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イベントレポート

施設見学報告(4月~8月)

真庭高等学校(5/12)

家裕隆教授らの研究グループは、研究開発を進める「緑色光波長選択型有機太陽電池」について、岡山県立真庭高等学校と連携し、同校の食農生産科が有する農業用ハウスでの実証実験を12月より開始し、講演会も実施しました。
今回は、高校生の皆さんに実際に家研究室を見学してもらい、大学の研究現場を直接体験してもらう貴重な機会となりました。

高校生たちは、最先端の研究設備や実験の様子に触れることができました。また、能木研究室山田研究室の見学では、それぞれの研究室が取り組む研究内容について紹介を受けました。生徒たちは、日常の授業では得られない刺激を受け、自分たちの学びが応用される現場の世界を目の当たりにしました。

今後も、大阪大学産業科学研究所と岡山県立真庭高等学校は、緑色光波長選択型有機太陽電池の農業現場での活用を目指し、連携を強化していく予定です。研究と教育の融合により、持続可能な農業の未来を構築するための取り組みがさらに進展していくことを期待しています。

家研究室見学

四天王寺高等学校(7/18)

7月10日、四天王寺高等学校の女子生徒たちが、産研を訪問しました。今年は特に多くの参加者が集まり、50名を超える大規模な見学会となりました。訪問した生徒たちは熱心に施設や研究室を見学し、多彩な体験を通じて大学での学びや研究の魅力に触れることができました。

今回の特別講義を担当したのは南谷英美教授は、母校の後輩たちへの思いを込めて、研究活動の魅力、進路を選ぶ際のポイント、そして大学や大学院での学びについて詳しくお話されました。生徒たちは講義の内容に興味津々で、真剣な表情で耳を傾けたり積極的に質問をしたりと、熱心な姿勢を見せていました。

講義の後、生徒たちは南谷研究室、家研究室谷口研究室を見学しました。それぞれの研究室では、最新の研究内容や実験設備が紹介され、研究の現場を実際に体験する貴重な機会となりました。

今回の訪問は、生徒たちにとって研究の世界を直に体験する貴重な機会となり、未来への夢や進路を考えるきっかけになったことでしょう。特に、先輩である南谷教授の講演は大きな刺激となり、生徒たちの心に響く内容だったに違いありません。これからも産研では、こうした機会を通じて未来の研究者を育てる活動を積極的に続けていきたいと考えています。

南谷教授の講義の様子

六甲学院(7/10)

7月10日、六甲学院の中高生の皆さんが産研を訪問し、坂本研究室西野研究室を見学しました。

坂本研究室訪問では、坂本教授から現在取り組まれている研究内容について直々にご紹介いただきました。坂本教授の研究は、赤外光を電力や化学エネルギーへと変換する革新的な技術に関するものです。中高生にも理解しやすいよう丁寧に解説され、科学技術の未来を感じる素晴らしい時間となりました。

西野研究室では、薬剤耐性菌に関する感染症研究の最前線について学ぶ機会がありました。山崎 聖司准教授から、薬剤耐性菌が現在の医療に与える影響や、この問題を解決するための最新の研究手法について触れられ、感染症対策における研究の重要性が強く伝わる内容でした。また、生徒たちは実験室を見学し、研究に使用される機器や設備を間近で見ることができました。

坂本研究室見学
西野研究室見学