他産業科学研究所のスペース管理に関すること。
広報室
「地域に生き世界屈指のイノベーティブな大学」であるという大阪大学のブランディングに貢献するため、産業科学研究所広報室では、以下の 4 つの広報を柱として広報活動を行っています。
1. 産業界への広報
産業科学研究所の基礎研究の成果や取り組みを、産業界へ正確かつ迅速に幅広く情報発信により、産業科学研究所が目指す産学連携の推進に貢献する。
2. 学術界への広報
産研での学術的成果や産学連携の成果を広く広報し、国内外の学術的連携の促進を図り、学術界における産研のプレゼンスを高めることに貢献する。
3. 学生・博士研究員への広報
次世代を担う学部生・大学院生や若手研究者に産業科学研究所での研究活動の魅力を阪大内外、国内外へ発信することにより、学生や研究員の勧誘に貢献する。
4. 社会への広報
広く産業科学研究所と研究成果を広報することで、社会へのアウトリーチ活動の責務を適切に遂行し、一般社会における産業科学研究所の認知を高めることに貢献する。
試作工場
https://www.sanken.osaka-u.ac.jp/labs/ws/
試作工場は機械加工室とガラス加工室から構成されており、産業科学研究所設置と同時に付設された。本研究所における研究分野は多岐にわたり、使用される実験装置は多様でかつ斬新な装置が多い。試作工場は、これらを用いた研究機能を最大限に発揮させることを目的としている。その為に、種々の理科学実験装置や実験器具を、試作段階から研究者と綿密な連携を保ちながら、設計・製作し、研究支援を展開している。CNC旋盤、CNC円筒研削盤をはじめ機械設備の充実を図り、加工範囲の拡充・高精度化などの最新技術を提供している。
戦略室
戦略室は2020年に設立し、産学連携と知的財産活用全般、企画(主に広報、国際関係)および研究所の経営戦略策定までを総合的に担うことを目的とし、広範囲におよぶ産学連携活動や資金獲得支援などを実施しています。
情報ネットワーク室
所内ネットワークの安定運用はもとよりネットワークポリシーの策定、整備、各種サーバーの構築・管理における技術的作業をはじめ現在問題となっている情報漏洩等に関するセキュリティ対策やその教育にも取り組んでいます。 また研究所における入館管理システム、構成員基礎データーベース等のシステムの構築・管理等、幅広い業務を通して利用者・研究者を支援しています。
無響実験室
https://www.sanken.osaka-u.ac.jp/labs/anec/
無響実験室は、広さ4.0m×7.2m(高さ4.0m)、室内音圧レベルは30dB以下となるよう設計された無響室を備えており、これを様々な研究に役立てることを目的としています。
無響室では、壁面や床面、天井による音響的な反射や残響のない環境下での音響特性測定が可能です。ほかにも、静穏かつ広さのある空間であるため、各種の心理実験の実施場所や暗室としての利用もできます。