イベント報告
2023年度
- ベトナムの高校生が産研を来訪しました。
- 2023年7月
- 集合写真
- 講堂で全体説明(鈴木研)
- 研究室見学(永井研)
- 装置見学(総合解析センター)
科学技術振興機構さくらサイエンスプログラムの支援により、ベトナム国家大学ハノイ校自然科学大学附属英才高等学校(http://hsgs.edu.vn/en)の高校生10名が産研を訪問しました。
ベトナム国家大学ハノイ校自然科学大学附属英才高等学校は、数理系専門で、自然科学に優れた才能のあるベトナム人学生を育成するベトナムでもトップクラスの高校です。国際科学オリンピック(数学、化学、物理、情報)で数多くのメダルを獲得しています。
産研講堂において、鈴木孝禎教授が産研全体の説明を行った後、永井研のTran Quang博士に、日本に留学に来た理由、産研の永井研に入った経緯をベトナム語で話してもらいました。日本への留学に興味がある学生が多かったようで、たくさんの質問が出ました(ベトナム語だったので、内容が分かりませんでしたが)。その後、場所を第1研究棟に移し、山下泰信助教、高田悠里助教の案内で鈴木研を、Tran Quang博士、突如、暖簾の向こうから現れた永井健治教授の案内で永井研を、浅野芳織助教の案内で総合解析センターを見学しました。熱心に研究に取り組む産研の学生や研究員、最先端の機器、装置を見て、高校生たちは、目を輝かせていました。
見学が終わった後、高校生から、チュオンチュオン(竹製トンボのヤジロベエ)という素敵なお土産をいただきました。チュオンチュオンは、ベトナムで幸せの象徴とされているそうです。これで、産研の幸福度が増すことは間違い無しですね。
ベトナムの高校生の皆さん、近い将来、産研で再会することを期待しています。Hẹn gặplại(また、会いましょう)。
- 産研メンター制度実施に向けての講演会を開催しました。 メンティ・メンター候補者を募集中です(応募締切:7月14日)。
- 2023年6月
- 家島先生のご講演
- 吉田先生のご講演
産研では、若手教員(メンティ)が、メンタリングを通じ教員等(メンター)から様々な知識・情報・助言等を受けることにより自ら様々な気づきを得、将来PIとして研究活動を行い、すぐれた業績を上げるために必要とされる高度な専門的能力、卓越した研究力を培うための支援を行うことを目的とする「産研メンター制度」を本年10月から試行的に実施する予定です。
去る6月23日、SANKEN CReAにおいて、試行スタートに向けメンティとメンターの候補者となる所内構成員の方々を対象に、制度を理解のうえ興味を持っていただくこと、積極的に制度にエントリーをしていただくことを目的とした「産研メンター制度実施に向けての講演会」を開催しました。
当日は、関野徹所長からのご挨拶の後、本学キャリアセンターにおいて十分な実績・経験・知識を有し、かつ4月からは産研戦略室にも兼務いただいている家島明彦准教授から「産研メンター制度の開始にあたって(制度概要と意義)」、新任教員にはすべてメンター制度を適用している広島大学において、制度実施に深くかかわってこられた同大学教育本部 吉田香奈准教授から「広島大学におけるメンター制度概要について」と題して、制度によってメンティやメンターが得ることのできる効果、意義、先行の広島大学における実施状況等についてご講演いただきました。両講演終了後の質疑応答では、予定していた時間いっぱいまで質問が相次ぐなど、メンター制度への関心の高さが伺えました。
<産研教員の皆様へ>
この講演会は全学のファカルティ・ディベロップメント委員会から、FD研修の対象として選定されており、当日の動画を後日配信する予定です(所内限定)。産研メンター制度のメンティ又はメンターとして活動する場合には、視聴を必須としますので、当日やむなく参加できなかった皆様、制度に興味をお持ちの皆様におかれましては、ぜひ視聴をお願いいたします。
また、本年10月からのメンタリング開始に向けたメンティ又はメンター候補者の募集期間は7月14日(金)までとなっておりますので、興味をお持ちの方は奮っての応募をお待ちしています。
- 産研新人オリエンテーションを開催しました。
- 2023年5月
- オリエンテーションの様子
- 施設見学ツアーの様子
- 懇親会の様子
2023年5月12日、管理棟2階SANKEN CReAにおいて「産研新人オリエンテーション」を開催しました。4月から産研に新しく加入された方々に産研をより深く知ってもらうためのオリエンテーションで、対象は教員、研究者、学生、事務職員等とさまざまです。
第1部では、はじめに関野徹所長から産研についての概要説明があり、その後各部門長、各共通施設担当者による研究室や施設のプレゼンテーションが行われました。その他、事務部、院生会議、産研同窓会、産研組合等についても紹介が行われました。
第2部では、各グループに分かれて施設見学ツアーを実施し、解析センター、量子ビーム、試作工場、ナノ加工室、先端機器室、マテリアル設備供用拠点などを見てまわり、各施設の機器について、施設担当者から説明を受けました。
そして、18時からの開始となった第3部懇親会では、新人の方に加え、教授陣や先生方、技術室・事務部など多くの方々に参加いただき、用意したお料理があっという間になくなるなど大変賑やかな会となりました。皆、思い思いの飲み物を手に、研究室や部署の垣根をこえて歓談を楽しむなど、あちこちに笑顔の輪が広がるあたたかい時間となりました。
参加者は第1部58名、第2部38名、第3部は100名弱となっており、他の研究室の学生や研究員、教職員と交流を深め、繋がりをもつことができる有意義な機会となりました。
- 産研いちょう祭を開催しました。
- 2023年5月
- 産研いちょう祭
- 謎解きゲームの様子
- レーザ加工機でオリジナルストラップを作っている様子
2023年4月30日(日)、5月1日(月)の2日間、「大阪大学いちょう祭」が開催され、産研においても4年ぶりに対面での実施となりました。
「いちょう祭」は、本学の創立記念日(5月1日)を祝し、全学をあげて新入生を歓迎するとともに、教職員・学生の親睦及び地域の方との連携を図ることを目的に開催しています。
展示ブースでは、情報系研究室(駒谷研、八木研、沼尾研、鷲尾研、櫻井研)が出展し、AIをはじめとする最先端の情報科学の研究について紹介しました。その他、体験型の出展として、量子ビーム科学研究施設では見学ツアーを実施し、普段見ることのできない大型加速器を公開しました。総合解析センターでは、研究で使用する分析装置を公開し、肉眼では見えない物質を観察したり、センターにある装置の説明をしたりと、珍しい装置の数々に参加者の方々も大変驚いていらっしゃいました。また、子供向けイベントとして、試作工場にてレーザ加工機を用いたオリジナルストラップを作りが行われました。子供たちは、自分の描いた絵がレーザで加工されていく様子をみて大変喜んでいました。
そして、今回初めて、広報室主催で謎解きゲームを実施いたしました。所内を周遊しながら、産研や研究に関して知識を深めてもらえるような問題を組み込み、参加者は、あらゆるところに設置された謎を探し、デジタルサイネージに流れるヒントなどを参考に謎解きを楽しんでおられ、ゴール地点である受付は終始謎を解く人で賑わっていました。
2日間の来学者数はのべ429名とたくさんの方にご参加いただき、大盛況で産研いちょう祭を終えることができました。
https://www.sanken.osaka-u.ac.jp/icho/
- 国際会議Q-BASIS 2023 を開催しました。
- 2023年4月
- 集合写真
- 講演会の様子
- ポスターセッションの様子
4月24(月)−27(木)、量子ビームの応用に関する国際会議Q-BASIS 2023 (Quantum Beam Application for Sciences and Industries 2023) をJST未来社会創造事業大規模プロジェクト型「レーザー駆動による量子ビーム加速器の開発と実証」と産研との共催で産研講堂とSANKEN CReAを会場に、完全対面形式で開催しました。4月24日(月)から26日(水)の3日間は講演会とポスターセッションが、27(木)はSPring-8施設見学ツアーが行われました。26日(水)には日米協力による先端加速器フォーラムもジョイントし同時開催されました。
SANKEN CReAでは会議期間中、量子ビーム関連の企業展示も行われ11社の企業が参加しました。会期2日目である25日(火)夜には千里阪急ホテルにて対面立食形式のバンケットも催され、参加者はおよそ110名(米国、イギリス、フランス、ドイツ、チェコ、ロシア、ウクライナ、スペイン、中国、からの参加者およそ30名を含む)と国際色豊かな交流が行われました。
会議全体としては、口頭講演が35件、ポスター発表が30件、講演内容はパワーレーザー開発とその応用、材料科学への応用、医学生物応用、イメージング応用、自由電子レーザー(FEL)への応用、高エネルギー物理学、社会実装への展開、など基礎科学から産業応用まで量子ビーム利用の幅広い分野にわたり、会期中の産研講堂は、常にほぼ満席で活発な議論が交わされました。ポスター発表では若手研究者を中心に各ポスターで熱気に溢れる議論が行われ、コーヒーブレイク中は参加者同士がざっくばらんに情報交換・意見交換を行っていました。Q-BASIS 2024のキックオフミーティングも開催され、次回の開催を宣言し盛況のうちに閉会しました。
https://www.sanken.osaka-u.ac.jp/QBASIS2023/
2022年度
- 若手海外派遣者による報告会を開催しました。
- 2023年3月
- 集合写真
- 報告会の様子
- 報告会の様子
3月14日(火)、2022年度の若手海外派遣者による報告会を開催しました。
