大阪大学 産業科学研究所
半導体製造における極端紫外光リソグラフィ、粒子線ガン治療等、今後電離放射線領域にある量子ビームの利用が大きく展開していくことが予想されます。量子ビーム物質科学研究分野では最先端の量子ビーム(電子線、極端紫外光、レーザー、放射光、X線、ガンマ線、イオンビーム)を利用して、シングルナノの空間領域や高温高圧状態・超臨界状態といった極限下において、量子ビームが物質に引き起こす化学反応と反応場の研究を行っています。量子ビームによる物質へのエネルギー付与から、化学反応を経て、機能発見に至るまでの化学反応システムを解明し、得られた知見から新規化学反応システムの構築を行い、材料・プロセス開発に役立てています。