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イベントレポート

中国科学技術大学から大学院生が産研を訪問しました。

国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)の2024年度 国際青少年サイエンス交流事業(さくらサイエンスプログラム)のご支援により、9/2(月)~8(日)の日程で、中国科学技術大学から大学院生7名、および引率の先生1名の合計8名が産研を訪問しました。

中国科学技術大学は、安徽省合肥市にある中国最高峰の大学のひとつで、最先端の科学と先端技術、医学、経営学、人文科学に焦点を当てた、総合的な国立大学です。

滞在中は室屋裕佐准教授(量子ビーム物質科学研究分野(古澤研))にて受け入れを行い、量子ビーム科学研究の最前線をテーマに、最先端の量子ビーム発生装置の見学やそれらの幅広い高度応用研究にも触れました。古澤孝弘教授ら教員による講義をはじめ、学生同士での研究内容の発表・意見交換といった国際交流や、産研の量子ビーム科学研究施設、核物理研究センターのサイクロトロン施設の見学を行いました。他にも、ラボスケールを超えた大型の量子ビーム施設にも触れていただこうと学外の研究機関にも御協力いただき、量子科学技術研究開発機構(QST)関西光量子科学研究所の超高強度レーザ施設や、広島大学放射光科学研究所の放射光発生施設(HiSOR)も訪問しました。
その過程で、9月6日(金)には、広島大学にて行われた「第67回放射線化学討論会」にも参加し、自身の研究発表に加え、第一線で活躍する研究者との議論や意見交換なども行いました。

今年度も、科学技術分野における日本と海外の青少年との国際交流を推進する事業「さくらサイエンスプログラム」により、双方に実り多い豊かな時間となりました。

中国科学技術大学の皆さん、どうぞお元気で。
欢迎再来!(また来てね!)


(古澤研究室)

※国際青少年サイエンス交流事業(さくらサイエンスプログラム)
国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)による事業。
2014年に開始した国家プロジェクトで、科学技術分野における日本と全世界の国・地域を対象とした青少年の国際交流を図ることを目的としている。
URL:https://ssp.jst.go.jp/