コロナ前は、産研の数多くの若手研究者と海外の研究者との間で活発に共同研究を続けておりましたが、ここ2,3年は実施することができませんでした。このため、コロナの蔓延が多少下火になった昨秋に募集を行い、3名の若手研究者が1週間から3週間、米国、シンガポール等、各々希望する大学・研究機関等で共同研究および発表を行うことができました。
また、本報告会では、このほか、グローニンゲン大学から来所している学生、imecで3ヶ月間共同研究を行った博士後期課程の学生をお招きし、お話し頂きました。
前半の共同研究のご発表の後、場所をSalon de SANKENに移し、参加者の方々とお茶を頂きながらざっくばらんに海外滞在経験についても情報交換・意見交換を行いました。皆さんからは、貴重な経験であったこと、またこの経験を今後の研究活動や人生の糧にしたいとの感想を頂きました。
- 吉田陽一教授の最終講義とさよなら茶話会が開催されました。
- 2023年3月
- 最終講義 集合写真
- さよなら茶話会 集合写真
吉田陽一教授の最終講義とさよなら茶話会が、3月16日(木)に開催されました。
最終講義は講堂およびWebexでのハイブリッド形式での開催で、「量子ビームと超高速現象」と題し、最終講義にふさわしい興味深い講義に、学内外からの参加者は皆熱心に聞き入っていました。
さよなら茶話会は3年ぶりに飲食を伴った開催となり、音響設備等が新しく導入されたSANKEN CReAで吉田教授を囲み、終始和やかなムードの中、大盛況のうちに終了しました。
- 「ハラスメント防止に関する講習会」を開催いたしました
- 2023年2月
令和5年2月16日(木)、産業科学研究所講堂において「ハラスメント防止に関する講習会」を開催いたしました。
本講習会は、ハラスメントに対する理解を深め、良好な組織環境を形成することを目的として、毎年所内で行っているものです。
今年度は、本学ハラスメント相談室・専門相談員の青木あさ代先生による「大阪大学のハラスメント相談の実態」と題した講習となりました。
32名の教職員及び学生が参加し、パワハラ、マタハラ等の各ハラスメントの定義や本学におけるハラスメント相談の状況をはじめ、防止に向けての取り組み方を学びました。また、本学における最近の動向、具体的なケースについても説明があり、本講習会のようなハラスメントを学びなおす活動を行うことで、まず小さいうちに芽を摘むことの大切さを学ぶことができました。
最後に、教員からの質疑応答に対し、研究・教育の場において学生と対応する際に気を付けるべき点について説明がありました。
今年度の講習会もハラスメント防止に対する意識の向上を図る大変良い機会となりました。
- 第26回産研国際シンポジウム報告
- 2023年1月
- 集合写真
- 会場の様子
- ポスターセッション
令和5年1月11日(水)および12日(木)の二日間The 26th SANKEN International Symposiumが開催されました。本シンポジウムはThe 21st SANKEN Nanotechnology International Symposium、The 10th Kansai Nanoscience and nanotechnology International Symposium、The 18th Handai Nanoscience and nanotechnology International Symposium、The 4th AIRC-SANKEN International Symposiumが共催でした。今回のシンポジウムは、3年ぶりの対面形式での開催となりました。ただし、一部の基調講演と招待講演にはハイブリッド形式を取り入れました。ポスターセッションも対面形式で開催し、学生あるいは若手研究者による優秀なポスター発表に賞を授与するなど、より多くの方に参加していただき、交流を深めてもらうための試みを行いました。今年度のシンポジウムは”GREEN TRANSFORMATION For a Sustainable Society”のテーマのもとで行われました。本シンポジウムの基調講演は、Ifan E. L. STEPHENS 先生 (インペリアル・カレッジ・ロンドン)、楊井 伸浩 先生 (九州大学)、Xiaodong CHEN 先生(南洋理工大学)、若林 整 先生(東工大)、下田 吉之 先生(大阪大学)、佐治木 弘尚 先生(岐阜薬科大学)、Jianyu HUANG先生(Yanshan大学)、Arkady KRASHENINNIKOV先生(アールト大学)の各氏よりそれぞれ40分から1時間の講演をしていただきました。また、招待講演として、長谷川 丈二 先生(名古屋大学)、大嶋 孝志 先生(九州大学)、水船 秀哉 先生(スペラファーマ株式会社)より講演をしていただきました。産研からは、片山 祐 先生、荒木 徹平 先生、永井 健治 先生、南谷 英美 先生より最新の研究紹介をしていただきました。口頭発表は合計15件となり、いずれの発表も、情報、量子科学、材料、ビーム、生体、分子、ナノテクノロジーの分野での最先端の内容を紹介するもので、活発な質疑応答が行われました。口頭発表の参加者は会場とオンラインを含め最大131名でした。また、ポスター発表は学生若手研究者職員により40件の発表が行われました。なお、招待講演者およびシニア教員の投票により、8名の方にポスター賞が授与されました。
Covid19の影響から、今回はレセプションや懇親会を開くことができず、ポスター会場での飲食も制限されました。本来であれば、対面でのシンポジウムではこういった親睦の場が重要な情報交換の機会であるので、来年度以降には状況が改善していることを祈ります。最後に、講演およびポスター発表をしていただいた先生方と若手研究者の皆様、シンポジウムの運営を支えていただいた教職員や事務職員、戦略室、広報室、技術室の方々に深くお礼を申し上げます。
- 第78回産研学術講演会を開催しました。
- 2022年11月
- 講演会の様子
- ポスターセッションの様子
学術講演会が2022年11月25日(金)に開催されました。今年度は3年ぶりの対面開催となり、「量子コンピュータが拓く産業科学」をテーマに、日本IBM東京基礎研究所副所長の小野寺民也氏による学外講演「The Quantum Decade」を皮切りに、各部門・センターから大岩顕教授による「半導体スピン量子ビットの現状と量子ネットワークへの展開」、古澤孝弘教授による「量子コンピュータとリソグラフィ」、永井健治教授による「トランススケールスコープが拓く生命科学研究の新たな潮流」、昨年9月に着任した南谷英美教授による「材料シミュレーションと量子コンピュータ」と題した学術講演が行われました。併せて全研究分野によるポスター発表も久しぶりの対面開催に大いに賑わい、活発な議論が交わされました。
- 第4回産研女性サミットを開催しました。
- 2022年11月
- 関野徹所長と島岡まなDICセンター長
- 帯野千登勢先生と服部梓産研男女協働推進チーム長
- オンサイト集合写真
2022年11月1日に、産研の女性所員が所内でより一層活躍できる環境の構築に向けて、産研所属の全女性所員を対象にして、立場の垣根を超えた忌憚のない意見を交換するための第4回産研女性サミットが開催されました。今回は大阪大学吹田キャンパス内たけのこ保育園園長の帯野千登勢先生を講師としてお迎えし、ダイバーシティ・インクルージョンの取り組みをお話しいただきました。感染症対策のため、ハイブリット開催で、所外からの参加者を含む139名の申込みがありました。
最初に、2020年12月に発足した「産研協働推進チーム」の紹介と産研のダイバーシティ推進についての関野徹所長のご挨拶、産研協働推進チームの活動報告から始まり、大阪大学副学長で大阪大学ダイバーシティ&インクルージョンセンターの島岡まなセンター長から2021年9月の「大阪大学ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)推進宣言」に基づく本学の多様な個性が輝くキャンパスを目指して活動のご紹介を含むご挨拶を頂戴しました。
講師の帯野先生より「育児と仕事の両立を考える ~学内保育園ってどんなとこ?~」と題した講演をいただきました。3名からスタートした自主運営時代から、2008年に学内保育園として活動をして現在に至るまでのご苦労、工夫と発展などの具体的なお話という、非常に貴重な内容を伺うことが出来ました。学内の3つの、まきば、たけのこ、まちかね保育園は、大阪大学が目指す、多様性(ダイバーシティ)が個人のアイデンティティとして当たり前に包摂(インクルージョン)される環境を作り、多様な人材が能力を存分に発揮することにより研究・教育の質を高め、また、多様性を包摂する「生きがいを育む社会の創造」に寄与する、という目的の強力な担い手の一つとして、安心・安全な保育を提供してくださっており、帯野先生の子供たちの個々のそれぞれの違いを活かす環境づくりに取り組まれている姿勢、またそれを実行し活かしていく個人個人の葛藤と挑戦に感銘を受けました。帯野先生のご講演にあたり、山田 裕貴 教授、たけのこ保育園OB会 会長で東京工業大学の近藤 科江 教授からもメッセージをいただき、保育園の存在が本学の研究、技術力の向上、仕事と育児・介護等との両立、次世代育成の推進にも過去から現在に至って役立っていることを実感しました。
最後に産研協働推進チーム長の服部梓准教授からの「So Good SANKEN!のために小さな行動を起こしていきましょう。」と閉会の挨拶があり、サミットは幕を閉じました。
事後アンケートでは、参加者の皆さまの前向きな意見や思いをたくさん頂戴しました。産研協働推進チームは、全所員がそれぞれの個性を武器として、失敗を恐れず新たな自分に向かってわくわくしながらチャレンジし続けることができる環境を目指して、男女協働推進だけでなく、広範にわたる、ダイバーシティ&インクルージョンの推進活動を進めています。ランチサミットにかかわらず色々な活動を主導、支援していきます。所員皆様の積極的な参加、応援をお願いします!
