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研究室情報

生体分子制御科学研究分野(西野研) Department of Biomolecular Science and Regulation (Nishino Lab.)

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# 多剤耐性 # 細菌感染症 # 多剤排出ポンプ # 感染症創薬

近年、治療が困難な「薬剤耐性菌」による感染症が増加しており、世界中で問題となっています。人は抗菌薬を治療に使いますが、菌は耐性化することで、薬も次第に効かなくなります。私たちの研究の目的は、これら菌の適応能力を理解し、耐性菌問題克服のための新しい対策を考えることです。特に、細菌が薬を排出する「薬剤排出ポンプ」に注目。多くのポンプ遺伝子を同定し、耐性に関与していること、そして細菌が環境を感知してこれら遺伝子の発現を制御していることを発見しました。現在、これらポンプを阻害する薬の開発を目指し、薬剤耐性を軽減させる新規治療法の可能性を探っています。また、早期診断と適切な抗菌薬選択のための新たな薬剤耐性菌判別法の開発に取り組んでいます。感染症による疾病負担のない世界の実現を目指します。

メンバー

西野 邦彦 Kunihiko Nishino 教授
Research Map
学位:
博士(薬学)(2003年3月 大阪大学)
経歴:
2015年 - 現在 大阪大学 産業科学研究所 教授 
2009年 - 2015年 大阪大学 産業科学研究所 准教授(特別プロジェクト研究部門) 
2007年 - 2009年 大阪大学 産業科学研究所, 助教 
2007年 - 2007年 大阪大学 産業科学研究所, 特任助教 
2006年 – 2010年  科学技術振興機構 さきがけ研究者(兼任)
2005年 - 2007年 大阪大学 産業科学研究所, 特任助手
2003年 - 2005年 日本学術振興会 特別研究員(PD)
2001年 - 2003年 日本学術振興会 特別研究員(DC)
西 毅 Tsuyoshi Nishi 准教授 Research Map
西野 美都子 Mitsuko Hayashi-Nishino 准教授 Research Map
山崎 聖司 Seiji Yamasaki 准教授(高等共創研究院) Research Map
田口 厚志 Atsushi Taguchi 助教 Research Map
中島 良介 Ryosuke Nakashima 特任准教授(常勤) Research Map
Martijn Zwama Martijn Zwama 特任准教授(常勤) Research Map

研究紹介

細菌多剤耐性化の原因となる薬剤排出ポンプ. 抗菌薬はポンプに存在する複数の口(CH1-4)から取り込まれ、薬剤結合ポケットとトンネルを経由して、細胞外に排出される。
AIによる薬剤耐性菌画像の判別. 薬剤耐性菌(左)と感受性菌(右)の電子顕微鏡像から機械学習により各菌を判別し、判別根拠である注目領域を可視化した。

最新の研究テーマ

  • 細菌薬剤耐性化機構の解明
  • 薬剤排出ポンプの機能解析と阻害剤開発
  • 新規薬剤耐性菌判別法の開発
  • 異物排出輸送体生理機能解明と創薬研究
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生体分子制御科学研究分野(西野研) Department of Biomolecular Science and Regulation (Nishino Lab.)

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