大阪大学 産業科学研究所

ISIR OSAKA UNIVERSITY

物質・デバイス領域共同研究拠点

物質・デバイス領域共同研究拠点は、日本列島を縦断する5つの研究所(北海道大学電子科学研究所、東北大学多元物質科学研究所、東京工業大学化学生命科学研究所(旧資源化学研究所)、大阪大学産業科学研究所、九州大学先導物質化学研究所)が参画する全国規模のネットワーク型の共同研究拠点として、平成22年度に文部科学省の認定を受けて発足し、平成28年度からは新たに第2期の事業が開始された。本共同研究拠点では、これまでの「ネットワーク型共同研究拠点事業」をさらに機能強化して強力に推進することを目的に、本拠点を形成する5附置研究所間で推進する「ダイナミック・アライアンス事業」と密接に融合して実施している。  物質・デバイス領域共同研究拠点では、ナノシステム科学、物質創製開発、物質組織化学、ナノサイエンス・デバイス、物質機能化学の5つの研究領域において研究所間をネットワークで結合した「物質・デバイス領域」のネットワーク型共同研究システムを整備し、国公私立大学・公的研究機関・民間企業など全国に渡る機関からの一般および施設利用共同研究を広く公募して実施している。さらに、第2期では複数機関の研究者がチームを構成して実施する展開共同研究や、若手研究者を研究チームリーダーとして実施する長期滞在型COREラボ共同研究、大学院生を対象とした次世代若手共同研究、さらには産学連携や国際共同研究への展開など、新たなステージへ向けたプログラムを実施している。  これらネットワーク型の特性を活かした多様な先端的・学際的・分野横断的かつ組織的な共同研究の推進は、幅広い研究者コミュニティから強く要望されてお り、本事業の推進により我が国の物質・デバイス研究の飛躍的展開を実現するものである。

kyoten_gaiyou.jpg