- ものづくり教室2022 【世界に一つだけのアルギン酸ビーズドームを作ろう】 を開講しました。
- 2022年8月
- アルギン酸関連試料の秤量
- アルギン酸ビーズ作成
- アルギン酸ビーズドーム
- ものづくり教室2022ポスター
新型コロナウィルスの影響で2年間開催できていなかった技術室主催の「ものづくり教室」を産業科学研究所インキュベーション棟講義室にて、「世界に一つだけのアルギン酸ビーズドームを作ろう」と題し、3年ぶりに開催しました。
対象は小学4年生から小学6年生で、各日10名、8月3日(水)~8月5日(金)の3日間、定員30名で行いました。定員に対し6.7倍の倍率になる200名の応募を頂きました。
当日は会場に着くなり完成品を見たお子さんと親御さんから、こんなにすごいのを今日作れて、持って帰れるの!?と驚いていただけました。受付が終わったのち、始めに関野所長から産業科学研究所の紹介を行っていただきました。後日取ったアンケートにも、産業科学研究所を知れて興味を持ったなどや、すごいことをしているんだなと思ったとの感想もありました。実際に作業が始まり、アルギン酸ビーズが出来たときやレジン人形を自分で作ったとき、完成後スイッチを入れてLEDが七色に光ったときなど、子供たちからは楽しい、すごーい、キレイなどの声があがりました。全員無事作成でき、笑顔で満足そうに楽しかった、ありがとうとスタッフに声をかけてくれました。
募集や広報のため記載した懐徳堂HPではアクセス数がすごく伸びましたなどのメールも頂き、大阪大学産業科学研究所を多くの方に知ってもらうことができたとともに、ものづくり教室を通じて、ものづくりや化学に興味をもってもらえたことと思います。
- 産研新人オリエンテーションを開催しました。
- 2022年6月
- 産研紹介の様子
- 施設見学の様子、スタッフは産研法被を着て案内しました。
新型コロナウィルスの影響で2年間開催できていなかった「産研新人オリエンテーション」を産業科学研究所管理棟2階SANKEN CReAにて3年ぶりに開催しました。
対象者を過去2年間の間に入所された方としたこともあり、多くの申し込みがありました。
第1部は、まず関野徹所長から産研の概要説明があり、その後各部門長、各共通施設担当者から研究室や施設の紹介が行われました。また、事務部、院生会議、産研同窓会、産研組合からも案内がありました。
第2部では、各グループに分かれて施設見学ツアーを実施し、
初めて見る大型装置や施設に参加者は大変興味を持ち、積極的な質問がありました。
参加者は第1部61名、第2部55名で、他の研究室の学生や研究員、教職員と繋がりをもつことのできる機会となりました。
- いちょう祭 一般公開
- 2022年4月
5月3日(火)、4日(水)と大阪大学いちょう祭が開催され産研はオンラインで出展しました。情報系研究室(駒谷研、八木研、沼尾研、鷲尾研、櫻井研)ではバーチャルツールを使用し研究内容を紹介、量子ビーム科学研究施設では、ビデオで研究施設を紹介しました。
- 「第6回部局との懇談会」が産研で開催されました
- 2022年4月
4月28日(木)に、「第6回部局との懇談会」が産業科学研究所管理棟2階SANKEN CReAとオンライン配信のハイブリッド形式にて開催されました。
司会進行は金田理事、パネリストとして西尾総長、金田理事、田中理事、尾上理事、河原理事、産研からは関野所長、駒谷副所長、細貝副所長、永井副所長、田中副所長、西野所長補佐が出席されました。
はじめに、西尾総長から同研究所の精力的な活動に対する感謝等が述べられた後、関野所長から産業科学研究所がめざす領域横断型研究と産学共創について紹介されました。また、参加者から、「ダイバーシティの活動」「若手教員の研究費」「大学の分析装置の更新問題」「電子ノート導入と継続」等、様々な意見や提案があり、総長、各理事からは関連する大阪大学の施策等についてのご説明があるなど、活発な意見交換がなされました。
懇談会には産研関係者をはじめ多くの方が参加され、質疑応答では研究者や技術職員等から積極的な質問があり、大変有意義な懇談となりました。
2021年度
- 第3回産研女性サミットを開催しました。
- 2022年2月
2022 年 2 月 18 日に、産研の女性所員が所内でより一層活躍できる環境の構築に向けて、産研所属の全女性所員を対象にして、立場の垣根を超えた忌憚のない意見を交換するための第 3 回産研女性サミットが開催されました。今回は外部より講師をお迎えし、ダイバーシティ・インクルージョンの取り組みをお話しいただきました。感染症対策のため、オンライン参加者がメインになったため、参加者同士の交流・討論は出来ませんでしたが、所外からの参加者を含む 94 名の申込みがありました。
最初に、2020 年 12 月に発足した「産研協働推進チーム」の紹介と産研のダイバーシティ推進についての関野 徹 所長のご挨拶、産研協働推進チームの活動報告から始まり、三菱電機 先端技術総合研究所よりお越しいただいた 2 名の講師:池田 紘子 様、福本 味咲 様より「三菱電機におけるダイバーシティ推進の取り組み」と題した講演をいただきました。社内の最新の取り組みから、多様な働き方を活かした一社員の活躍の具体的なお話という、非常に貴重な内容を伺うことが出来ました。個々のそれぞれの違いを活かす環境づくりに取り組まれている大組織としての姿勢、またそれを実行し活かしていく個人個人の葛藤と挑戦に感銘を受けました。最後に産研協働推進チーム長の服部 梓准教授からの「So Good SANKEN! のために小さな行動を起こしていきましょう。」と閉会の挨拶があり、サミットは幕を閉じました。
産研協働推進チームは、全所員がそれぞれの個性を武器として、失敗を恐れず新たな自分に向かってわくわくしながらチャレンジし続けることができる環境を目指して、男女協働推進だけでなく、広範にわたる、ダイバーシティ&インクルージョンの推進活動を進めています。ランチサミットにかかわらず色々な活動を主導、支援していきます。所員皆様の積極的な参加、応援をお願いします!
- 第25回産研国際シンポジウム報告
- 2022年1月
令和4年1月6日(木)および7日(金)の二日間The 25th SANKEN International Symposiumが開催されました。本シンポジウムはThe 20th SANKEN Nanotechnology International Symposium、The 9th Kansai Nanoscience and nanotechnology International Symposium、The 17th Handai Nanoscience and nanotechnology International Symposium、The 3rd AIRC-SANKEN International Symposiumが共催でした。今回のシンポジウムもCOVID-19流行中であるため、昨年度に引き続きオンラインのみでの開催となりました。ただし、今年度は基調講演と招待講演に加え、若手研究者の口頭発表をパラレルセッションで行うとともに、一昨年度まで行われていたポスターセッションもオンラインで開催し、学生あるいは若手研究者による優秀なポスター発表に賞を授与するなど、より多くの方に参加していただき、交流を深めてもらうための試みを行いました。今年度のシンポジウムは”Innovative Science and Technology after the Emergence of COVID-19”のテーマのもと、COVID-19の流行下において人々が新たな行動様式を受け入れざるを得ない状況下で、あらたに出現および発展している科学技術を俯瞰することで、新たな研究を推進する機会とすることを目的に発表が行われました。本シンポジウムの基調講演は、Sven Groppe 先生 (Lübeck大学)、Jens Sobek 先生 (Zurich大学)、Domenico Furfari 先生(AIRBUS Operations GmbH)、Jai Pal Mittal 先生(インド国立科学アカデミー)の4氏よりそれぞれ一時間の講演をしていただきました。また、招待講演として、岸本 喜久雄 先生(NEDO技術戦略研究センター)、鳥海 不二夫 先生(東京大学)、葛谷 明紀 先生 (関西大学)、佐野 雄二 先生 (分子科学研究所)、川井 清彦 先生 (大阪大学)、田中 秀和 先生 (大阪大学)の6氏より40分の講演をしていただきました。そのほかにも大学や企業の若手研究者19名より20分の招待講演をしていただき、口頭発表は合計29件と例年より多い発表数となりました。いずれの発表も、情報、量子科学、材料、ビーム、生体、分子、ナノテクノロジーの分野での最先端の内容を紹介するもので、活発な質疑応答が行われました。口頭発表の視聴者は最大102名でした。また、ポスター発表は学生若手研究者職員により44件の発表が行われ、最大の視聴者は114名でした。なお、6名の方にポスター賞が授与されました。
時差のある海外からのオンラインでの発表が含まれ、通常とは異なる時間帯で行われるシンポジウムとなることで参加人数の減少が懸念されましたが、多くの方が参加され、結果として盛会といってよいシンポジウムになったと思います。講演およびポスター発表をしていただいた先生方と若手研究者の皆様、シンポジウムの運営を支えていただいた教職員や事務職員、戦略室、広報室、技術室の方々に深くお礼を申し上げます。
- 日経ウーマノミクス・プロジェクト「2021シンポジウム」に参加しました。
- 2021年7月
日経ウーマノミクス・プロジェクト実行委員会(日本経済新聞社)主催の学生・高校生応援イベント、「2021シンポジウム Are you ready? SDGsが拓く未来」(2021年7月13日)の大学生SDGs座談会・コンテスト部門に、産研の女子学生メンバーが大阪大学の代表として参加し、見事「三洋化成工業 優秀賞」を受賞しました。大井 彩裕美さん(産研・工 M2、家研究室)、宇都宮 桜さん(産研・工 M1、家研究室)、He Yuntingさん(産研・生命機能 M1、永井研究室)がチーム「asiam-アザイム-」を結成し、産研協働推進チームの服部 梓准教授らの強力なサポートを受け、学内でSDGsに関する勉強会やミーティングを重ね、議論を行い、SDGsの目標を理解し、課題を探求してきました。所内からは所長、戦略室、広報室、学内からは社会ソリューションイニシアティブ(SSI)の伊藤 武志教授、男女協働推進課からの協力をいただきました。
コンテストでは、「As I am. 日々の暮らしの中で、自分らしくアクションを!」と題して、各メンバーの産研で行っている最先端の研究成果を紹介し、これらのクリーンエネルギー研究を起点に世界の環境問題の解決を目指すことを提示しました。SDGsの目標達成のためには、多くの人が正しく認知し、具体的な行動につながることが重要であるため、SNSでの発信、学内外でのプロモーション等、チーム「asiam」で積極的に広報も行ってきました。発表では、「いいね!の世界のために私たち一人一人がムーブメントを起こそう!」と力強く呼びかけました。
自分たちの研究を起点にした、非常にわかりやすくまとまった発表であったことが評価され、受賞につながりました。
受賞の報告のため関野 徹所長を表敬訪問した折には、「ダイバーシティに富んだ最先端の研究が高く評価されたとのこと、産研らしさが存分に発揮されうれしく思います。」とお言葉をいただきました。
また、西尾 章治郎総長を表敬訪問した際には、社会と共創による「生きがいを育む社会」の創造という本学の理念の中での産研チームの活躍をお喜びいただき、「本学ではSDGsを人類の未来を構想するための重要な道標と位置づけ、社会の様々なステークホルダーと協働するためのグローバルなプラットフォームと捉え、研究活動を積極的に展開しています。引き続き、皆さんの精力的な活動に期待しています。」と激励をいただきました。
産研では、これからも産研協働推進チームを中心にして、ダイバーシティ&インクルージョンの推進活動を積極的にすすめ、より良い社会の実現に貢献していきます。
2020年度
- 第2回産研女性サミットを開催しました
- 2021年2月
1月26日に、産研の女性所員が所内でより一層活躍できる環境の構築に向けて、産研所属の全女性所員を対象にして、立場の垣根を超えた忌憚のない意見を交換するための第2回産研女性サミットが開催されました。女性教職員を対象とした第1回目から、学生を含む全女性所員に拡大し、英語での対応もしました。感染症対策のため、オンライン参加者がメインになったため、参加者同士の交流・討論は出来ませんでしたが、参加者は、所外、学外からの参加者を含む105名が参加しました。
2020年12月に発足した「産研協働推進チーム」の紹介と産研のダイバーシティ推進についての関野 徹 所長のご挨拶から始まり、工藤 眞由美 理事・副学長、男女協働推進センター長より、ダイバーシティ推進を加速させ、一緒に変えていきましょう、と激励のメッセージの後に、参加者は提供されたランチに舌鼓を打ちながら、産研協働推進チーム・チームリーダーの服部 梓 准教授からダイバーシティ&インクルージョン推進の意義と個人の姿勢と課題について、緩やかな内容で講演がありました。最後に男女協働推進センター兼任教員 家 裕隆 教授から閉会の挨拶があり、サミットは幕を閉じました。
参加時の事前アンケートでは約70%の参加者が大阪大学の行っているダイバーシティインクルージョン活動をよく知らないと回答し、関心の少なさが浮き彫りになりました。事後アンケート(60名が回答)では、約90%の参加者がサミットの内容に満足し有意義であり、80%以上の参加者が大阪大学の実施しているダイバーシティインクルージョン活動についての理解が深まったと回答しました。
産研協働推進チーム・チームリーダー服部 梓 准教授は「ダイバーシティインクルージョン活動は大学執行部のため、女性研究者のためだけに行っているのではなく、すべての構成員(男性、女性、教員、職員、学生、国籍の区別なし)のためのものです。誰かが進めてくれるから私なんて、、、という無関心をやめて、個々人が小さな挑戦を始めて、より良い産研の実現を目指していきましょう。”SO GOOD SANKEN!”ですね。」と語っていました。産研協働推進チームメンバーで、サミットの司会を務めた奥村 由香 技術職員は、「この活動を通して、構成員全員が産研は楽しく研究できる、働ける研究所となって、阪大のロールモデルになれるように頑張りたいですね。」と抱負を述べていました。
産研協働推進チームは、全所員がそれぞれの個性を武器として、失敗を恐れず新たな自分に向かってわくわくしながらチャレンジし続けることができる環境を目指して、男女協働推進だけでなく、広範にわたる、ダイバーシティ&インクルージョンの推進活動を進めています。ランチサミットにかかわらず色々な活動を主導、支援していきます。所員皆様の積極的な参加、応援をお願いします!
- 産研国際シンポジウム開催
- 2021年1月
令和3年1月8日(金)から9日(土)に、The 24th SANKEN International Symposium、 ならびにThe 19th SANKEN Nanotechnology International Symposium、The 8th Kansai Nanoscience and nanotechnology International Symposium、The 16th Handai Nanoscience and nanotechnology International Symposium、The 2nd AIRC-ISIR International Symposiumが開催されました。今回の産研国際シンポジウムは、2021年に阪大90周年・大阪外大100周年を迎える最初の記念イベントの位置づけとなり、西尾総長、河原理事からのご挨拶をいただきました。シンポジウムの企画段階で、世界的に流行している新型コロナウイルスの感染状況が収束していなかったため、これまでの対面形式からオンライン形式へと変更しました。これが功を奏して、産研国際シンポジウム初日の1月8日に、新型コロナウイルス感染症拡大防止のための緊急事態宣言が発令される事態となりましたが、運営に大きな支障は出ませんでした。
今回の産研国際シンポジウムはLife and Environmental Sciencesをテーマとして、産研が得意とするデバイス、情報、材料、量子ビーム、化学、生物、ナノテクノロジーに関する知見や技術をどのように展開していくのか探ることを目的とし、国内外の著名な招待講演者14名の方々に本テーマに関する最先端の研究成果をご講演いただきました。特に、産研および阪大にとって極めて重要なGlobal Knowledge Partnerの1つであるUniversity of Groningenからは、2016年にノーベル化学賞を受賞されたFeringa先生をお迎えして「The Art of Building Small」のタイトルでご講演いただきました。独創的な分子レベルの精密デザインから,次世代の創薬等のLife Science,ゼロエミッション実現に向けたEnvironmental Scienceに繋がる画期的な成果を、有機化学を専門としない聴講者にもわかるように丁寧に説明いただき、多くの聴講者が「歴史的創造」の研究内容に惹きつけられました。今回のシンポジウムでは、阪大の全学的イベント、オンライン形式、Feringa先生の講演の相乗効果もあり、例年の3倍近い389名の方に参加登録いただきました。残念ながら、今回は活発な議論・交流の場となるポスター発表や懇親会を設定いたしませんでしたが、従来の講演後の口頭での質疑応答に加えて、チャットやメールを通じた新しいスタイルの熱いデイスカッションが2日間にわたり行われました。
最後に、オンライン会議システムの導入、招待講演者との接続テスト等、新たな形式に試行錯誤でしたが、裏方となってこれらの運営を支えていただいた教職員や事務職員、戦略室、広報室、技術室の方々、そして様々な煩雑な事務手続きにも快くご協力いただいた事務部の皆様に、改めてお礼を申し上げます。
- 第5回産研ホームカミングデイを開催しました(山口明人先生より報告)
- 2020年12月
2020年11月20日、恒例の産研ホームカミングデイが学術講演会に先立って開催されました。折からのコロナ騒動の最中とあって、オンライン形式の開催となり、どうなることやらと心配していたのですが、産研技術室の奥村さんをはじめとするスタッフの皆さんの周到な準備のおかげで、つつがなく挙行できたことをまず感謝したいと思います。
講師には、3年前に産研をご退職された安蘇芳雄先生にお願いしました。安蘇先生は現在香川高等専門学校の校長を務めておられます。産研ご退職後に高専の校長先生を務められるのは、平成元年に奈良高専の校長になられた櫻井洸先生以来30年ぶりのことです。櫻井先生はその後、奈良先端科学技術大学の創設に関わりその初代学長にもなられた我々の大先輩です。安蘇先生は、高松の宿舎からのオンライン講演となりました。ご講演では、香川高専の成り立ちから、最近の活動内容や、学校生活の模様など、大学とはまた一味違った状況を詳しく物語ってくれました。香川高専が全国高専ロボット競技会で何度も優勝している強豪校であるのを初めて知りました。安蘇先生の学生たちに対する温かい眼差しを強く感じた講演でした。高専は企業への就職や大学編入にも有利なことを知り、思わず、私の孫も高専に行かせたいと思ったほどですが、あいにく大阪や東京には高専が身近にないのですよね。
夕方催されたオンライン飲み会にも安蘇先生は出席され、よもやま話に花が咲きましたが、3年間の短期高松転勤にもかかわらず、奥様が同伴されて、毎日仲睦まじくお過ごしのご様子には羨ましく感じました。夫源病や熟年離婚などがもてはやされる高齢化時代に、夫婦水入らずの第2の新婚生活を満喫できるのは、やっぱり先生のお人柄というか、日頃の行いの良いせいですね。我が身を省みて反省。
- 第76回産研学術講演会を開催しました。
- 2020年12月
学術講演会が2020年11月20日(金)に開催されました。今年度はコロナ新時代における新たな取り組みとして全面WEBでの開催となりました。「基礎科学で拓く産業の未来」をテーマに、国立研究開発法人理化学研究所放射光科学研究センター長の石川哲也氏による学外講演「アフターコロナと科学技術」を皮切りに、各部門・センターから千葉大地教授による「スピントロニクスと放射光オペランド計測」、細貝知直教授による「レーザー駆動粒子加速とパワーレーザーの利用研究」、藤塚守教授による「高速レーザー分光による高活性励起状態化学」、吉田陽一教授による「「量子ビーム」の可能性」、櫻井保志教授による「ビッグデータのためのリアルタイムAI技術」と題した学術講演が行われ、併せて全研究分野によるポスター発表がWEB上で行われ、活発な議論が交わされました。
2019年度
- 第3回 大阪大学-グローニンゲン大学 データワークショップを開催
- 2020年3月
2020年3月2日(月)、3日(火)に、本学のグローバルナレッジパートナー(戦略的パートナー)であるグローニンゲン大学との間で "Workshop of AI Center of Institute for Scientific and Industrial Center, Osaka University and Groingen Cognitive Systems and Materials Center (CogniGron)" が開催されました。
このWSに先立ち、両大学の最新の教育研究活動を紹介するプレナリーセッションや国際共同学位プログラム締結に向けた情報・意見交換会も並行して行われました。
本学グローバル連携担当の河原理事・副学長、産業科学研究所からは小口副所長・櫻井AIセンター教授の他11名の教員・学生、理学研究科からは小川教授・久保教授・Baiotti教授、薬学研究科からは平田教授、GIセンター大林准教授、本部国際部職員が、グローニンゲン大学からはZernike Institute of Advanced Materialsの Casper van der Wal所長以下AI分野の教員や研究者が参加し、共同研究のマッチングやプロジェクトの立案のために個別集中的な研究発表と議論が行われました。
また、両大学間の理学、薬学分野での博士課程ダブルディグリープログラムの締結に向けた情報・意見交換も行い、具体的な作業を進める段階に至りました。両大学の教育学術交流における更なる進展が期待されます。
- 淡路夢舞台国際会議場でThe 23rd SANKEN International Symposium and The 18th SANKEN Nanotechnology International Symposium “Scientific and Industrial Research for Space Age”を開催!
- 2020年1月
令和2年1月9日(木)から10日(金)に、淡路夢舞台国際会議場においてThe 23rd SANKEN International Symposium、ならびにThe 18th SANKEN Nanotechnology International Symposiumが開催されました。今回は、「宇宙」をテーマに掲げ、産研が得意とするデバイス、情報、材料、量子ビーム、化学、生物、ナノテクノロジーに関する知見や技術を、今後の宇宙開発にどうやって展開するか探ることを目的としました。およそ10年ぶりに淡路での開催となり、144名もの教職員と学生が参加し、2日間、熱い議論が行われました。シンポジウム最初のセッションで、アメリカMITのChristpher E. Carr教授により、火星における生命探索に関する壮大なテーマの基調講演が行われ、多くの聴衆が惹きつけられました。シンポジウムの最後のセッションで、JAXAの川口淳一郎先生には基調講演として、はやぶさ1号プロジェクトの話題から若手研究者へのメッセージまで、熱のこもったご講演をいただきました。その他にも国内外12名の招待講演者をお招きし、宇宙時代における産業科学に関連する最先端の研究成果に関するご講演をいただきました。
初日の夕方から開催されたバンケットでは、草月流いけばなの白崎秋峰さんによるアトラクションが催され、参加者全員でいけばなを体験し、一緒に作品を作り上げました。名実ともにシンポジウムに花を添えるイベントとなりました。
前日には強風のため、明石海峡大橋が通行止めになるというハプニングに見舞われ、開催すら危ぶまれましたが、無事開催することができました。
最後に、裏方となって運営を支えていただいた事務補佐員や職員、技術室の方々、そして様々な煩雑な事務手続きにも快くご協力いただいた事務部の皆様に、実行委員長として改めてお礼を申し上げます。
- 第93回産研テクノサロン開催
- 2019年8月
8月2日(金) 13時30分から産業科学研究所(産研)と産業界を繋ぐ会である第93回産研テクノサロンを大阪富国生命ビル4階において開催しました。今回のテーマは、急速な市場拡大を続ける人工知能(AI)の活用に焦点を置いた「AI活用で新境地を開く 」と し ま し た 。 講演では、野村総合研究所の桑津浩太郎氏が広範な社会におけるAI活用の可能性と実例を紹介し、続いて株式会社ダイセルの小園英俊氏が生産革新とAI活用について、田辺三菱製薬株式会社の清水良氏が臨床試験効率化AIにたどり着くまでの導入事例について講演されました。さらに産研の八木教授がSociety5.0実現に向けたAI活用事業について、そして最後に内閣府審議官の佐藤文一氏が政府の策定した「AI戦略2019」について講演されました。今回は、会場の定員を大幅に超える89名が参加者し、皆さん熱心に聴講され、意見交換会においても講演者を囲んで熱のこもった議論や活発な質疑応答がなされました。
- ものづくり教室 2019 開催
- 2019年8月
8月7日(水)~9日(金)の3日間、小学4年~6年生を対象とした体験学習「ものづくり教室」を開催しました。今回は「電子回路で発電防災グッズを作ろう!」をテーマとして、電子回路でラジオやランタン、モバイルバッテリ等の災害時に必要な防災用品を作製しました。また手回し発電機も使い、発電の楽しさも知ってもらいました。 科学のお話しでは、田中慎一郎先生、藤乗幸子先生、入澤明ものづくり教室 2019 開催典先生にご講演いただき、スライドや実験を交えながら、科学の不思議を子供達に伝えていただきました。
ものづくり教室は今年度で14回目を迎えました。毎年準備等でスタッフの負担が大きいですが、保護者の方から「この経験は娘の宝物になります。」という感謝のお言葉をいただいた時は心から達成感を感じました。これからも子供達の心に残るようなものづくり教室ができるよう続けていきたいと思います。
- 第9回物質・デバイス領域共同研究拠点活動報告会、平成30年度ダイナミック・アライアンス成果報告会
- 2019年7月
拠点およびアライアンス事業に関する標記活動・成果報告会が、「進化し続ける共同研究拠点組織」と題して7月1日(月)・2日(火)に千里ライフサイエンスセンターにて開催されました。 文部科学省研究振興局学術機関課の西井知紀課長による本拠点活動への期待を込めた来賓挨拶の後、「ダイナミック人材展開・若手育成」、「研究力強化」、「国際連携」、「異分野融合」および「多様な共同研究拠点」の各観点に合わせた講演が行われ、来賓の外部有識者からは社会実装を見据えた研究発表に高い評価を頂きました。 初日の講演終了後には「第1回物質・デバイス共同研究賞」受賞式が行われ、10件の研究課題へ同賞が授与されました。初日は約217名、2日目第9回物質・デバイス領域共同研究拠点活動報告会、平成30年度ダイナミック・アライアンス成果報告会は約209名の参加があり、両日に渡り行われたポスターセッション(緩やかな連携を組む他の拠点からの報告を含む全97件)を含めて活発な情報・意見交換がなされ、2日間ともに盛況に終えました。
- 総合解析センター 設立10周年記念セミナー&先端研究基盤共用促進事業ナノ構造量子解析S成果報告会 開催
- 2019年6月
- セミナーの様子
6月27日(木)に産業科学研究所管理棟講堂で開催されました。大阪大学オープンファシリティー推進支援室の高木淳一室長と菅沼克昭所長の挨拶に始まり、理学研究科の村田道雄教授、ナノサイエンスデザイン教育研究センターの竹田精治特任教授、東京大学の藤田誠教授、徳島文理大学の山口健太郎教授から、それぞれ核磁気共鳴法、透過型電子顕微鏡、単結晶X線回折、質量分析の最先端技術に関する研究が紹介され、活発な意見交換が行われました。延べ出席者数は、研究所内外から80名以上にのぼりました。先端研究基盤共用促進事業ナノ構造量子解析S成果報告会のポスター発表では機器共用に関わる大阪大学内の教職員から共用機器を活用した研究や機器紹介が行われ、大変賑やかな会になりました。
- 産研オープンインスティチュート 開催
- 2019年5月
今年で第3回目となる産研学生のためのオープンインスティチュートを令和元年5月25日(土)の午後に開催しました。今回は、今年から始まった「学問の扉」で産研が担当している講義の学生にも参加を促したこともあり、過去最高の42名の方に参加していただけました。その中で他大学からの参加者も着実に増えています。当日は、まず産研や各部門の説明の後、3時間にわたり研究室見学を行いました。他大学から希望する目的の研究室の見学に来られた方や、「学問の扉」で参加され、AIの説明を大変熱心に聞いていらした経済学部の方など、様々な方が、それぞれ産研の最先端の研究に触れ、興味を持っていただけたようです。次回以降、“産研に来て研究がしたい”と、もっと思ってもらえるような見学会にしたいと思いますので、ぜひご意見をお寄せください。
- いちょう祭 一般公開
- 2019年5月
- 受付の様子
- 一般公開の様子(スライム作成)
- 産研サイエンス教室の様子(担当:菅 晃一 助教)
- ロボットアクセサリー作りの様子
- サイエンスカフェの様子 (担当:川井 清彦 准教授、白井 光雲 准教授、曽宮 正晴 助教、上谷 幸治郎 助教、原 聡 助教)
いちょう祭は、大阪大学の創立記念日(5月1日)を祝し、新入生の皆さんを歓迎するとともに学生・教職員・地域の方との親睦を図る行事です。今年は、「産業と未来をつなぐ科学」と題して研究所の一般公開を行いました。昨年につづき小中学生向けの「産研サイエンス教室」を開講、霧箱で放射線の飛跡を観察する実験を行いました。またサイエンスカフェでは、様々なトークテーマで気軽に科学の話を楽しんでいただきました。今年は1日のみの開催でしたが474名の方にご来場いただきました。
2018年度
- 第7回 imec Handai International Symposiumをimecで開催
- 2018年7月
7月3日(火) Belgium, Leuvenの世界最先端コンソーシアム imecにて、第7回imec Handai International Symposiumを開催しました。
このシンポジウムは、2011年11月に産研とimec間で締結したCollaboration Framework Agreement(包括共同研究契約)に基づき、第1回を産研で開催以降、毎年開催しています。今年度の5月から新たに情報科学研究科も本契約に加わり、多岐にわたる技術分野での共同研究、学生・教官交流もできるようになりました。
今回のシンポジウムでは、情報科学研究科からの発表も加わり、情報科学、量子エレクトロニクス、フレキシブルウエアラブルエレクトロニクス、ナノバイオエレクトロニクス分野で、菅沼所長及びChris Van Hoof imec fellowの基調講演を含め、阪大9件、imec10件の相互の話題提供があり、総勢50名程度の参加者で、活発な技術討議、情報交換がなされました。imecとの良好かつ強固な連携は引き続いて進めていきます。
- ダイナミック・アライアンスおよび物質・デバイス領域共同研究拠点成果報告会
- 2018年6月
6月28日(木)〜29日(金)に北海道大学にてアライアンス・拠点成果報告会が二日間で延べ400人の参加者を得て開催されました。今回は両事業が相補的かつ一体的に取り組まれていることを踏まえ、初めて合同プログラム形式として行われました。来賓の文部科学省研究振興局 西井知紀学術機関課長および開催校の西井準治北大理事・副学長の挨拶、村松淳司多元研所長(拠点本部長)、菅沼克昭産研所長(アライアンス事業本部長)による成果概要報告につづき、研究力強化、国際連携、人材育成および産学イノベーションの観点別セッション構成によるアライアンス研究者および拠点利用者による講演・ポスター発表のほか、宮原裕二東京医科歯科大生体材料工学研究所長(生体医歯工学拠点長)による特別講演などが行われ、活発な議論と意見交換がされました。
- 第17回 産研ざっくばらんトーク開催(産研協会より)
- 2018年6月
6月26日(火)、大阪富国生命ビルにおいて、第16回産研ざっくばらんトーク開催しました。
※産研の教員が研究内容を分かりやすく紹介するとともに双方向の会話を通じて、研究や技術について理解を深めていただく交流会スタイルの勉強会です。
今回の話題提供:能木 雅也 先生(大阪大学 産業科学研究所 教授)
「ナノセルロース、透明な紙、ペーパーエレクトロニクス」
産研ざっくばらんトークの詳細はこちら
- 産研オープンインスティチュートを開催
- 2018年5月
産研は、総合理工型研究所として情報・量子科学系、材料・ビーム科学系、生体・分子科学系、そしてナノテクノロジーを中心とした最先端の科学研究を行っていますが、教育においても、理学、薬学、工学、基礎工学、情報科学、生命機能の6研究科から学生を受け入れ、教育・研究指導を行っています。
そこで、産研では、大学院で最先端の研究がしてみたいと考えている学生や、ポスドクとして研究を希望する方を対象とした研究説明会&研究室公開イベント「産研オープンインスティチュート」を、年1回開催しています。第2回目となる今年は、5月26日(土)に開催し、大阪大学内外から7名の学生が参加してくれました。今後も、産研の魅力ある基礎研究と産業への応用を広く伝えていけるよう努めます。
- ドイツ・ケルン大学と学術交流協定を締結
- 2018年5月
- 所長室での調印式の様子
- 講演会の様子
産業科学研究所はUniversity of Cologne, Faculty of Mathematics and Natural Sciences (ドイツ)との間で部局間学術交流協定を締結し、同校よりGuenter Schwarz教授・学部長、安藤陽一教授(元産研教授)およびSanjay Mathur教授の3名を迎えて5月14日(月)に調印式および講演会を行いました。ケルン大学は1388年に設立されヨーロッパ最古の大学のひとつであり、今回協定を締結した数学および自然科学部を始めとした6学部のほか、大学附置センターや研究機構を擁する学生数5万人、教職員数8000人を超えるドイツでも最大規模の中核大学です。本協定では、ナノ・材料・物性分野などを中心とした研究交流のほか、ダブルディグリー制度やインターンシップなどによる学生・若手研究者交流の推進も計画しています。
- 平成30年度第1回(第87回)産研テクノサロンを開催
- 2018年5月
5月11日(金)大阪富国生命ビルにおいて産研テクノサロン「微生物のバイオテクノロジー」が開催されました。
産研テクノサロンの詳細はこちら
- いちょう祭 一般公開
- 2018年5月
- いちょう祭 サイエンスカフェの様子 (産研の学生さんがわかりやすく研究内容を紹介しました。)
- 子供サイエンス教室の様子
- フォトプロップスで記念撮影
- ものづくり体験の様子
- 一般公開の様子
いちょう祭は、大阪大学の創立記念日(5月1日)を祝し、新入生の皆さんを歓迎するとともに学生・教職員・地域の方との親睦を図る行事です。今年は、「インスタ映え!?魅せるサイエンス一挙公開!」と題して研究所の一般公開を行いました。今年は初の試みとして「子供サイエンス教室」を開講。ちびっこたちが元気に科学のクイズに答え、科学の面白さを経験してもらえたのではないかと思います。2日間で786名の方にご来場いただきました。
- 第16回 産研ざっくばらんトーク開催(産研協会より)
- 2018年4月
4月17日(火)、大阪富国生命ビルにおいて、第16回産研ざっくばらんトーク開催しました。
※産研の教員が研究内容を分かりやすく紹介するとともに双方向の会話を通じて、研究や技術について理解を深めていただく交流会スタイルの勉強会です。
今回の話題提供:田中 秀和 先生(大阪大学 産業科学研究所 教授)
「超薄膜ナノ構造で変わり者電子を操る。 ~次世代酸化物エレクトロニクス~」
産研ざっくばらんトークの詳細はこちら
2017年度
- 平成29年度 最終講義、さよなら茶話会を開催
- 2018年3月
平成29年度は、安蘇芳雄教授、松本和彦教授、真嶋哲朗教授の最終講義と、今年度定年退職される5名の方々を対象としたさよなら茶話会が、産研内で開催されました。
最終講義は3月8日及び14日に講堂で行われ、安蘇教授は「構造有機化学から機能有機化学へ」、松本教授は「デバイスの極限を求めて40年」、真嶋教授は「ビーム機能化学」と題し、それぞれ力のこもった講義に、学内外からの参加者は皆熱心に聞き入っていました。
また3月23日にサロン・ド・サンケンで開催されたさよなら茶話会では、残念ながら主賓のお一人である松本教授が急遽欠席となりましたが、安蘇教授、真嶋教授、小林一雄助教、田中良和事務部長の4名を囲み、終始和やかなムードの中、大盛況のうちに終了しました。
- 「第5回産研OB・OG/学生交流会」を開催
- 2018年3月
3月12日、産研講堂およびSalon de SANKENにて、産研院生会議、産業科学連携教育研究センター、企画室の共催により「第5回産研OB・OG/学生交流会」を開催しました。
今回は、三菱電機株式会社 先端技術総合研究所 佐野 壮太さん(大岩研卒)、塩野義製薬株式会社 創薬疾患研究所 粕谷 武史さん(黒田研卒)をお迎えし、これから社会へ出る後輩へ向けて、就職活動の経験談、社会に出てわかる産研の強み、学生時代にしておくべきこと、企業で働くということ等アドバイスを頂くとともに、質疑応答や交流が行われ、OBと学生の親睦が図られました。
- 平成29年度「ハラスメント防止に関する研修会」開催
- 2018年2月
平成30年2月22日(木)、産業科学研究所講堂において「ハラスメント防止に関する研修会」を開催いたしました。
本研修会は、ハラスメントに対する理解を深め、良好な組織環境を形成することを目的として、毎年所内で行っているものです。
今年度は、本学ハラスメント相談室・特任教授 座古 勝先生による「なぜ起こるアカデミック・ハラスメント、―現状とその対策―」と題した研修となりました。
74名の教職員及び学生が参加し、パワハラおよびアカハラの定義や主な要因の分析をはじめ、防止に向けての取り組み方を学びました。また、本学における最近の動向、具体的なケースについても説明があり、2次被害防止のため、被害者への対応で考慮すべき事柄についても学ぶことができました。
最後に、ハラスメントの防止には、お互いが研究や業務の場において、必要な人間であると認識し合い、コミュニケーションを大切にすること、教員・上司は、言動の影響力の大きさをあらためて自覚し、信頼関係を構築することが重要であるとの説明がありました。
今年度の研修会もハラスメント防止に対する意識の向上を図る大変良い機会となりました。
- 平成29年度第4回(第86回)産研テクノサロンを開催
- 2018年2月
2月2日(金)大阪富国生命ビルにおいて産研テクノサロン「情報テクノロジーイノベーションに向けて」が開催されました。
産研テクノサロンの詳細はこちら
- 第15回 産研ざっくばらんトーク開催(産研協会より)
- 2018年1月
1月26日(金)、大阪富国生命ビルにおいて、第15産研ざっくばらんトーク開催しました。
※産研の教員が研究内容を分かりやすく紹介するとともに双方向の会話を通じて、研究や技術について理解を深めていただく交流会スタイルの勉強会です。
今回の話題提供:関野 徹 先生(大阪大学 産業科学研究所 教授)
「低次元ナノ構造チタニア ~環境・エネルギー・デバイス・医療へ向けて~」
産研ざっくばらんトークの詳細はこちら
- 国際シンポジウムを開催
- 2018年1月
平成30年1月16日(火)、17日(水)の両日に、大阪大学銀杏会館において第21回大阪大学 産業科学研究所国際シンポジウム(第16回大阪大学産業科学研究所産業科学ナノテクノロジーセンター、および、第5回 関西ナノテク・第13回 阪大ナノテク国際シンポジウムとの共催)を開催しました。また、平成30年1月17日(水)には、第1回産研頭脳循環プログラムシンポジウムを開催いたしました。いずれのシンポジウムも盛会で活発なディスカッションが交わされました。関係者の皆様、ご参加頂いた皆様ありがとうございました。
- 産研-蛋白研 合同技術報告会
- 2017年12月
平成29年12月22日(金)に産業科学研究所技術室と蛋白質研究所技術室の合同技術報告会を開催いたしました。本報告会は2015年度より開催しており、今回で3回目を迎えました。また今年度は本研究所の技術室設置35周年、技術室報告会開催30回の節目の年となり、特別企画として女性技術職員よるポスター発表を行い、大阪大学で初の女性技術職員の発表の場となりました。
- 第14回 産研ざっくばらんトーク開催(産研協会より)
- 2017年12月
12月8日(金)、大阪富国生命ビルにおいて、第14産研ざっくばらんトーク開催しました。
※産研の教員が研究内容を分かりやすく紹介するとともに双方向の会話を通じて、研究や技術について理解を深めていただく交流会スタイルの勉強会です。
今回の話題提供:黒田 俊一 先生(大阪大学 産業科学研究所 教授)
「ヒト型嗅覚センターの開発 ~匂い定量化による新しいビジネス~」
産研ざっくばらんトークの詳細はこちら
- 産研ホームカミング特別講演会
- 2017年11月
昨年から、産研学術講演会の前座として実施している産研ホームカミング特別講演会ですが、第2回の本年は元産研所長・川合知二先生をお迎えして、「これからの科学技術と産研の未来」と題して1時間たっぷりご講演いただきました。産研にナノテクノロジーセンターを設立し、我が国ナノテク研究の一大拠点に育て上げられた先生らしく、まずナノテクが社会にすっかり定着した現状から説き起こし、世界の科学がIoTに向かう中で日本の科学力の低下が深刻な状況にあること、それを突破するには次世代のナノIoTの研究に注力し、リーダーシップを発揮すべきこと、さらにその先のAIの展開の重要性を熱っぽく語られました。進化に生き残るものは最も力の強いものではなく、変化に対応できるものだというダーウインの言葉を引用して、いち早く情報科学の部門を取り入れた産研は変化に対応できる研究所であるという力強いエールも頂きました。産研のOBが退職後も第一線で活躍し生き生きと輝いておられるのを拝見するのは、私たち後進にも本当に力づけられます。産研ホームカミングデイがOBの皆様の間でもっと定着し、この日にみなさんが集えるよう、同窓会としてもさらに広報に力を入れていきたいと思っています。
- 第73回学術講演会 開催
- 2017年11月
平成29年11月22日(水)に第73 回学術講演会が開催されました。今回は近年あらゆる分野に大きく関わりはじめているAI(人工知能)の最近の動向について、産業科学研究所の構成員の相互理解を深めることを目指し、「産業科学におけるAIのインパクト」をテーマとしました。中谷和彦所長の挨拶に引き続き、大阪大学名誉教授で米国国防総省空軍科学技術局東京オフィス科学顧問の元田浩先生に「データサイエンス時代の人工知能-課題と挑戦」と題してご講演頂き、その後、各研究部門を代表して、駒谷和範教授、能木雅也教授、西野邦彦教授、田中秀和教授に、現在の研究内容とAIとの接点を浮き彫りにするご講演を頂きました。また、36題のポスターセッションも同時に開催され、熱いディスカッションが交わされました。
- 平成29年度第3回(第85回)産研テクノサロンを開催
- 2017年11月
11月10日(金)大阪富国生命ビルにおいて産研テクノサロン「サイエンス型産業イノベーションに向けて」が開催されました。
産研テクノサロンの詳細はこちら
- サイエンスセミナーを開催
- 2017年11月
11月10日(金)に奈良市立一条高校数理学科2年生40名が来訪し、小林光教授によるセミナー「研究とは何か!半導体デバイスの開発」を受講し、小林研究室で最先端研究を体験しました。また、総合解析センターにて最先端の機器分析利用法を学習しました。「実際にシリコンウエハを観察し、表面構造により色や性質も大きく変わることが分かり楽しかった。」、「多くの実験機器に触れて視野が広がった。もっと時間がほしい。」、「課題研究でNMRを使っていて、専門の方から詳しくお話が聞け、理解が進んだ。」などの感想が聞かれ、充実したセミナーとなりました。本セミナーは、中高生の科学研究実践活動推進プログラム(JST)の一環として行われました。
- 第13回 産研ざっくばらんトーク開催(産研協会より)
- 2017年10月
10月27日(金)、大阪富国生命ビルにおいて、第13回産研ざっくばらんトーク開催しました。
今回の話題提供:槇原 靖 先生(大阪大学 産業科学研究所 准教授)
「歩容認証、歩き方の個性に基づく個人認証」
産研ざっくばらんトークの詳細はこちら
- 阪大グローニンゲン大、4研究所キックオフシンポジウム
- 2017年10月
10月27日(金)にオランダ北部のグローニンゲン大学ゼルニケ先進材料研究所(ZIAM)にて、産研と蛋白研、グローニンゲン大学のゼルニケ先進材料研、生物分子科学バイオテクノロジー研の4研究所が連携して研究を進める学振2国間交流事業「分子技術多角的展開とMaterials Informatics」のシンポジウム「Kick-off Meeting(JSPS Symposium) for the ZIAM/GBB and ISIR/IPR Collaboration」が開催されました。
本シンポジウムは、産研から教員(13)、院生(6) 19名と事務職員2名、技術職員1名、蛋白研から教員(4)院生(1)の5名、理学研究科、基礎工学研究科、核物理研究センターから教員各1名の参加、また、大学本部からは国際担当副学長、国際部から3名の参加があり、総勢34名の大派遣部隊となりました。午前には、両大学の情報科学関連の現状と今後の展開、連携に関する講演があり、午後はMolecular Electronics、 Materials Science and Informatics、Bio-Science、Genetics and Informaticsのパラレルセッション講演、続いてポスター発表があり、活発な討論が行われました。
夕方には懇親会が開かれ、両大学の教員、若手の和やかな交流の場となりました。来年は両大学4研究所の院生を対象としたサマースクールが開かれる予定です。
- 第12回 産研ざっくばらんトーク開催(産研協会より)
- 2017年9月
9月15日(金)、大阪富国生命ビルにおいて、第12回産研ざっくばらんトーク開催しました。
今回の話題提供:沼尾 正行 先生(大阪大学 産業科学研究所 教授)
「人工知能とユーザ、聴衆のコラボによるコンテンツの生成」
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- ものづくり教室「エレキギターを作ろう!」を開催
- 2017年8月
8月8日(火)から8月10日(木)の3日間、ものづくり教室を産業科学研究所で開催しました。小学4年生から6年生が対象のものづくり教室には、約150名の応募があり、抽選で60名が参加しました。
今年は、これまでの電子工作部品の制作をブレッドボードに差し込む方法から基盤にはんだ付けを行う方法に変更し、より「ものづくり」を体験してもらえる内容にしました。子どもたちにとって難しかった部分もあったようですが、ギターを完成させ、最後に参加者全員で演奏した時には楽しそうで、ものづくりに対して・興味・関心を持ってもらえたのではないかと思っています。
- 平成29年度第2回(第84回)産研テクノサロンを開催
- 2017年8月
8月4日(金)大阪富国生命ビルにおいて産研テクノサロン「マテリアルイノベーションに向けてII」が開催されました。 産研テクノサロンの詳細はこちら
- グローニンゲン大学化学系学生の訪問
- 2017年7月
7月26日(水)に、大阪大学と交流協定を締結しているオランダグローニンゲン大学の化学系学生(修士課程学生、学部3年生の計13名)の受け入れプログラムを実施されました。
彼らの配属研究所が産研(ISIR)、蛋白研(IPR)と交流のあるグローニンゲン大学ゼルニケ先進材料研(ZIAM)や生物分子科学・バイオテクノロジー研(GBB)であるため、産研と蛋白研合同で彼らを受け入れる案がグローニンゲンの阪大欧州拠点(長谷拠点長)から提案され、産研大岩教授を実行委員長としてこのプログラムが実現しました。
当日は、産研、蛋白研の研究室見学ツアーを行うとともに、産研と蛋白研の大学院生とグローニンゲン大学生がグループに分かれてランチミーティング(サロン・ド・産研)を行いました。また、歓迎懇親会(蛋白研講堂)を開催し、 阪大生とグローニンゲン大生は予想以上に打ち解けて、討論会や懇親会を通しての交流が深まりました。
- 4周年迎えた産研定例記者会見
- 2017年7月
産研では、2013年7月より定例記者会見を実施しており、2017年7月18日(火)第49回産研定例会見を開催し、産研定例記者会見4周年を迎えました。また、定例会見終了後は、在阪報道機関との懇談会を開催し、産研の研究者と在版の記者の間で活発な意見交換がなされました。
産研定例記者会見は、「産業に活かす科学」を実践するため常に社会や産業界に情報を発信し、科学と社会を繋げることを目指してスタートしました。
「分かりやすい情報発信」をモットーに、産研に所属する研究者が、時にはデモンストレーションも交え、研究動向や成果、今後の展望などを発表してまいりました。
今後も広く社会に情報を発信し、新聞の科学欄からテレビの情報番組・一般誌まで、幅広いジャンルで産研が紹介されることで産学連携の活性化を図り、社会に貢献できる研究所として飛躍していきたい所存です。
- 第11回 産研ざっくばらんトーク開催(産研協会より)
- 2017年7月
7月12日(水)、大阪富国生命ビルにおいて、第11回産研ざっくばらんトーク開催しました。
今回の話題提供:古澤 孝弘 先生(大阪大学 産業科学研究所 教授)
「次世代半導体の微細化限界の打破は可能か?」
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- 第10回 産研ざっくばらんトーク開催(産研協会より)
- 2017年6月
6月16日(金)、大阪富国生命ビルにおいて、第10回産研ざっくばらんトーク開催しました。
今回の話題提供:真嶋 哲朗 先生(大阪大学 産業科学研究所 教授)
「ビーム機能化学への誘い」
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- 難治性疾患研究班の第1回研究班会議を開催
- 2017年6月
吉崎特任教授らの研究グループは、平成29年度より、厚生労働科学研究費補助金 難治性疾患等政策研究事業として「キャッスルマン病、TAFRO症候群その類縁疾患(略称)に関する調査研究」のための研究班をスタートさせ、平成29年6月10日(土)大阪大学産業科学研究所大会議室にて第1回研究班会議を開催しました。会議では、今後の活動について討論がなされました。
難病の患者は病因が不明で、適切な治療が受けられず、治療費用が高額になることもしばしばです。研究班では患者の経済的負担軽減のためにも、キャッスルマン病などの難治性疾患が指定難病となり、更に研究が進むように活動を続けてまいります。
- 平成29年度第1回(第83回)産研テクノサロンを開催
- 2017年5月
5月12日(金)大阪富国生命ビルにおいて産研テクノサロン「マテリアルイノベーションに向けて」が開催されました。
産研テクノサロンの詳細はこちら
- いちょう祭 一般公開
- 2017年5月
- オープンインスティチュートの様子
- いちょう祭 サイエンスカフェの様子
いちょう祭は、大阪大学の創立記念日(5月1日)を祝し、新入生の皆さんを歓迎するとともに学生・教職員・地域の方との親睦を図る行事です。産研では、「産研山もりサイエンス」と題して研究所の一般公開を行いました。また、5月1日には産研初の試みとして産研オープンインスティチュートも開催いたしました。
- 第9回 産研ざっくばらんトーク開催(産研協会より)
- 2017年4月
4月26日(水)、大阪富国生命ビルにおいて、第9回産研ざっくばらんトーク開催しました。
※産研の教員が研究内容を分かりやすく紹介するとともに双方向の会話を通じて、研究や技術について理解を深めていただく交流会スタイルの勉強会です。
今回の話題提供:大岩 顕 先生(大阪大学 産業科学研究所 教授)
「量子コンピューティングと量子通信 ~新しい情報処理の世界~」
産研ざっくばらんトークの詳細はこちら